みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

自民圧勝は小選挙区制の賜物

2014年12月14日 | 憲法守るべし
総選挙の開票が進んでいる最中で、2時間ほどしか経っていないがテレビ各局は出口調査にもとづいてすでに自民党は安定多数を超え、自・公が三分の二を超す勢いだと報じている。

あたかも有権者の三分の二が自公を支持しているかのように聞こえるが、たぶん最終的な票が確定した後の得票率は4割程度に止まるのがこれまでの選挙だった。半分に足りない得票で6割、7割の議席を獲得できるのは、小選挙区制度がもたらす結果だ。

二大政党制こそが理想の政治制度といって導入された小選挙区制度だが、国民(有権者)はA党かB党のどちらかだけを支持しているというあり得ないことを前提にした制度だ。
もしA、Bの二党のどちらかに全有権者が収まれば、小選挙区制は民意を反映する制度ということができるが、実際は多数の国民の声が切り捨てられ、比較的多数の支持を得ている今でいえば自民党に非常に有利な制度だ。

小選挙区制度を改め、以前行われていた中選挙区制度にもどすか、最も正確に民意が反映される比例代表制度にする国会改革を求めたい。