いつの間にか春・・・

２日続いた冷たい雨が止み、久しぶりに庭に出た。

スノーフレークが蕾を大きく膨らませ、そのうちの数輪が咲いていた。


この春は庭仕事！！
・・・と勢いづいて、せっせと花壇作りをしていたのは２週間も前のこと。

普段は能天気な私も、震災以降はさすがに庭に出る気力を失い、
鉢植えの水やり以外は、時折、生え始めた小さな雑草を抜いたり、枯れ芝の整理をしたぐらいだった。

花の手入れをすること自体、なんだか不謹慎な気がして・・・。

その間、時間が止まったように過ごしていた。

何をしていいのか、何をしてはいけないのか、良く分からないまま時間だけが過ぎていた気がする。

けれど、私がそうしている間にも、この小さな庭にはとっくに春が来ていたんだなぁ。


　　

去年は新しい球根を植えることが出来なかったので、気持ち小さめのムスカリ。



これまで何故だか避けていた忘れな草は、ノースポールとの相性がやっぱりイイ。
どちらもこぼれ種で増えることを期待している。



冬の間、殺風景な庭に彩りを与えてくれたハボタンは、黄色い花をつけてそのユーモラスな姿がまた楽しい。



チオノドクサも蕾が膨らんでいた。もう少しで咲きそう。


庭は、私にとって必要な場所なんだと、改めて思う。
大好きな、大好きな場所。

どうしてなのか傷ついてしまった心を、少しずつ花を手入れしながら癒していこう。

日常の有り難さ・・・

東北・北関東地方の大地震、大津波から１０日以上が経ちました。
被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早く明るい笑顔が取り戻せますように・・・。



テレビ画面に映し出される被災地の惨状に驚き、
わずかばかりの義援金を送った後は、ただ呆然とするしかなかった１０日間。
言い知れぬ虚無感に襲われ、何もする気が起きなかった。

気が付けば、被災地から遠いこの地でも地震の影響が多々あり、
このままの状態が長く続けば、
被災地の支援どころか自分たち家族の生活も危ういのではないか・・・と言う次の不安が押し寄せてくる。

計画停電、交通網の混乱、ガソリン不足に加え、様々な方面での自粛ムード・・・

すっかり暇になってしまった稼業。

たぶん同じように、
あらゆる地域で今は我慢するしかない、しばらくは仕方がないとじっと耐えている人がたくさんいる。
被災地のことを思えば、不平不満を言っている場合じゃないと。

それに、将来の不安なんて今に始まったことじゃない。

元気な家族がいて、暖かい家があって、ちょっと我慢すればちゃんと生活できて・・・

日常の有り難さを改めて感じる今日この頃です。

まさかの雪！

今朝早く、バラバラと随分大きな雨音だと思ったら、なんと霰（あられ）が降っていた。

子供たちは喜んでパジャマのまま外に飛び出すし
私は庭が心配で同じくパジャマで外へ出た。

雪どころか、霜だって滅多に降りない、いわゆる無霜地帯だから、
たくさんの子を産んでくれた我が家のアロエ母さんの大株だって、
無防備に庭のド真ん中に置きっぱなし。

写真を撮った後、氷の粒を払っておいたけれど、まさか枯れるなんて事は無いだろうね？？？

小さな株を購入してからもう何年も経つアロエ不夜城は、極度の水やり不足で一度は枯れたようになり、
可哀想に庭の隅に投げ捨てられた経歴を持つ。

ところがこれが幸いして、地面から水分を得た為に奇跡的に生き返ったのだった。
そこで再び鉢上げされ、その後、たくさんの子を産み続けているなんとも逞しいアロエなのだ。

今じゃ、子が子を産むので立派なグランマ。私は愛情を込めてアロエ母さんと呼んでいるのだった。



霰はすぐに止み、今ではもう日が出ている。
雪はとっくに溶けてしまったから大丈夫かな？
少し暖かくなるとよいけれど。

　
朝、子供たちは殆ど見たことがない雪に大はしゃぎ。

道路の隅に積もったわずかな雪で雪合戦を楽しんだ。

朝食後、２回戦目をやってから元気よく学校へ。

雪国の人が見たら笑われてしまうわねぇ。ほんの少しの雪でこの騒ぎなんだから。

２０１１庭仕事始動～♪

庭の入口付近に、ローズマリーを植えてみた。
株元には赤花のタイムを。早く増え広がるとよいなぁ～。


昨年は、子供部屋の増築があったり、なぁの介護が始まったりして、何となく庭がおざなりになっていた。

今年はちょっと気合いを入れている。

大がかりな事は出来ないけれど、チョコチョコとプチリフォームを繰り返し、
少しでも理想の庭に近づけようとして、お金と時間を使いまくり・・・。

仕事の方が予想外に忙しかったり、時間のある日は昨日のように雨だったりして、
思うようには進まないのがじれったい。

たぶん庭と言うのは、初めにきちんと業者に頼んで枠組みを作った方が美しいし、
その後の管理が楽なんだろうと思う。

うちの庭は全くそれとは真逆の展開なわけで、私一人で小さなスコップ片手に固い地面を掘り起こし、
石で囲んで１つずつ花壇を増やし、その度に好きな草花や庭木を植えてきたもんだから、
今になって辻褄を合わせるのがかなり大変だったりする。

そう、まるでパッチワークの庭？

なので、理想とは程遠い私の庭だけれど、全部自分で作ったので愛着は人一倍強いかも。

愛犬介護日記～１５歳！！

なぁの介護を始めてから、もう半年以上経ちました。

夏が越せるか？　冬が越せるか？・・・と、祈るような気持ちで過ごした７カ月。

なぁは先月１５歳になりました。

相変わらず毎日寝てばかりだけれど、脚もずっと弱ってしまって一人では動けないけれど、
それでも食欲だけは満点で、お腹の調子も良く、可愛い顔で甘えるような表情を見せてくれます。

お天気の良い日は時々外へ出て、毛布に包まりながら日向ぼっこ。

鼻をフンフンさせて、周りの様子に刺激を受けているかのよう。
気持ち良さそうに目を細め、まどろむ姿もまた可愛いです。

夜中に何度も起こされるのはやっぱり慣れないし大変ではあるけれど、
こんな毎日がずっと続けばいいなぁ・・・と、なぁと一緒に日向ぼっこをしながら思うのです。