goo blog サービス終了のお知らせ 

ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

僕の彼女はサイボーグ

2009年06月30日 | 邦画
 綾瀬はるか出演映画シリーズ。DVDを観る。

 未来から来たサイボーグと、彼女に惹(ひ)かれていく青年の奇妙な共同生活を描くファンタジックなラブストーリー。『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』のクァク・ジェヨンがメガホンを取り、大胆な彼女と控えめな彼氏の基本設定にSFファンタジーとアクション要素を絡めた恋物語を描き出す。ヒロインに『HERO』の綾瀬はるか、その相手役に『キサラギ』の小出恵介。サイボーグの衣装をまとい、初の本格アクションに挑む綾瀬の熱演に注目。

 ラストに未来がしっかり描かれていて、何故サイボーグが・・・という疑問にしっかり応えているところがいい。綾瀬はるかの顔やきれいな肌はサイボーグ向き?

おすすめ度  ★★★☆☆


製作年度: 2008年
監督: クァク・ジェヨン
上映時間: 120分
キャスト:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太



ハッピーフライト

2009年06月29日 | 邦画
 綾瀬はるかつながりで借りた邦画。

 『スウィングガールズ』の矢口史靖監督がメガホンを取った、飛行機をテーマにしたコメディー。航空機一機をスケジュール通り安全に離着陸させるために働く、さまざまな役目を負ったスタッフたちの奮闘ぶりを生き生きと描く。どこか頼りない副操縦士にふんするのは『ぐるりのこと。』の田辺誠一。機長役に時任三郎、キャビンアテンダント役に綾瀬はるかや吹石一恵ら豪華キャストが勢ぞろい。よりリアルでドラマチックな航空業界の舞台裏に興奮させられる。

 よく考えれば、羽田からグアムに飛んだ飛行機が途中で引き返したというストーリー。なんてことないはずだが、そこに様々なドラマが描かれる。機長と副操縦士、キャビンアテンダント、ANAのカウンター、整備、管制室、飛行場のバード担当等がリアルに紹介されるのが面白い。

おすすめ度 ★★★★☆ 


製作年度: 2008年
監督: 矢口史靖
上映時間: 103分
キャスト:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか


ICHI

2009年06月24日 | 邦画
 久しぶりの邦画。綾瀬はるか主演の時代劇。何か物足りない思いもあるが、結構楽しい。脇を固める中村獅童、窪塚洋介、大沢たかおもいい配役だ。

 日本を代表する時代劇のダークヒーロー座頭市を、目の不自由な芸者“離れ瞽女”のヒロインとして設定した意欲作。近寄る者を斬り捨てながら生きてきた孤高の女性、市の過酷な運命が展開する。監督は『ピンポン』の曽利文彦。ヒロインの市を『僕の彼女はサイボーグ』の綾瀬はるか、彼女と惹(ひ)かれあう侍・十馬を『築地魚河岸三代目』の大沢たかおが演じる。綾瀬はるかのアクション・ヒロインぶりと、映像クリエイターとして名高い曽利監督のビジュアル世界が見どころだ。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2008年
監督: 曽利文彦
上映時間: 120分
キャスト:綾瀬はるか、中村獅童、窪塚洋介、大沢たかお


ホームレス中学生

2009年05月07日 | 邦画
 DVD新作。

 人気お笑いコンビ、麒麟の田村裕が著し、220万部を突破したベストセラー自叙伝を映画化。ある日突然、ホームレス生活を送ることになった中学生の青春が、ハートウォーミングなタッチでつづられる。監督は『ロボコン』の古厩智之。主人公のたむちんこと田村裕を『ラブ★コン』の小池徹平、彼の兄と姉をキングコングの西野亮廣と池脇千鶴がそれぞれ演じる。家族離散のシリアスな設定でありながら、笑えて泣けて感動できる爽快な一作。

 ある日突然、父親が「解散!」と宣言するくだりは、テレビで漫才のネタとして知っていたので想像通りだ。そして、公園のうんこのすべり台で寝ていたという話しも・・・・
 しかし、主人公が次男で、大学生の兄(西野亮廣)と姉(池脇千鶴)がいるとは想像してなかった。この二人も良かった。特に西野亮廣は意外な一面を観たって感じ。最近の芸人は芸達者な人が多い。
 普通なら、悲劇となるところを、暗さを感じさせずに紹介しているのがいい。「家族」とは、「家」とは?・・・と、いろいろ考えさせられる点が多い。

おすすめ度  ★★★★☆


製作年度: 2008年
監督: 古厩智之
上映時間: 116分
キャスト:小池徹平、西野亮廣、池脇千鶴



ハンサム★スーツ

2009年04月27日 | 邦画
 ブサイクゆえにモテない人生を歩みながら、偶然出会った“ハンサム・スーツ”を着てハンサム男に変身した主人公の姿を描くラブコメディー。「ブスの瞳に恋してる」の人気放送作家・鈴木おさむがオリジナル脚本を手掛け、CMディレクター英勉が長編初監督を果たす。ハンサム男・杏仁役に谷原章介、ブサイク男・琢郎役をドランクドラゴンの塚地武雅が演じる。そのほか北川景子、佐田真由美、大島美幸ら多彩な顔ぶれがそろい、ドラマを盛り上げる。

 ブサイクとハンサムの対比が強調されすぎていて、違和感。底が浅いテーマだ。

おすすめ度  ★★☆☆☆

製作年度: 2008年
監督: 英勉
上映時間: 115分
キャスト:谷原章介、塚地武雅、北川景子



ガリレオφ(エピソード0)

2009年04月15日 | 邦画
 「容疑者Xの献身」の主人公、天才物理学者「湯川」の役をしている「福山雅治」。彼が柴崎コウとのコンビになる3年前という設定だ。大学の同期である「北村一樹」は刑事だ。彼が密室殺人の難事件を天才「湯川」に依頼するというパターンだ。彼の研究室のスタッフに「長澤まさみ」が出演。華を添える。

おすすめ度  ★★★☆☆

製作年度: 2008年
監督: 西坂瑞城
上映時間: 108分
キャスト:福山雅治、北村一輝、長澤まさみ



アキレスと亀

2009年04月15日 | 邦画
 久しぶりの北野映画。前に観た「監督バンザイ」はひどかったから、期待はしていなかった。

 夢を追い続ける売れない中年画家と、その夫を励ましながらともに夢を追う妻の20数年間をつづる人間ドラマ。北野武が監督、脚本、編集に加えて挿入画も自身で手掛け、独特のユーモアを散りばめながら人生にとって本当に大切なものを見つける夫婦の愛情を映し出す。誰もがあこがれる夫婦像を体現する主演のビートたけしと『明日の記憶』の樋口可南子の姿に、本当の意味の幸福が垣間見える。

 子供の頃の絵は活き活きとしていたのが印象的だった。物語りは淡々と進むが、途中でイライラしてしまった。キレのある北野映画を期待するのは、もう無理か?

おすすめ度  ★★★☆☆

 

製作年度: 2008年
監督: 北野武
上映時間: 119分
キャスト:ビートたけし、樋口可南子、柳憂怜



TOKYO!

2009年04月02日 | 邦画
 『殺人の追憶』のポン・ジュノ、『恋愛睡眠のすすめ』のミシェル・ゴンドリー、『ポーラX』のレオス・カラックスという国際的に注目される3人の映画作家が、それぞれの視点で東京を描いたオムニバス映画。出演には香川照之、蒼井優、加瀬亮、妻夫木聡、竹中直人ら人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが集結。独自の文化やライフスタイルが渦巻く大都市東京を、個性あふれる3人の鬼才監督がどのように読み解くのか、目が離せない。

 これは、邦画でいいのかよくわからない。最初の作品は、二人のカップルが東京に出てきて友人のアパートに同居するも、なかなか上手くいかない。そして、ある日、女は、イスになる? 解ります? 木製の椅子になるんです。そういう映画です。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: TOKYO
製作年度: 2008年
監督: ミシェル・ゴンドリー
上映時間: 110分
キャスト:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩



容疑者Xの献身

2009年04月01日 | 邦画
 テレビドラマ化されるや大人気を博したミステリー作家・東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化。主人公のガリレオこと湯川を演じた福山雅治、彼とコンビを組む新人刑事役の柴咲コウをはじめ、テレビドラマ版のスタッフ・キャストが集結。湯川と壮絶な頭脳戦を繰り広げる天才数学者に『クライマーズ・ハイ』の堤真一、物語の鍵を握る容疑者役を『フラガール』の松雪泰子が演じ、一筋縄ではいかないドラマを盛り上げる。

 うーん。面白かった。天才物理学者と天才数学者の智恵くらべ、次はどうなるんだろうとはらはら、どきどきするのがいい。福山雅治が気取った役なのに様になっていたのも意外だった。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2008年
監督: 西谷弘
上映時間: 128分
キャスト:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、堤真一、松雪泰子



デトロイト・メタル・シティ

2009年03月21日 | 邦画
 DVDレンタル新作。

 若杉公徳原作の大人気コミックを実写化した青春爆笑コメディー。過激なデスメタルバンドのボーカルとして活躍する、普段は大人しい主人公が、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描写する。まったく正反対のキャラクターという難役に挑んだのは、『L change the WorLd』などで若者に圧倒的な支持を受ける松山ケンイチ。平凡な青年から一転、悪魔メークを施してステージに立ちシャウトする彼の姿は見ものだ。

 もっと、面白い映画だと思って期待していたが、完全なる期待はずれだった。なよっとした松山ケンイチもいやだし、正反対のキャラだから、もっとその部分で笑わせてほしかった。

おすすめ度  ★☆☆☆☆

製作年度: 2008年
監督: 李闘士男
上映時間: 104分
キャスト:松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次

クローズド・ノート

2009年03月21日 | 邦画
 前の住人が忘れていった1冊のノートを読んだことによって、ヒロインが真実の愛に出会うまでを描く感動作。携帯サイトで連載され100万アクセスを突破した雫井脩介の同名小説を基に、1冊のノートによって結ばれていくかけがえのないきずなをつづる。『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督がメガホンをとり、『手紙』の沢尻エリカと『いま、会いにゆきます』の竹内結子が初共演を果たした。運命が巡り合わせる切ないドラマに胸打たれる。

 結構長い映画だったのに、長さを感じなかったから面白かった証拠だ。引っ越した住人(沢尻エリカ)と前住人だった(竹内結子)の人生が淡々と描かれていくが、終盤に劇的に結びつくところが見物。私生活では、生意気な沢尻も、映画の中では、可愛い役どころ・・・二人の演技がすばらしい。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2007年
監督: 行定勲
上映時間: 138分
キャスト:沢尻エリカ、伊勢谷友介、竹内結子


怪人二十面相「番外編」

2009年03月12日 | 邦画
 制作年月日:2009年3月3日封切
 監督:麻生太郎
 演出:漆間巌
 キャスト:小沢一郎、大久保隆規、高橋嘉信、佐久間達哉、樋渡利秋 他
 特別出演:二階俊博

 おすすめ度 ★★☆☆☆

(あらすじ)
 前半の大久保隆規秘書逮捕事件は、小沢氏にダメージを与え、民主党政権を阻止するための「麻生太郎」の仕組んだ起死回生の策謀である。

 そのシナリオを元警察庁長官の官房副長官の「漆間巌」(うるまいわお)が書き、東京地検が動いた。「国策捜査」の陣頭指揮をとったのは「佐久間達哉特捜部長」と「樋渡利秋検事総長」そして「副部長」だ。こいつらには正義もくそもない。目的に突き進むだけの犬だ。自分たちに不利な証拠は闇に葬ることは、日常茶飯事である。彼らの別名は「国策捜査の鬼」だ。

 国策捜査実行のきっかけは、元小沢氏秘書の高橋嘉信(たかはしよしのぶ)元衆議院議員のリークだ。高橋嘉信は次期選挙で小沢と同じ選挙区で戦う相手である。小沢を潰すことは、自分が生き残ることでもあるのだ。小沢の裏を知り尽くしている高橋嘉信の情報に「漆間巌」は飛びついた。高橋嘉信と漆間巌が頻繁に接触していたのはこの為だ。

 「漆間巌」は秘書逮捕前に麻生と頻繁に会っており、経過報告と指示を仰いでいたと思われる。そしてついに麻生はGOを出す。
 この事件以後、麻生は慎重でボロをださない。内心は「ざまあみろ、俺様を馬鹿にすると痛い目に会うぞ。うっしっし。」と言いたくて仕方がないのだが、民主、小沢批判を一切封じて、ことのほか慎重である。これは、前もって解っているからで、余裕があるからだろう。

 麻生としては、後見人の「森喜朗」には、飛び火させるわけにはいかない。当初のシナリオでは、自民への献金は、金額が少ない事で乗り切ろうと考えたが、今回は麻生ではなく、シナリオライターの「漆間巌」が調子に乗って失言していまった。これは想定外だった。

 仕方なくシナリオが書き換えられた。

 その収拾策は、バランスを取って「二階俊博」を生け贄にして落着させる・・・というものだ。もちろん、森には「安心していてほしい。」と連絡済みだ。

 麻生がこの禁じ手である「国策捜査」を使った理由は、民主を揺さぶることに加え、自民党内の「麻生降ろし」の声を沈静化させることでもあった。

 思い出してほしい。

 この事件が起きる前自民党内は、予算が通れば、麻生を降ろして出直すという流れだったのが、見事に治まっているではないか。

 大久保秘書の拘留期限は3月24日だ。ぎりぎりまで拘留し、最大の効果(民主党のイメージダウン)を上げたところで、次の一手は「起訴」か「釈放」か。

 続編は、3月24日公開だ

おくりびと

2009年03月09日 | 邦画
 2009年アカデミー賞受賞作品。身近だがあまり考えられていない「死」をテーマにした映画。死を通して、人間の尊厳とは?・・・と考えさせられる。

 ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎があたり、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目だ。

 また、この映画は、本木の強い要望によって産まれた映画でもある。俳優してだけでなく、今後の彼の活動に注目である。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2008年
監督: 滝田洋二郎
上映時間: 130分
キャスト:本木雅弘、広末涼子、山崎努


20世紀少年/第2章 最後の希望

2009年02月16日 | 邦画
 人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを、総製作費60億円をかけ、全3部作として実写映画化したサスペンス巨編の第2作。“血の大みそか”から15年が経った2015年を舞台に、秘密基地のメンバーたちと“ともだち”による新たな攻防が展開する。監督は前作に引き続き、『自虐の詩』などの堤幸彦が担当。豊川悦司、常盤貴子らに加え、平愛梨などフレッシュな顔ぶれも加わっている。驚がくの真実が次第に明かされていく第2章から目が離せない。

 この第二章は、第一章の主人公のケンジ(唐沢)の出番はなく、姪のカンナ(平愛梨)が中心に物語りはすすむ。エンドロールが終わってから第三章の予告のようなところで、第三章はケンジ中心だと匂わしている。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2008年
監督: 堤幸彦
上映時間: 139分
キャスト:豊川悦司、常盤貴子、平愛梨

百万円と苦虫女

2009年02月14日 | 邦画
 蒼井優が『ニライカナイからの手紙』以来、3年ぶりに主演を務めた、ほろ苦い青春ロードムービー。ひょんなことから各地を転々とすることになるヒロインの出会いと別れ、そして不器用な恋を丹念に映し出す。監督は『赤い文化住宅の初子』のタナダユキ。共演者も『スマイル 聖夜の奇跡』の森山未來をはじめ、『ワルボロ』のピエール瀧や『転々』の笹野高史ら個性派が脇を固める。転居を繰り返しながら、少しずつ成長して行く主人公の姿に共感する。

 蒼井優の主演映画は久しぶり。助演でいい味出してる映画は数多く有るが、もっと主演映画があってもいいと思っていた。この映画は、ひょんな事から、犯罪者になってしまったヒロインが、居ずらくなって、家族と離れ、各地を転々とするというストーリーだ。海の家、過疎地の果樹園、町のDIYを舞台に、様々な出来事が起きる。どこも、100万円貯まったら、移動するというのが面白い。最後のDIYでは、恋をするが、結末は・・・・
 蒼井優の個性を活かしたいい映画だったと思う。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度: 2008年
監督: タナダユキ
上映時間: 121分
キャスト:蒼井優、森山未來、ピエール瀧