大好きがいっぱい

女・四十代半ば。残りの人生「大好き」で満たされたいもんだ

懐かしい花・・・ホウセンカ

2008年07月10日 | 庭仕事~2008


鳳仙花・・・と書くらしい。

私の小さい頃、夏の花と言えば、
アサガオとオシロイバナ、そして、ホウセンカだった。

種の房を弾くのが、とても楽しかった記憶がある。

こぼれ種でどんどん増えて手軽だから、
特別に育てようと思わなくても・・・と言うより雑草化して、
うちの小さな花壇にあったのかもしれないな。

和風だし、何となく古臭いイメージがあったので、
“ガーデニング”には不向きだと思い、
しばらくは興味が湧かなかったのだけれど、
ご近所に咲いている姿を見たら、妙に懐かしくて・・・種を頂いてきた。

2年前の秋、もちろん「こぼれ種方式」で庭にばらまく。

今年は2年目で、去年よりもたくさん発芽して育っている。

咲いている姿もやっぱり雑草ぽいけど、
夏場、花壇の隙間を埋める頼もしい花になりそうで期待大。

それより何より、
やっぱりこのノスタルジックな風情がたまらなかったりするのよねぇ。

『ワールズ・エンド・ガーデン』を読む

2008年07月10日 | 
・・・恐ろしい本だった。

最初から最後まで、
夢と現実の狭間で狂気にさらされるような感覚。

いつか自分も狂ってしまうのだろうか?

真綿に包まれたように、いつまでもまとわりつく恐怖。

現れたかと思うと消え、また現れる。

それは、確実に距離を縮めながら私に近づいてくる・・・。


これが、17年も前に出版された本だとは。

いとうせいこう氏の感覚の鋭さにただ感嘆するばかりだ。

そして、またもや、氏の“脳みそ”に惚れ込む私なのだった。


それにしても、本を開いた途端、
あまりにも小さい印字に気が遠くなったわ・・・。