今回は上海料理。
上海料理のイメージってあまり沸かなかったのですが。
“煮込む”料理が多いような気がします。
見た目はこってりした色合いもあるけど、そんなに濃いわけでもない。
こちらのお店は中華街のちょっとハズレにあります。
比較的新しいお店で、『四五六菜館』で12年修業された方が独立。
つまり一流シェフによる本場家庭料理のお店ということ。
料理人が通う店としても知られているようです。
■ 「雪菜と細切り豚肉麺」
高菜そばというメニューは中華街のディスプレイでよく見かけますが
食べたことはなかった。
炒めた高菜が乗っているのかなと思ってたけど。
事実そういうお店がほとんどらしいけど。
こちらのお店は違うんだとか。
刻んだ高菜を一度、油で揚げてから豚肉と炒め、さらに麺と煮込むんだそう。
手間がかかってますね。
スープは鶏ダシのあっさりめで、細麺だしするっと食べられます。
高菜の香りが広がるのは、揚げているから。
とても食べやすいのね。
■ 「上海風担担麺」
坦々麺といえば、四川料理。
中華街のお店には、割とどこにでもあったので、日本人向けかぁと思ってたけど。
上海風は違いました。
山椒や唐辛子の辛さがなくて、ピリ辛くらいの食べやすさ。
マイルド。
後味のコショウが印象的。
■ 「キュウリのニンニク漬け」
叩いたキュウリとニンニクをあわせた一品。
でもこれ、シンプルだけどおいしいんです。
ニンニクが強すぎず、弱すぎず。
箸休めというか、箸が進む味だ。
■ 「ハチノスの特製辛子ソース」
焼肉のハチノスを想像してしまうけど、もっとやわらか。
ピリ辛程度なので、苦手なひとも大丈夫。
■ 「上海風豆腐」
上海家庭料理のひとつで、お正月に食べるものだそう。
高野豆腐のような凍み豆腐、タケノコ、キクラゲなどの煮物。
やさしい味わい。
ほかにも上海家庭料理がいくつもあって、丁寧に教えてくれました。
そして、こちらのお店はどのメニューも安い！
んー、やっぱり中華料理って奥が深いわ。
どれも初めて食べた味だったわ。
せっかく中華街に行くんだったら、こういうのがうれしいですよね。
ごちそうさまでした♪
『新天地』
横浜市中区山下町126-3
045-662-2284
11:30～22:30
無休
http://www.catenavi.jp/shintenchi/
