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司馬遼太郎「功名が辻」にみる千代のコーチング 12

2006年04月09日 | 読書
年が明けた元亀三年の元旦、にわかに浅井方は大軍で横山城を取り囲んだ。
横山城の守備隊長は竹中半兵衛重治である。
半兵衛は美濃国菩提一万石の小領主の家の惣領で、早くから信長に属していた。
信長は、横山城の守備を木下藤吉郎に命ずるときに、その参謀長格として、この竹中半兵衛をつけたのである。
「知謀、神のごとし」と、いわれた人物である。
白皙、痩身、無口で同じ美濃出身の明智光秀と同じように、この当時珍しい読書人である。ただ、病弱で、たちの悪い咳をときどきする。
その生涯は三十六歳。自らの手で敵を倒したこ武功は一度もないが、大軍の駆け引きに於いては、天才軍師といわれた。
その半兵衛が、伊右衛門らの隊長代理になっていた。
この夜、夜半、横山城の周りがにわかに松明の火の海のようになった。
藤吉郎留守中の敵襲である。
伊右衛門は自分の持ち場の櫓の上から城外の敵の火を見、流石に体が震えた。
「殿、城をうって出ましょう。我らの手で敵将の首を獲るのじゃ」
吉兵衛が伊右衛門をはげました。
(なるほで、長政の首か)
千代がいつも言っているとおり、人は最大の目標に直進すべきものだ。
「されば、抜き駆けをするか」
悲壮な決意だ。この雲霞の大軍に伊右衛門主従だけで突き入ろうというのだ。
櫓から駆け下り、まっしぐらに大手門へ向かって走った。
すると、大手門の内側に十個ばかりのかがり火をたかせ、その中央で、しんと静まっている人の群れがある。
中央にいるのは、竹中半兵衛重治である。
「おお、先着は山内殿か」
半兵衛ほどの人物が山内伊右衛門の名前を覚えていてくれた。
「山内伊右衛門一豊でござりまする」
「存じあげている」
半兵衛はクスッと笑い、
「ときどき、お内儀から面白いお手紙を頂戴している」
「えっ」
千代は、半兵衛にまで出しているのか。
「雀が、ころがったそうですな」
「これはまた」
伊右衛門は恐縮した。そんなことまで書き送っているとは、どういう事だ。
「山内殿、夜明けを待って大手門を開く。全軍突出する。しかし、引き鉦とともに退く。その進退をお誤りあるな」
半兵衛はいかにも好意的である。千代の手紙で、伊右衛門を他人のようには思えぬのであろう。
「はっ」
半兵衛はにこにこして、
「一番槍をおつけなさい。この門の内側にぴたりと体をつけておいて」
「はっ」
伊右衛門主従は、門の傍まで駆けた。
やがて城内の武者は大手門の内側に続々と集まってきた。

開門と同時に半兵衛は、城内の鉄砲足軽を全員突出させて、敵に一斉射撃をあびせ、次に弓組を出し、さらに鉄砲組を出し、四段目で武者達の一斉突撃を命じた。
伊右衛門は先頭を駆けている。
敵の弾丸が左右をかすめて飛ぶ。
見方がばたばたと倒れた。
敵の矢が飛んでくる。
伊右衛門は敵の足軽隊に突入し、さらに駆けた。
最初の敵が伊右衛門の前にあらわれた。
「織田弾正忠の家来山内伊右衛門一豊」
と、伊右衛門が名乗りをあげると、敵は、
「草野河内守義仲」
と言いながら悠々と手綱をさばいている。
六尺近い大兵の男で、たくましい馬に乗り、金色燦然たる鯛の前立て打ったカブトをかぶり、黒具足に白い陣羽織を着ている。
どう見ても、万石取りの侍大将だ。
その前後に多数の騎士が群れている。
これでは、近づけぬと思ったとき、城壁の上で総指揮官竹中半兵衛が打たせる攻め太鼓が急調子になってきた。
織田方は、どっと押してきて、伊右衛門の周りに見方の騎馬が増え乱戦になった。
が、敵の人数は多く、しだいに押され気味になった。
そのとき、背後に半兵衛の鳴らす退き鉦が響き渡った。
伊右衛門等は逸散に城門へ逃げ帰った。
ついで半兵衛は、追ってきた敵に対して、すかさず鉄砲足軽を推進させて射撃させ、更に弓組といった具合に隙間なく射ち、その硝煙の消えぬうちに、騎兵突撃を命じた。
しかし、多勢に無勢、織田方の名有る武者が次々に討たれてゆく。
「知謀、神のごとし」と、いわれた竹中半兵衛もさすがに、手が出ないといった格好だ。
が、半兵衛は動じない。
「これで、いいのだ」
と、一見、虚しく見えるような防御戦を繰り返しては、損害を重ねている。
半兵衛のこの戦法には裏がある。
実のところ、半兵衛は浅井方が出陣、という気配が見えた瞬間、岐阜へ騎馬を飛ばし、藤吉郎に岐阜で大軍を集めさせ、急行して戦場後方へ出現させ、挟み撃ちにして、一挙に浅井軍を殲滅しようという作戦を立てた。
藤吉郎の軍が到着するまで、敵にこの作戦を気付かせてはならない。
その為、必死に抵抗している素振りを見せているのだ。
翌朝、半兵衛の計算通りに、藤吉郎の兵二千が戦場の南方にあらわれた。

つづく

千代の気配りは、戦場の竹中半兵衛にまで届いていた。

狐の嫁入り

2006年04月08日 | 身辺雑記
急にもの凄い風が吹いてきて、道路の砂埃が舞い上がり、雨がザッと降ってきた。
暫くして、陽が差してきて晴天になったが、雨はパラパラと降り続いていた。
こんな時には、狐に嫁入りだって言いましたよね。
雨が去った東の空に、こんな雲がありました。

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スーパー生鮮館 マルイチ

2006年04月07日 | 情報日記(スーパー他)
海老名市東柏ヶ谷2-9-1
電話 046-235-3339
営業時間 10:00~21:00
2006年3月23日開店
すえひろ→サイカマート→チコマートと代替わりしてきた店舗です。地元民の為にも末永く営業されることを望みます。

神奈川のスーパーマーケット
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コープかながわ 衣笠店

2006年04月06日 | 情報日記(スーパー他)
横須賀市衣笠栄町1-41
電話 046-853-2218
営業時間 10:00~20:00
2006年 4月 6日開店
2005年11月7日に閉店したスズキヤ衣笠店跡に開店、約200坪位の小型店。

このお店は、ミアではなくてフツーのCOOPでした。
以前、近所に有った、小さいCOOPのお店を閉店して、こちらへ移転したそうです。
年配のお客様が多いような印象を受けましたが、そのせいか惣菜などは少量パックの品揃えが比較的多かったように思います。
狭い店舗を有効に使おうと、冷食は下段オープン、上段リーチインのケースを壁際に設置していました。全体はコンパクトに纏めていましたが、家庭用品の一部がレジの後ろでの販売と云うことになってしまったようです。
この規模のお店なのでベーカリーが無くてもしょうがないですね。

COOPではレジ袋を買わないで、段ボール箱に入れて持ち帰るようにしていますが、空段ボールの位置が、サッカー台から遠すぎます。
段ボール箱がどこに有るか解らなかったので、青果の品出し中の人に「その箱下さい」と言って空箱を貰いました。

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散り際の桜が好き

2006年04月06日 | 身辺雑記
近所の桜並木の歩道を雪のように花びらが覆っている。

天気が良いのでドライブに出掛けた。
web上で見付けた鎌倉の和菓子屋さん「鎌倉いとこ」
長谷観音前交差点 光則寺参道入口角に小さなお店がある。
この辺りは道幅が狭く、交通渋滞が激しいため、少し離れた所に車を停めてお店へ向かった。
かぼちゃのきんつば、これが、旨いんだな。
かぼちゃがほんのり甘くってやわらかく、中の小豆が良い取り合わせです。

学校が始まったので、観光客は年配者が多い。
華やかさはないが、古都鎌倉はこれからの時期散策するには良い所が沢山ありますよ。

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サミット、1000坪大型店の売場管理を検証 新店でノウハウ蓄積

2006年04月03日 | 情報日記(スーパー他)
ブログ読者の方からこんな情報を頂きました。日本食糧新聞 3月31日号

<売場全体を見渡せる中2階の店長室に店内カメラからの商品の陳列、補充状況を瞬時に確認できるシステムを導入。大型店で検証を重ね、きめの細かい売場づくりを進める>
中二階の店長室からは、マジックミラー越しにお客様の頭のてっぺんが見えるんだが、記事にはそんなことが書いてない。

因みに、何でマジックミラーだと、気付いたかというと、フツーの鏡と比べると反射が暗いんですよ。フツーの鏡は光を全て反射するから明るいんですが、マジックミラーだと裏側から見える分だけ光を反射しないんで、少し暗くなるんです。
以前にトイザらスでもレジの後ろの店長室がマジックミラーになってました。
鏡に顔を近づけて覗くと中が見えるんです。サミットの場合は高いところにあるんで届きません。
やっぱり、アメリカは人を疑うところから出発してるから、監視は当たり前なんでしょうが、日本では人を疑うって、ちょっと抵抗が有るでしょうね。

ところで、また、サミット下倉田店で買い物をしてみたんですが、今まで看板だけで現物にはお目に掛かれなかった「揚げ物が入ってないお弁当」に出会いました。
しかし、今日は、フ~ンそうなの状態で他の物を購入しレジへ。
今日は2品を手に持ってレジへ行ったんですが、今日も無言の「買物カゴ使ってね攻撃」を受けてしまいました。
私の後ろには誰も列んでないし、2品しか買ってないのに、丁寧に商品を買物カゴに入れレジ袋もカゴに入れてくれました。

何でこうもお客様に自分で袋詰めさせたいのかが、今日判明致しました。
事件は、サッカー台で渡されたレジ袋へ商品を入れ出口へ向かって歩き出したときに起こりました。
手にした袋が急に軽くなり、床でドサッと音がしたんです。
袋が破けてしまったんです。

もし、レジ係が袋詰めしていて袋が破け商品が落ちたら、お取り替えしないといけないでしょうね。
でも、袋詰めしたのは私です。
これは、袋詰めした私が悪いんでしょうか。

サッカー台の近くにいた係員が来て、「申し訳ありません」と言って新しい袋を持ってきてくれましたが、床に落ちた商品を「お取り替えしましょう」とは一言も言いませんでした。

やっぱり、こんなことがあるから、レジでは袋詰めしないんだなと納得できました。
マニュアル通りにやらないと、上から見下ろしてる人に怒られるからな。

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一ヶ月ぶり

2006年04月02日 | 情報日記(スーパー他)
トレーニングルームへ行って来ました。
日曜日は初めてでしたので、インストラクターも初めての方でした。
久し振りなので、結構効きました。

帰宅後、冬用タイヤのままだったので、タイヤ交換にディーラーへ出掛けましたが、応対に出たのが、こちらも初めての方でした。
「タイヤは後ろに積んであるから宜しく」って言ったら、
タイヤのキーがどうのこうのって言ってたんで、
「知らねー!」って、言ったら、顔馴染みのおっさんが笑ってた。
大体、俺の車にタイヤのキーなんか付いてないだろ。

買い物をして帰宅したら、いきなり稲光がしてザッと雨と風が吹き付けてきた。
雷さんはこわいね~
なるほど

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