読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

★★★☆☆☆☆

2005年06月06日 | DVD
乙女の祈り
◆「乙女の祈り」
 ロードオブザリングのピーター・ジャクソン監督作品。
 ニュージランドで実際に起こった14歳の少女二人による母親殺しの話。
 些細なことで追い詰められて空想に逃げていく、思春期独特の痛さが、独特の映像で淡々と語られ、クライマックスを迎える。
 二人の少女のうち一人は、現在イギリスでミステリー作家になっている。この映画の公開で、過去をすっぱ抜かれて憤慨したとかなんとかって聞いているが、私はその作家が気にいっているのでこれを見る気になった。
 なんつーか、痛い映画だったわ。
 でもって、誰もそういう思春期を通過してきているはずなのに、親になったらどうしてそれを忘れてしまうんだろうねぇ。
 後のミステリー作家になる方の子を、タイタニックのケイト・ウィスレットが演じてるんだが、今、アマゾンで見るまで気付かなかった。いや、だって、全然きれいじゃ…ふがふが。
十六歳の闇

森博嗣

2005年06月06日 | ミステリー(邦人)
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC
◆「幻惑の死と使途」
 S&Mシリーズの7作目?
 これでS&Mシリーズは全部読んだと思うんだ(苦笑)
 脱出マジックの最中、マジシャンが殺され、その葬儀の時には遺体が消える…。

 犀川と萌絵の関係、これが一番面白かった。つか、この恋愛してるけど、してないような、でもしてる、って微妙な感じをよく書けたなぁと感心した。
 と、今までにないストレートさを感じたのだけど、一体何ゆえにそう思ったのか、どこを根拠としているのか、自分でもわからないところが歯痒い。って、これがマジックを題材にしている効果なのだろうか?