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『パーフェクト・ストレンジャー』

2008年07月30日 23時59分16秒 | 映画レビュー
原題: PERFECT STRANGER
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 110分
監督:ジェームズ・フォーリー
製作:エレイン・ゴールドスミス=トーマス
製作総指揮:
ロナルド・M・ボズマン
チャールズ・ニューワース
デボラ・シンドラー
原案:ジョン・ボーケンキャンプ
脚本:トッド・コマーニキ
撮影:アナスタス・N・ミコス
プロダクションデザイン:ビル・グルーム
衣装デザイン:レネー・アーリック・カルファス
編集:クリストファー・テレフセン
音楽:アントニオ・ピント
出演:
ハル・ベリー ロウィーナ
ブルース・ウィリス ハリソン・ヒル
ジョヴァンニ・リビシ マイルズ
ゲイリー・ドゥーダン キャメロン
クレア・ルイス
リチャード・ポートナウ
ニッキー・エイコックス
フロレンシア・ロザーノ
ハイジ・クラム
ポーラ・ミランダ
タマラ・フェルドマン
オススメ度:★★☆☆☆

ストーリー:
政財界の大物のスキャンダルを果敢に狙う女性記者のロウィーナは、ある時、幼なじみのグレースが殺された事件の調査に乗り出す。グレースが、出会い系サイトで知り合った大物経済人のハリソン・ヒルと不倫関係にあったことから、ヒルに疑いの目を向けるロウィーナ。知り合いのハッカー、マイルズの協力でヒルに近づき、やがて身分を隠して彼の会社に派遣として潜り込むことに成功する。ところが調べが進むうち、ヒルばかりか、彼女の周囲の人物に次々と秘密や疑惑が浮上、混乱は深まるばかりとなってしまい…。

コメント:
”ラスト7分11秒を迎えるまで決して見破れない事件の謎”
これが本作のキャッチフレーズである。
最近、同じようなものを掲げた作品がホント多いよなぁ。

ラスト何分の衝撃!をネタにした映画っていつ頃から流行りだしたのだろうか?
僕の記憶の限りでは、『メメント』が一番古い。
あれこそホントの”衝撃の結末”だった気がする。
(書きながら思い出したが、『猿の惑星』も衝撃のラストだったな)
それ以降は、『スクリーム』シリーズや『ソウ』シリーズなど数多くの映画が同様の思考で観客を騙してきてきた。

だが、そろそろそれも飽きてきた。

最近は別の作品でシャマラン監督の評価もとことん落ち気味なのを見ていてよくわかる。
観客はもうこの手の作品に慣れてしまっているし、あまり期待もしていない。
いい加減、広告だけで稼ぐのはやめにしようじゃないか!と投げかけたい。

本作はまさにその流れで作られた映画だ。
とりあえずラスト7分11秒でどんでん返しがあるのはいいとして、
じゃあそれまでの103分はなんだったの?
という展開はホントにタメ息ものである。
驚愕できる作品ならいいものの、在り来たりな展開には
「時間を返して!」と、叫びたくなる。

暇つぶしで観た作品だからよかったけど、お金払って観ていたら怒ってたかもしれない。
慣れって恐いものだな。


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