シネブログ

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『サンシャイン2057』

2008年06月21日 17時01分10秒 | 映画レビュー
原題: SUNSHINE
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 108分
監督:ダニー・ボイル
製作:アンドリュー・マクドナルド
脚本:アレックス・ガーランド
撮影:アルウィン・カックラー
プロダクションデザイン:マーク・ティルデスリー
衣装デザイン:スティラット・アン・ラーラーブ
編集:クリス・ギル
音楽:ジョン・マーフィ UNDERWORLD
出演:
キリアン・マーフィ キャパ
真田広之 カネダ
ミシェル・ヨー コラゾン
クリス・エヴァンス メイス
ローズ・バーン キャシー
トロイ・ギャリティ ハーヴィー
ベネディクト・ウォン トレイ
クリフ・カーティス サール
マーク・ストロング
オススメ度:★★☆☆☆

ストーリー:
50年後の未来。地球上の全ての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船“イカロス2号”。そこには船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、命がけのミッションに挑もうとしていた。太陽からの強大な熱を巨大なシールドで回避しながら慎重に太陽へと接近していくイカロス2号。やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信するが…。

コメント:
終始宇宙船という密室で描かれるSFサスペンス・ホラーといえば、個人的には『エイリアン』シリーズ以来の鑑賞かもしれない。乗組員ひとりひとりに襲い掛かる、生死を掛けた究極の選択にヒヤヒヤさせられっぱなしだ。

だが、肝心のストーリーはどうだろうか。

本作では、核を打ち込んで太陽を再生させるという前代未聞のミッションを描いている。だが本来地球の滅亡を掛けたミッションという設定だが、肝心の地球が全く出てこないため、あまり危機感が感じられない。ひたすら無謀な作戦に精を出す8人の姿が映し出されている感じだ。

予期せぬ事態が続発するという設定だが、過去に消息を絶ったイカロス1号に立ち寄ったことが全ての元凶の始まりというのだから、なんとも説得力に欠ける展開である。プロならプロらしく予定通り作戦を実行しろよ!と誰もがツッコミたくなるところだろう。

ま、それは映画だから仕方がないところだが、後半は猟奇的な侵入者の登場でホラー色が濃厚になり、話の流れに纏まりが感じられなかったといえる。一体本作で何を描きたかったのか疑問になるところだ。テンポも悪く全体的にあまり楽しめる作品ではなかったといえる。

そして本作で一番の期待といえば真田広之……
早々と死に過ぎです…チ~ン……。


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