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殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件

2014年01月14日 | 身辺雑記
殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件
清水 潔
新潮社


この本を知ったのは、今年になってからです。
著者は、桶川ストーカー殺人事件報道の清水潔さん。

足利事件が冤罪ということで、死刑囚だった菅谷さんが釈放されました。
では、真犯人は誰なのか。

北関東連続幼女誘拐殺人事件の捜査はどうなっているのか。

5人の少女が誘拐され、4件が時効になった。

残る横山ゆかりちゃんは行方不明です。

この事件、何度も報道されていたので既にあの映像の犯人は逮捕されているものと思っていました。
違ったんですね。

著者の清水記者は、取材を続け犯人に行き当たる。
その男、テレビの画像の印象とは違いルパン三世に似ているらしい。

本の中で、清水記者がこう書いている。
「ルパンよ、お前に遺族のあの慟哭は届いたのか。」
「いいか、逃げきれるなどと思うなよ。」

しかし、何故警察は動かないのか。

是非、この本を読んでみてください。

警察とは、検察とは正義の味方だと思っていたけど、そうではないということが「厚労省村木元局長冤罪事件」では明らかになりました。

官僚や組織防衛の為に無実の人々を平気で生贄に仕立てあげて行くのです。

警察の唐突な発表です。
殺人事件1千件下回る=昨年の認知、戦後初-窃盗は40年ぶり90万件台・警察庁
<全国の警察が2013年に認知した殺人事件は未遂も含めて939件で、現行の統計を取り始めた終戦翌年の1946年以来初めて1000件を下回ったことが9日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。窃盗事件も73年以来40年ぶりに100万件を下回り、刑法犯全体の認知件数は11年連続で減少した。>
<警察庁は「確たる理由は分からないが、戦後間もない頃と比べて社会が豊かになり、治安も良くなったことが考えられる」と分析している。>
確たる理由は分からないが警察が認知した件数が減ったらしい。

まあ、確たることは言えないが、警察が告訴状を改ざんしたり、被害届の受理を拒否したりと云うケースが報道されたりするが、報道される件数などは氷山の一角では無いのかと思わざるを得ない。

是非、この本を読んで欲しいと思う今日此の頃、皆様如何お過ごしでしょうか。