シネブログ

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『300 <スリーハンドレッド>』

2008年07月28日 20時50分14秒 | 映画レビュー
原題: 300
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 117分
監督:ザック・スナイダー
製作:
ジャンニ・ヌナリ
マーク・キャントン
バーニー・ゴールドマン
ジェフリー・シルヴァー
製作総指揮:
フランク・ミラー
デボラ・スナイダー
クレイグ・J・フローレス
トーマス・タル
ウィリアム・フェイ
スコット・メドニック
ベンジャミン・ウェイスブレン
原作:
フランク・ミラー
リン・ヴァーリー
脚本:
ザック・スナイダー
マイケル・B・ゴードン
カート・ジョンスタッド
撮影:ラリー・フォン
プロダクションデザイン:ジェームズ・ビゼル
編集:ウィリアム・ホイ
音楽:タイラー・ベイツ
出演:
ジェラルド・バトラー レオニダス
レナ・ヘディ 王妃ゴルゴ
デヴィッド・ウェンハム ディリオス
ドミニク・ウェスト セロン
マイケル・ファスベンダー ステリオス
ヴィンセント・リーガン 隊長
トム・ウィズダム アスティノス
アンドリュー・プレヴィン ダクソス
アンドリュー・ティアナン エフィアルテス
ロドリゴ・サントロ クセルクセス
マリー=ジュリー・リヴェス
スティーヴン・マクハティ
タイロン・ベンスキン
ピーター・メンサー
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
紀元前480年、それまで千もの国々を征服してきた大帝国ペルシアはスパルタを次なる標的に定め、ペルシア大王クセルクセスに服従の証を立てるよう迫ってきた。これに対し、戦士の国スパルタの王レオニダスはその要求を一蹴、100万の軍勢を持つペルシアと戦うことを決意する。そして、レオニダスのもとには強靱な300人の精鋭が集結するのだった。さらにアルカディア軍などの援軍も得たレオニダスは、海岸線に連なる狭い山道のホット・ゲートに敵を誘い込む作戦を掲げ、300人の勇士と共に立ちはだかる。やがて、ペルシアの大軍が現われ、熾烈極まる死闘が始まった。圧倒的に不利と思われたスパルタ軍は怒濤の攻撃で敵軍を粉砕し、緒戦となる一日目は勝利を収めるのだが…。

コメント:
男の血が騒ぐ!!
これはまさに男をターゲットにした作品だ。

女性はあの肉体美を見て惚れ惚れするのかどうかは知らないが、男の目線で見るとあの肉体美はある意味羨ましい。このメタボメタボと騒がれる世の中で、あの肉体を持っていればどれだけ素晴らしいことか(ま、実際あそこまで筋肉があると…)。

と、ここまでちょっと肉体肉体と連発してしまったが、別にそっちの気があるわけではないのでご心配なく。それにしてもあの鍛え方は尋常ではない。一体どれだけ筋トレをすればあんな体になれるのか…。もうあの体をものにしただけで出演者は喝采を博したようなものだ。

本作の見所は何と言っても、「300人のスパルタ兵士 VS 100万人のペルシア軍」の戦いだ。とにかくビジュアルにはとことん凝っており見せ方があまりにカッコよすぎる。槍、剣、盾、彼らに持たせたものは全て武器となり、そして戦いには欠かせない知恵をも使い切る。早回し、コマ落とし、スローモーションの3つを多用し、戦いの極意を無駄なく描き切っていると言える。

槍で突き刺し、盾で交わし、そしてまた槍で突き刺していく。
敵が緩めば攻めて攻めて攻め続け、殺しに怯むことはない。
戦うことで生き抜いていくという教え…
そして生まれたときから鍛え抜かれた戦闘能力…
これはもはや普通の域ではない。
血しぶきを浴びながら彼らは自分たちの命が尽きるまで戦い抜く。

それがスパルタの教えなのだ。


これを芸術と見るか、ただの戦争と見るか。
見た者の視覚に任せ、新しい映像美の世界を堪能してみて欲しい。