シネブログ

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『コヨーテ・アグリー』

2009年07月01日 00時38分37秒 | 映画レビュー
原題: COYOTE UGLY
製作年度: 2000年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 101分
監督:デヴィッド・マクナリー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:
スコット・ガーデンアワー
チャド・オマン
マイク・ステンソン
脚本:ジーナ・ウェンドコス
撮影:アミール・M・モクリ
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ
音楽:トレヴァー・ホーン
出演:
パイパー・ペラーボ
マリア・ベロ
タイラ・バンクス
イザベラ・マイコ
ブリジット・モイナハン
アダム・ガルシア
ジョン・グッドマン
メラニー・リンスキー
マイケル・ウェストン
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
ソングライターを夢見てニューヨークで一人暮らしをするヴァイオレットは、生活資金を稼ぐためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”で働くことにした。そこでは、弁護士や女優を目指している女性バーテンダーたちが、カウンターの上でセクシーでエキサイティングなダンス・パフォーマンスを繰り広げていた……。

コメント:
”コヨーテ・アグリー”という名前の由来…それは…
酔っ払って見知らぬ相手と寝てしまい、翌朝、腕の中の相手の顔を見て、
腕を噛み切ってまで逃げ出したいと後悔すること…

という、コヨーテの習性に掛けたもの。
このネーミングセンス好きだな。

みなさんこんな経験したこと……ある?
もし一度でも経験があるなら笑い飛ばして観れる映画かもしれない。

製作には、かの有名なジェリー・ブラッカイマー。
彼のジャンルと言えば”アクション”といっても過言ではないような
気がするが、実は”ドラマ”の構成を彩る天才だ。

彼のヒット作品を見ると『アルマゲドン』『ザ・ロック』
『コン・エアー』などアクション大作が目立っているようだが、
実はどの作品にも大きなドラマが掲げられている。

それは”生きるか死ぬか”というもの。

人間の極限を作り出した状態で、笑い、涙、感動を打ち出す流れ。
彼が手掛けるものは全てが大袈裟な演出ばかりだが、
そこには誰しもが共感できる感情が盛り込まれている。
彼がヒットメーカーとして確立できた理由は
そういったところにあるのだと個人的に思う。

話を本作に戻すと、やはりこの『コヨーテ・アグリー』にも
”生きるか死ぬか”のドラマが垣間見れると思うのだ。

歌手としての夢を追いかける主人公ヴァイオレットが、
生活資金を稼ぐためにクラブ・バー“コヨーテ・アグリー”で
働くことになる。
そこでは、弁護士や女優を目指している女性バーテンダーたちが、
カウンターの上でセクシーでエキサイティングなダンス・パフォーマンスを
繰り広げているのだ。

こんなクラブ・バー、日本では考えられない。

自分の夢を叶えるため、夜通しで踊り歌い、そして客に酒を浴びせる。
まさに自由の国アメリカ!!と言わんばかりのノリではないか。
はっきり言って、見ているだけで楽しいし、スカッとするし、
ぶっちゃけ自分もあのバーに行きたい。

バーの経営に命を賭け、そして自分の夢にも命を賭ける。
そんな彼女らのドラマが本作には盛り込まれている。
人生の壁にぶち当たったらぜひこんなバーに行ってみたい。

『コヨーテ・アグリー』に。


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