シネブログ

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『AVP2 エイリアンズVS. プレデター』

2008年07月13日 18時33分12秒 | 映画レビュー
原題: ALIENS VS. PREDATOR: REQUIEM
製作年度: 2007年
別題:-
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 94分
監督:コリン・ストラウス(ザ・ブラザーズ・ストラウス)、グレッグ・ストラウス(ザ・ブラザーズ・ストラウス)
製作:ジョン・デイヴィス、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
製作総指揮:ポール・ディーソン
脚本:シェーン・サレルノ
撮影:ダニエル・C・パール
クリーチャーエフェクト:アレック・ギリス、トム・ウッドラフ・Jr
クリーチャークリエイト:アレック・ギリス、トム・ウッドラフ・Jr
プロダクションデザイン:アンドリュー・ネスコロムニー
衣装デザイン:アンガス・ストラティー
編集:ダン・ジマーマン
音楽:ブライアン・タイラー
出演:
スティーヴン・パスクール ダラス
レイコ・エイルスワース ケリー・オブライエン
ジョン・オーティス モラレス
ジョニー・ルイス リッキー
アリエル・ゲイド モリー
クリステン・ヘイガー
サム・トラメル
ロバート・ジョイ
デヴィッド・パートコー
トム・ウッドラフ・Jr
イーアン・ワイト
オススメ度:★★★★☆

ストーリー:
南極での死闘を終えたプレデターの宇宙船では、すでに次なる戦いへの火種が生じていた。一体のプレデターからチェストバスター(エイリアンの幼体)が誕生し、両者の能力を併せ持つ“プレデリアン”へと成長、プレデターたちを次々に惨殺していく。そしてコントロール不能となった宇宙船はコロラドの森へ墜落。すると、プレデリアンのほか、船内に潜んでいたエイリアンたちが獲物を求め飛び出していくのだった。一方、船の異変を知ったプレデター側も、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター“ザ・クリーナー”が地球へと乗り込んでくる。こうして、再び2大モンスターの激闘が始まり、地元の人間たちはこの凄惨な戦いに巻き込まれてしまうのだが…。

コメント:
いや~やってくれました!いい意味でやってくれました!!
史上最悪の二大モンスター決戦、今回もなかなか派手にやってくれています。

今作の見所と言えば”新種”の登場。
プレデターの体内から生まれた新種のエイリアン“プレデリアン”と、エイリアンの駆逐を生業とするニュー・プレデター“ザ・クリーナー”。なんかむちゃくちゃな設定から無理矢理生み出された新種のモンスターたちが、なんと本作では地球のとある街中で暴れ回るというだから、ファンにはたまらなくそそられる設定に違いない。

結構本作の評価が低いようだが、その酷評で多く見られるのが、画面が暗かったとかストーリーに深みがないとか、本作に求めるべきでないツッコミばかりである。ホラーなんだから画面が暗いのは当たり前。明るい映像でグロイシーンを見せられるのは嫌でしょ。音だけでそれなりの想像は容易にできるし、見たいと思ったシーンはちゃんと見せてくれているので十分満足のいく内容である。

またストーリーに期待するなんて以ての外だ。そもそもエイリアンとプレデターが同じ作品に登場している地点で、ある意味お遊び的な映画なんだから、2大モンスターが大暴れするというシナリオだけで受け入れるべきなのである。『フレディVSジェイソン』のときだって、一緒に出演しているだけでファンはうれしいもの。そんな作品には過去のオマージュ的な要素を入れてくれるだけで十分なのだ。この設定に変な期待感を持って観ても報われないのは承知の上である。

ま、こういった作品は観る側があらかじめ覚悟して観る必要があるってことだ。個人的には、あらゆる状況でお構いなしに戦ってくれたエイリアンとプレデターを観れただけでよしとする作品である。たまには何も考えず観れるお遊び的な映画もいいものだ。