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BASTARD!!~魍魎たちの鎮魂歌~

2012-04-11 | 
(※小説『BASTARD!!~魍魎たちの鎮魂歌~』に関するネタバレ☆があります。閲覧の際はご注意くださいませm(_ _)m)


「BASTARD!!~魍魎たちの鎮魂歌~」、読み終わりました♪(^^)

 これはあくまで、わたし個人の好みの問題なんですけど、自分的に一番面白かったのはやっぱり、「闇の中の影なる者たちよ」だったかもしれません。

 2編目が「魍魎たちの鎮魂歌」で、これが小説のサブタイにもなってるんですけど……このお話は割とガラがメインキャラっぽくて、カルの出番はあまりないという(笑)

 なので、わたし的基準としてはカル率の高さという意味において、一番面白かったのが「闇の中の影なる者たちよ」で、二番目に面白かったのが三編目の「死霊の叫びと囁き」っていうことになるかな~と思ったり(^^;)

 いえ、もちろんわたし、ガラのことも好きですよ♪っていうか、四天王っていう存在自体をバスタの中では超贔屓にしてるといっていいと思います(^^)

 まあ、そんなわけで(どんなわけだかw)、「魍魎たちの鎮魂歌」にはカルの出番少ないので書くことは特になかったりするんですけど……戦いにおいて犠牲はなるべく少なく済ませたいとか、そんなふうに考えてるカルには萌えました

 んで、「死霊の叫びと囁き」は、熱心カル党(だからねーよ、そんなの☆)なわたしとしては、萌えどころがいくつかあったかな~と♪(^^)

 D・Sと領土の奪いあいをしているルドビック・The・小男☆という王さまがいて、この王さまにD・Sは頼みごとをされるんですよね。「娘のエルザが<霊魂の尾根>に住む[無](ナーダ)という名の魔物にさらわれたのだ。娘をォォ、たあすけてくれぇェェッっ!!たぁのむぅゥゥ、どわーく・しゅないどわわわ~!!!」とかなんとか(※一部脚色してあります・笑)

「エルザを無事連れ戻してくれたら、今後一切おぬしの領土に立ち入ることはしない。また、他の王国から攻撃を受けた時は、協力もしよう」……というわけで、罠かもしれんと思いつつも、話の流れ(?)みたいなものでD・Sはその件を引き受けることに。

 そんでもって案内役として、ハーフエルフのアスカちゃんという女の子が<霊魂の尾根>までD・Sやカルと一緒に同行するのですが、この章のわたし的萌えどころは、D・Sがカルに「俺についてこい。あとは残れ」って言ってるところかもしれません。あ、ちなみにわたしがこう言う場合、BL的文脈はゼロ☆だったり(笑)

 ただ、D・Sとカル、または四天王って、こんなよーな色々な冒険譚をたくさん持ってるんだろうな~って思うと、なんか萌えるというか。んで、適材適所的直感によって、D・Sはこの時カルだけをルドビック王の元まで伴ったわけですけど……まあ、これと似たようなことってきっと、何度となくあったんだろうな~なんて思うんですよね。


 >>「なあ、カル。ルドビックの領地には美人が多いって聞いたが、一人も顔を出さねえな。どんと火柱でもぶちあげてやれば、驚いてみんな顔をだしやがるかな」

 やや青みがかった肩まである銀色の髪を掻きあげるダーク・シュナイダーは、楽しくて仕方がないというように、陽灼けした頬をほころばせた。

「やめたほうがいい。騒ぎを起こせば、それが元で殺しあいが始まるかも知れぬ。休戦の話し合いに出向いたとはいえ、ここは敵地なんだ」

 見方によっては、女性にさえ見えるほど整った顔立ちのカルが、にこりともしないでそう諌めると、

「だんだんアビゲイルの奴に似てきたぜ、カル……」

 ダーク・シュナイダーは、妙に人懐こそうな笑顔を見せた。

 細身の身体をいつも黒のマントで包み、への字以外に口の結び方を知らないようなアビゲイルの顔が思わず浮かび、カルの口許にも苦笑が湧いた。


 ここがわたしにとっての萌えどころその1といった感じです♪(^^)

 そして、2番目の萌えどころはというと……。。。 


 >>ダーク・シュナイダーが、少しきつめの踊り子の衣装の下に息づいている均整のとれた身体の線や、しなやかな肢(あし)、わずかに開いた胸の合わせ目から覗く谷間に好色そうな視線を走らせると、アスカの怯えがカルの脳の芯にまで鋭く感応してきた。

「へんな考えはやめてほしいな」

 眉をしかめてカルが言うと、ダーク・シュナイダーは下卑た笑いを口許に漂わせ、竹串に刺した肉をかまどに起こした火で炙ろうと腰をかがめるアスカを、無遠慮にじろじろと見た。

「せっかくのルドビックの好意だからな」

「好意?」

「そうだ。ルドビックは、俺のためにわざわざまだ手つかずの生娘をよこしたんだ」

「馬鹿な。どうしてそんなことがわかる」

「いまの怯え方を見ればわかるさ」

 確かに、いましがたのアスカの怯えには、女にうといカルにさえ、そう思えるところもあった。ダーク・シュナイダーという存在よりも、剥きだしの男の生ぐさい部分に彼女は怖れを感じているのだ。


 ここです(笑^^)

 D・Sのエロ脳☆に対するカルの反応=「へんな考え」とかってww

 しかも、生娘かどうかっていう話で、「馬鹿な。どうしてそんなことがわかる」とか、真顔で答えるカル(爆☆)

 もちろんわかってますよ♪カルはそこに反応したんじゃなくて、「ルドビックがD・Sのためにわざわざ生娘をよこした」だなんて、なんでそんなことがわかるって、そう言いたいんですよね(^^;)

 そんでもって、剥きだしの男の生ぐさい部分とかってwwカルにもそんな部分、あったりするんでしょーか(笑)

 いや、なかったらこんなふうには心の中でも思わないぞっていう話……この部分がもしかしたらわたし、一番萌えたかもしれません(いい笑顔☆^^)

 まあ、このあとの展開については、特に何か書くことってわたしにはなかったり(この時点で結構お腹いっぱいになったっていうのもある・笑)

 でも、この物語の続きがどーなるのか、気になる方がもしかしたらいるかもしれないので……簡単にあらすじ(?)ぽいことを書いておくと。。。

 最初にD・Sが思ったとおり、これはルドビック・The・小男☆が仕掛けた巧妙な罠だったんですよね。

 アスカはただ案内役として選ばれたっていうだけの子で……アスカは妹のナスカとともに、最後は心霊術を使い、D・Sを葬り去ろうとするわけですが、失敗します(そして<霊魂の尾根>にいる[無](ナーダ)の正体っていうのが、アスカの妹のナスカなわけです^^;)

 んで、ルドビックの策略に当然頭にきたD・Sは、雷の精を遠く離れたルドビックの城砦にまで放ち、この年老いた小男をぶち殺すという。その場には娘のエルザもいて、彼女の目の前でルドビックは黒焦げの炭となって絶命するというか。。。

 バスタの漫画のほうがすごく好きでも、小説にまで手を伸ばす方はあまり多くないかもしれませんが、とりあえず自分的に岸間先生の小説はすごく面白かったです♪(^^)

 あと、ベニー松山氏の「黒虹」(笑)も、そのうち読むかもしれませんww

 いえ、評判高い&面白いとは聞いてるんですけど……自分的にカルの出番がないってわかってる小説を読むのは少しキツイかもしれないな~というのがあって

 でも、バスタのウィキ、カルのところに「約100年前に反逆した当時の四天王ガイン・エスペランザに代わり四天王の一人になった。現在の四天王の中ではもっとも長く四天王の座についている」って書いてあるので、もしかしたらどっかに、このエスペランザさんとカルが入れかわる経緯みたいのが書いてあるかもしれない……と思い、だとしたら読んでみよーかなと思ったり(^^;)

 なんにしても、とりあえず次は画集を手に入れる予定です♪(^^)

 それではまた~!!





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