ウイルスバスター2012 クラウドの新規インストールもしくはアップグレードの際に、
「互換性のないソフトウェアが検出されました」
と表示されインストールが中断されることがあります。
これ自体は、同種セキュリティソフトの2重インストールを防ぐための警告機能です。
さて、弊社が何度か遭遇した事例ですが、存在しないはずのMcAfee社製セキュリティソフトが検知されてしまうという現象があります。
McAfee Internet Security/ VirusScan / Total Protection 2007/2008/2009/2010/2011
今回の事例では、スタートメニューを見ても、コントロールパネルのアプリケーションを確認しても、McAfee社製ソフトはありませんでした。
可能性があるとすれば、下記2点。
・過去McAfee製ソフトがプリインストールされていた?
・無料ソフト McAfee Security Scan Plusがインストールされたことがある? 関連記事>
このどちらかが過去に存在し、アンインストールされた後もレジストリ等に痕跡が残っているのかもしれません。
アンインストール後の残骸があるなら完全に削除する方法はないか?
困った時のキーワード検索!
Googleで 「mcafee 完全削除 ツール」で検索したところ、それらしいものがありました。
マカフィー・個人向け製品専用削除ツール(MCPR.exe)
http://www.mcafee.com/japan/mcafee/support/faq/answer_p_install.asp?wk=IN-00006
※あくまでも特定の個人向け製品用ツールです!
間違えて使用することが無いように!
念のためお客さんにMcAfeeソフトを利用している覚えがないことを確認してから、前述を実行しPCを再起動。
これで、ウイルスバスター2012のインストールは問題なく完了できました。
このようなケース
経験の長い人にとっては「ああ、そんなもんか」程度のことですが、人によってはかなり戸惑うでしょうね。
何しろ、存在しないはずのソフトが存在していると表示されるのですから。
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トレンドマイクロのサポートページにもそれらしき記事がありました。
ID:JP-2079962
McAfee Security Scan Plusがウイルスバスター2012インストール時に「互換性のないソフトウェア」として検出される
http://esupport.trendmicro.co.jp/pages/JP-2079962.aspx
ID:JP-2079968
インストール時に、McAfee社製ソフトウェアが「互換性のないソフトウェア」として検出される
http://esupport.trendmicro.co.jp/pages/JP-2079968.aspx
McAfee製ソフトが存在しない、もしくは、アンインストール後もでるというならば、まさに「ID:JP-2079968」が該当するのでしょうね。
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関連記事 2011.09.08 ウイルスバスター2012 クラウド を、インストールしてみました