シネブログ

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『ホステル2』

2008年07月19日 11時11分17秒 | 映画レビュー
原題: HOSTEL: PART II
製作年度: 2007年
監督: イーライ・ロス
上映時間: 94分
監督:イーライ・ロス
製作:イーライ・ロス、マイク・フレイス、クリストファー・ブリッグス
製作総指揮:スコット・スピーゲル、ボアズ・イェーキン、クエンティン・タランティーノ
脚本:イーライ・ロス
撮影:ミラン・チャディマ
特殊メイク:グレゴリー・ニコテロ、ハワード・バーガー
プロダクションデザイン:ロブ・ウィルソン・キング
衣装デザイン:スザンナ・プイスト
編集:ジョージ・フォルシー・Jr、ブラッド・E・ウィルハイト
音楽:ネイサン・バー
出演:
ローレン・ジャーマン ベス
ビジュー・フィリップス ホイットニー
ロジャー・バート スチュアート
リチャード・バージ トッド
ヴェラ・ヨルダノーヴァ アクセル
ヘザー・マタラッツォ ローナ
スターニスラフ・イワネフスキー
ジェイ・ヘルナンデス
ジョーダン・ラッド
エドウィジュ・フェネシュ
モニカ・マラコーワ
オススメ度:★★☆☆☆

ストーリー:
ローマに留学中のアメリカ人女子大生ベス、ホイットニー、ローナは、休暇を使ってヨーロッパ旅行に出発、プラハ行きの列車に乗る。そこで、天然スパの情報を聞いた彼女たちは急遽行き先を変更、スロバキアに向かうのだった。やがて、目的地ブラティスラヴァのホステルに到着し、町へ繰り出す3人。だが彼女たちは、ある会員制拷問殺人ゲームの餌食としてパスポート写真が世界中の金持ちたちにインターネット配信され、オークションにかけられていることなど知る由もなかった。そして、ベスたちは2人のアメリカ人男性に落札され、彼らの快楽を満たす生け贄となるため戦慄の舞台へいざなわれていく…。

コメント:
前作では快楽を求めて旅をしていた3人の青年が、訳も分からないまま拷問されそのまま殺されるという、どちらかというと被害者の視点で描かれており、裏の世界がいまいちはっきりしないまま終わったという感じだった。それとは打って変わって本作は、殺人ゲームにおいて生け贄を落札するユーザの視点を主に描いており、この恐ろしい裏の世界がどのようにして運営されていたのかを坦々と描いている作品である。

正直、正常な人間にとってはかなりきつい内容だ。たとえ映画とはいえ、こんな内容を描いていいのか疑問に思ってしまうくらい残酷でエグイ。評価以前の問題だと感じた。

特に子供を出しすぎなところはやめて欲しい。子供にあんな役をさせたらダメだ。なんだか世界のバランスがおかしくなりそうで見ていられない。製作者としてはそういう訳の分からない恐怖の世界を描きたいのだろうが、ただグロイ映画を作りたいだけならこれで最後にして欲しいものだ。

自分がこんな作品に手を出してしまうのもある意味恐怖だが、この恐怖の世界を作り出してしまう製作者がやはり一番恐怖である。

相変わらずタランティーノの名前が入ってるが、彼は完全にドMな人間なのだろう。それにしてもラストで、女が男の○○を○○するところは流石に見てられなかった。あれは痛すぎるぞ!!