近年、単機能インクジェットプリンタはますます安価になりました。
これは当然、前提となる技術革新によるところが大きいわけです。
その上での各プリンタメーカーの戦略が
「プリンタ本体は無理してでも低価格提供し多くのユーザにご購入頂く。
その分、消耗品を必要な分、ご購入頂こう!」
になっているからと思われます。
安価プリンタ例をあげてみましょうか。
1.CANON製インクジェットプリンタ [PIXUS iP2700](商品コード:4103B001)
市場価格は、7,000円前後
安価通販サイトなどでは、5,000円以下のケースもあります。
2.EPSON製インクジェットプリンタ [PX-101]
市場価格は、9,000円前後
安価通販サイトなどでは、7,000円以下のケースもあります。
さて、このように非常に安価なプリンタですが、使っていれば故障することもありますし、3年もすれば劣化もするでしょう。
その様な動作不良が発生した場合、どうすればいいのか。
保証期間中であれば「メーカー修理」が無難であるのは当然。
ですが、メーカー保証期間(多くは1年)を過ぎていたらなら?
ちょっと酷な話になりますが、修理は諦め、新プリンタを検討したほうが良いケースが多いのです。
一番重要となる修理費ですが、多くの場合、
「その修理費で、新機種が買えるじゃないか!」
となっても不思議ではありません。
前述の安価単機能プリンタの修理費目安をあげてみましょうか。
1.CANON製 [PIXUS iP2700] ¥5,250
CANONサポート 製品別一律料金表
2.EPSON製 [PX-101] ¥7,350
EPSON修理サービス インクジェットプリンター修理対象機種・料金一覧
※これらは、あくまでも2012/01/16時点、メーカーサポートサイト記載の目安額です。
この通り、多くのケースで修理費は新インクジェットプリンタが買えるような修理費なのです。
注意頂きたいのは「修理費が高い!」のではなく、「プリンタ本体の価格が企業努力で安かった」のです。
インクジェットプリンタの世代交代は非常に早く、2年もあれば、元のプリンタと同額もしくは安価な後継機種(当然、性能はUP)がリリースされます。
それを踏まえると、保証期間が過ぎているなら、修理にお金を使うのは寧ろ「もったいない」ことになります。
特別な理由があるならその限りではありませんが。
(例:Windows98で動作する数少ないプリンタ)
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【追記】
故障したプリンタは適切に処理をお願いします。
家庭用小型プリンタであれば通常のゴミ回収方法でで出せるケースが多いと思われます。
ただし、ビジネス用などとなると産業廃棄物としての処理が必要となるケースがあります。
まずは、お住まいの地区の市役所へご相談をお勧めします。