シネブログ

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『崖の上のポニョ』

2008年08月01日 23時17分37秒 | 映画レビュー
原題:-
製作年度: 2008年
別題:-
製作国・地域: 日本 上映時間: 101分
監督:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
原作:宮崎駿
脚本:宮崎駿
美術監督:吉田昇
編集:瀬山武司
音楽:久石譲
主題歌:
藤岡藤巻と大橋のぞみ 『崖の上のポニョ』
林正子 『海のおかあさん』
映像演出:奥井敦
音響効果:笠松広司
作画監督:近藤勝也
色彩設計:保田道世
制作:スタジオジブリ
整音:井上秀司
録音演出:木村絵理子
声の出演:
山口智子 リサ
長嶋一茂 耕一
天海祐希 グランマンマーレ
所ジョージ フジモト
土井洋輝 宗介
奈良柚莉愛 ポニョ
柊瑠美 婦人
矢野顕子 ポニョのいもうと達
吉行和子 トキ
奈良岡朋子 ヨシエ
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
海辺の小さな町で崖の上の一軒家に暮らす宗介はある日、頭がジャムの瓶にはまり困っていたさかなの子・ポニョを助け出す。ポニョはクラゲに乗って家出してきたところだった。それ以来、彼らは互いを好きになる。しかし、ポニョはある時、人間をやめて今は海の住人となっている父フジモトによって海の中へ連れ戻されてしまうことに。それでも、いつしか“人間になりたい”という気持ちが強く芽生えていたポニョは、妹たちの力を借りて父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指すのだったが…。

コメント:
ポニョがかわいいから観ていたい
歌がかわいいから聞いていたい

でも一番いいのは子供が喜んでいる顔

内容は完全に子供向けの作品。
だがこの映画を観て喜ぶ子供の顔こそが、
大人にとっての最大のプレゼント。
そして宮崎駿が一番望んでいたもの、
まさにそれが”子供の笑顔”なのだ。


今日は映画の日ということで、仕事が終わって迷わず定時ダッシュ。
嫁と映画館へ走った。
窓口で「ポニョ大人2枚」と大の大人が発する。
これはマジで恥ずかしい。

映画館の中は夜にも関わらず子供がいっぱいいた。
そして危険なにおいも感じた。

子供はうるさい。

持ち込み禁止のお菓子をボリボリ食べ、
「ポニョはまだぁ~?」とお母さんに何度も聞く。
とにかく始まるまで落ち着きがなくうるさい。
子供嫌いの嫁が少しずつキレていくのを感じつつ、
先行き不安なまま「崖の上のポニョ」が始まった。


だがそこに奇跡は待っていた。
スクリーンいっぱいに映し出される美しい海。
無限に泳ぎ回る生き物。
そしてポニョ。

なんと子供たちはすぐさまその世界に引き込まれ、
今までが嘘のように無邪気な笑い声だけが映画館に響き渡る。

これがジブリの底知れぬパワーだ。
大人はその子供の笑い声につられ一緒に笑う。

ポニョが泳ぐと笑う
ポニョが喋ると笑う
ポニョが眠ると笑う
ポニョが走ると笑う

なんだかとても幸せになれるひと時である。

そして宗介とポニョの心温まる恋物語。
魔法なんか使えなくてもいい。
おっきな海で心優しい人間に囲まれて、
きっとそこにしかない愛で包まれていくんだ。

子供だけどでっかい壮大な純愛ドラマ。
この夏、そんな恋を見つけようよ。
ポニョは映画館で君を待っている。


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