加納朋子 2004年10月10日 | ミステリー(邦人) ◆「沙羅は和子の名を呼ぶ」 ミステリーというより、ファンタジーと言った方がいいような短編集。 今まで読んだ加納朋子のなかで一番よかった。うん、偽善的でもなく、ご都合的でもない。へんに苦いわけでもなく、もしかしたら加納作品の中では特徴がないと言われるものなのかもしれない。が、私には肩の力がすとんと抜けた感じがあって、その自然さがよかったように思う。 もっとも、また同じような短編集ってなったらもういいやって言うんだろうけどさ<おいおい « バリ・ウッド | トップ | 望月諒子 »