◆「警視の不信」
クロンビーの警視シリーズの8作目。
今回は、警視キンケイドが主役じゃなくて、警部補になったジェマが主人公です。
大手アンティークショップのオーナーの妻が惨殺され、その事件を追うジェマ。キンケイドは、自分の所轄で起きた別の殺人事件との関連を調べ始める。
色々あって、すんなりといかないキンケイドとジェマだけど、今回は前進しました。この二人のというか、二人の家族(それぞれに前の結婚での子供がいる)の進展もこのシリーズのポイントだね、と改めて実感。
が、今回は、スコットランドヤードに、ノッティングヒル署と、警察関係でも人が倍増で、他にも回想とかなんとかで、やたら人が多くて、それも女性なのか男性なのかよくわからない名前とかもあって、とっつきがしにくかったです。
ともあれ、このシリーズ、読むと、「いいお茶の時間がすごせました」って気分になる。
はずれはないので、おすすめです。