読書記録

とりあえず、読了本をあげていくつもりです。
…もしかしたら、映画とか、ゲームとかまで…たどりつくのかww

【ホロスコープは死を招く】アン・ペリー編

2006年11月12日 | ミステリー(翻訳)
ホロスコープは死を招く
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◆「ホロスコープは死を招く」

 ホロスコープにまつわるミステリー短編集。

 面白かったよ。
 
 しかし、それほどホロスコープってすごいんですか? でもって、信じてるんですか? とちょっとびっくり。
 まぁ、そういうのばかり立て続けにあるからね。
 最後のアン・ペリーの「青い蠍」がなんだか切なかった。
 ともあれ、???な作品は一つもなかったです。

 お買い得です。

DVD【DEATH NOTE】

2006年11月12日 | DVD


★★★★

 テレビで見ました。
 ゆえに、まだDVDでてません。

 面白かった。
 原作が読みたくなったよ。
 ちょっとした細かいところを、しっかり作っているので安心して見られる。うん、「アイランド」とは正反対だな<をい
 ただ、リュークの声は…。
 声優さん使おうよ。
 
 後編に期待!!
 
 …漫画大人買いしそうなのを、我慢中。

ジュード・デヴロー【時のかなたの恋人】

2006年11月12日 | ファンタジー
時のかなたの恋人
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◆「時のかなたの恋人」

 異国で恋人に置き去りにされた主人公の前に現れたのは中世の公爵だった。

 読む本がなくなったので再読ww
 つか映画「ニューヨークの恋人」の話を聞いた時に、これが原作?って思ったのでその辺りを確かめたかったのだ。
 結論、原作じゃありません。

 相変わらず主人公の恋人は最低のやつなのだ。
 こんな最低のヤツと一緒に我慢しているというだけで、主人公にシンクロできないww
 公爵は、やっぱりかっこよかったww
 どうせなら、これをヴィゴ・モーテンセン主役あたりで映画化っていうのはどうだろう。
 それなら、公開初日に見にいくよ。

 あ、この本そのものは結構面白いです。
 でもイギリス史がとってもとっても苦手というかたは、ちょっとだけお勉強してからのほうがいいかも。

ニューヨークの恋人 特別編
ハピネット・ピクチャーズ (2003/11/27)売り上げランキング: 15386


DVD【容疑者 室井慎次】

2006年11月12日 | DVD
容疑者 室井慎次 プレミアム・エディション
ポニーキャニオン (2006/04/19)売り上げランキング: 8364


★★★★

 「踊る大走査線」のスピンオフ映画。
 管理官室井慎次が逮捕される…。

 面白かった。
 柳葉くんは勿論、あとが皆よかった。特に田中麗奈。普段はあまり好きじゃないんだが、今回の現代っ子らしいところと、過去の傷を負ってるところのバランスがとても上手く演じていた。
 と、灰島!
 あのキャラクターは、ちょっと他の人はできないよね。

 このスピンオフシリーズ、まだまだやって欲しいんだが。
 以前真下正義の公開のころ、「真下と雪野の夫婦で」云々、監督が言ってたのを見た記憶があるんだけどなぁ。

DVD【アイランド】

2006年11月12日 | DVD
アイランド 特別版
アイランド 特別版
posted with amazlet on 06.11.12
ワーナー・ホーム・ビデオ (2006/12/08)売り上げランキング: 3905


★★★

 完璧に管理された未来社会。
 そこで生きてる人間は、実は臓器移植のためのクローンだった。

 結構面白かった。
 面白かったが無駄なカーチェイスや、アクションが…。
 主人公のために、巻き込まれて事故した人間の命はどうなってるんだ、無価値なのか、と監督に訴えたい。
 ってことで、そういうことを思わせるほどに、途中が破綻しているのかもね。
 だって「ターミネーター」なら、そういうこと思わないものww

 と、主人公がねぇ。
 私は、趣味じゃないのよ。全然かっこいいと思わないんだが…。

斉藤美奈子【文壇アイドル論】

2006年11月12日 | 評論
文壇アイドル論
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◆「文壇アイドル論」

 まず槍玉にあがってるのが、村上春樹。
 ゲームのように、ゲームだけする人に、攻略する人がいて、裏技がどうのってなって、と確かに、春樹の周りの動きをゲームのそれを比べるとそっくりだ。
 相変わらず視点が冴えてる斉藤美奈子なのである。
 
 斉藤美奈子は評論はしていても、評価はしていない。
 また、生理的なものは語らないし、感情でも語らない。
 そこがすごいのだ。
 よく男性は理論的で、女性は感情的といわれるが、批評などを読むといかに男性が感情的であるかがよくわかる。

 田中康夫も取り上げられていた。
 私は田中康夫の小説はいいと思ってる。最近読んでないけど。

東野圭吾【手紙】

2006年11月12日 | ミステリー(邦人)
手紙
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◆「手紙」

 強盗殺人を犯し収監された兄と、弟をめぐる物語。

 もう号泣もんなのだ。
 罪は、刑務所にはいったからといって終わるわけじゃない。罪は、周りに波及して身内を苦しめる。
 あたりまえのことのようだけど、そこをここまできちっと描いた作品は今までなかったんじゃないだろうか。
 これこそ、学校指定図書かなんかにして、学生に読ませるべきだと思うww

スティーブン・キング【メイプル・ストリートの家】

2006年11月12日 | ホラー(翻訳)
メイプル・ストリートの家
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◆「メイプル・ストリートの家」

 キングの短編集。

 子供が主人公、もしくは子供が出てくる話が多かった。
 が、「ペットメセタリー」みたくに怖くはなかったww

 おじいちゃんとの思い出「かわいい子馬」がなんのこっちゃわからんのだが、すごく心に残った。つか、泣きそうになったよ。

 キングは、上手い。

カルロス・ルイス・サフォン【風の影】

2006年11月12日 | 文学ww 翻訳
風の影〈上〉
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風の影〈下〉
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◆「風の影」

 少し前に、新聞のした半分を使った広告がでていた。
 ここまで大きく宣伝するのって、どうなんだろうと興味で買った。

 大当たりでした。

 実に面白い。スペインの複雑な時代背景をしっかりふまえながら、青春文学にしっかりなっているし、作中物語みたいになってくる幻の本の作家の話も、スパイスが効いている。
 元々、ジュブナイルを書いていた作家というせいか、文章そのものが読みやすいのがもっといいかも。

 これは読まないと、損だよ。

森奈津子【シロツメクサ アカツメクサ】

2006年11月12日 | ホラー(邦人)
シロツメクサ、アカツメクサ
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◆「シロツメクサ、アカツメクサ」

 なんだかエロティックな森奈津子の短編集。

 現実かなにかわからないような曖昧さは、倉橋由美子の短編集っぽい感じがした。
 そう、エロティックなんだが、妙に植物的な感じ。
 多分、この相対的な要素が森奈津子のわけのわからない魅力なんだろう。
 
 ちょっと似た感じの作品を(というか、この中の作品はわりとよくあるパターンです)岩井志麻子も書いていたが、それと比較すると、すごく透明感がある。

 うむ、やっぱり肉を描いてるけど、植物的ってことでまとめましょう。

「作家の読書道」 恩田陸、他

2006年11月12日 | ノンフィクション
作家の読書道
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◆「作家の読書道」

 恩田陸をはじめ、様々な作家に読書歴を聞いたインタビュー。

 意外と読んでないなぁって思ってしまったよ(汗)
 まぁ、しっかり語るにはページ数が短すぎたか。短いがゆえに、作中に出てきた本、これが読みたいと強く思うほどにも至らず。
 雑誌で連載されていたというものだから、どうしようもないのかもしれないが、もっと中味の深いものにして欲しかった。

 とはいえ、たいてい読書案内というと「おすすめの1冊」だけの紹介になるが、こういうのを読んできたという切り口は新鮮だった。

寺田直子【ホテルブランド物語】

2006年10月15日 | ノンフィクション
ホテルブランド物語―人材を育てる一流の仕事とは?
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『ホテルブランド物語ー人材を育てる一流の仕事とは?』

 ホテル案内です。でも、その内側、というか働いてる人からのホテル案内?

 そこそこ面白かった。というか、作者のホテルへの愛情はしっかり感じられたので○。
 でも、じゃああそこのホテルがいいなぁと思うまでには、深く紹介しきれてないので、不満。
 ともあれ、ホテル業界も近年色々変わってきてるみたいです。
 水上コテージのホテル、いきたいなぁ。

DVD【交渉人 真下正義】

2006年10月15日 | DVD
交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産)
ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 49


交渉人 真下正義 スタンダード・エディション
ポニーキャニオン (2005/12/17)売り上げランキング: 74


★★★★

 実はテレビで見たんだけどねww

 踊る大捜査線のスピンオフの第1弾。
 いつの間にか、警視庁初の交渉人というエライ人になっていた真下くんが主人公。

 面白かった。
 やっぱり、踊るは笑いのツボがよくわかってらっしゃる。
 そして、ユースケの棒読み、みたいなセリフがかえってよい。適材適所というのがよくわかる映画です。
 
 個人的には、八千草薫さまの上品な声とお顔が拝見できたので、嬉しかった。
 いいよねぇ、八千草薫。そこに立っているだけで、本当に薫香が流れてくるようだ。歳をとったらああなりたいものだ。

DVD【スーパーサイズミー】

2006年10月15日 | DVD
スーパーサイズ・ミー
レントラックジャパン (2005/07/08)売り上げランキング: 1,269


★★★★★

 一ヶ月、マドナルドを食べ続けるとどうなるか、監督自ら命をはった実験の全て。

 全然期待してなかったんだけど(<失礼)すごーーーーく面白かった。
 なんせ、ヒステリックじゃないところがいい。
 こういう、ある意味これは○でこれは×みたいに啓蒙するような作品って、どんどんヒステリックになるのが多い。でも、これはずっと冷静に描写しているのだ。
 よくがんばったよね、監督。
 中に、学校給食を取り上げてて、アメリカの学校の給食のひどさに、うげっとなった。
 お菓子と、ジュース、あとファーストフードみたいなのしかないんだよ。それは食事じゃないじゃん、って思わず画面に向かってつっこみ。
 でもって、そういうのを改善した学校も取材していて、そこはとにかく野菜を食べるようにしていた。改善後、生徒の態度が落ちついてきたんだそうだ。
 監督も、だんだん中毒みたいになってきて(砂糖や、満腹感で、脳内に快楽物質が発生し、それで中毒みたいになる)こういう食べ物を過剰にとりすぎるのがどれだけ怖いか、よーーっくわかった。
 でも、マクドナルドは子供を抱え込もうとしてるよんだよね。それは問題おおありだと思うよ、私も。
 
 最後のオチ(?)もとてもよかった。
 なので、これはぜひ見るべき映画だと思います。はい。

ローレンス・ノーフォーク【ジョン・ランプリエールの辞書】

2006年10月15日 | ミステリー(翻訳)
ジョン・ランプリエールの辞書 (上)
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ジョン・ランプリエールの辞書 (下)
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『ジョン・ランプリエールの辞書』

 ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。

 ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。
 ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。
 ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。

 で、……。
 前半面白いです。途中から、うーーーーーってww
 が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。
 ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。
 次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。
 主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。