一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

大切な胎児のための運動

2020-07-16 12:07:23 | 生命問題
現在アメリカではフロイドという黒人が偽札をしつこく使おうとして、通報された警察に殺されたという報道が、アメリカ全土に駆け巡り黒人の命を守ろうという運動が起きました。この運動は現在様々な形に変えてアメリカを揺さぶっています。
その中で先日デモをする数十人の黒人医療従事者の前である演説の動画が公開されました。

-全ての黒人の命は大切だよな?
医療従事者「そうだ!(大声)」
-大多数の黒人は、黒人によって殺されてるな?
医療従事者「そうだ!(トーンダウン)」
-子宮の中の黒人の赤ちゃんの命も大事だよな?
医療従事者・・沈黙・・

1973年からアメリカでは4400万件以上の中絶手術が行われ、1900万人の黒人の赤ちゃんが中絶されたそうです。ちなみにアメリカでは黒人の人口が約13%です。
フロイド氏は強盗歴や薬物所持などの犯罪歴もあり今回は偽札を使おうとした人でした。確かに警察による過剰な拘束は決して許されるものではありませんが、しかし母親の胎内に宿ったにも関わらず人工中絶されていった胎児に犯罪歴はあったのでしょうか。1人のフロイド氏のために多くの人が立ち上がり現在では過激な暴動に発展しています。略奪も起き、多くの教会が燃やされています。アメリカに限らずヨーロッパでも暴動が目的の運動が起き、それには必ず聖像の破壊や教会を放火するのがセットになっています。
この中で罪もない、名も無い、この世に生まれることも許されなかった子供のために立ち上がる人はいるのでしょうか。多くの命のための運動の中にはなぜか胎児の命だけが無い運動もあります。イエズス様はこの世の最も小さい者にしたことは私にしたことだと仰いました。現在最も小さい者とは誰なのでしょうか。フロイド氏でしょうか?病気の人でしょうか?貧しい人でしょうか?
いいえ、最も関心が示されず、母親の胎内で不必要だからと、バラバラにされる胎児では無いでしょうか。
私達も胎児でした。無事に産まれたからここにいるのです。ある一時だけ人間ではないから、人工中絶は許される、というのはおかしな理論です。
来る7月23日は、生命とりわけ胎児の為の運動があります。暴動は必要ありません。略奪も必要ありません。殺された胎児のため、これから産まれてくる赤ちゃんのために祈る運動です。それはマリア様と共に歩くのです。日本では聖母行列はめったに行われません。この生命のための行進はマリア様と共に歩ける貴重な体験を私達に与えてくれます。今年は大阪もあるようです!
日時場所は以下の通りです。

つづく




[マーチフォーライフ東京]・・・7月23日(木) 午後4時 日本橋常盤公園に集合
日本橋常盤公園 → 日比谷公園までの3㎞ほどを行進します

【所在地】東京都中央区日本橋本石町4-4-3
【アクセス】●JR総武線 新日本橋駅 徒歩4分
●東京メトロ 半蔵門線 三越前駅 徒歩4分
●東京メトロ各線 大手町駅 徒歩5分
●JR山手線・京浜東北線・中央線 神田駅 徒歩4分
●東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩4分





[マーチフォーライフ大阪]・・・7月24日(金) スポーツの日 午後3時大阪市役所まえに集合
大阪市役所まえ → 難波までの約4㎞、御堂筋を行進します

【所在地】大阪市北区中之島1-3-20
【アクセス】●Osaka Metro 御堂筋線・京阪電車京阪本線「淀屋橋」駅下車すぐ(1番出口)
●京阪電車中之島線「大江橋」駅下車すぐ(6番出口)





マーチ・フォー・ライフ 2019

2019-08-07 13:11:10 | 生命問題
『あなた方によく言っておく。これらの私の兄弟、しかも最も小さな者の一人にしたのは、私にしたのであると言うであろう』マテオの聖福音でイエズス様はこのように仰います。
現代において人工中絶や堕胎によって最も小さな者は殺されています。受精の瞬間から私たちは母親の胎内で約10ヶ月守られて生まれてきました。人となられたイエズス様も最も小さな者としてマリア様の胎内でお育ちになり生まれたのです。大胆に言えば私たちは人工中絶されなかったからこうして生きております。人工中絶された胎児は最も安心だとされる子宮内で不可抗力的にバラバラにされるのです。このような不幸な事が毎日毎日行われています。銃乱射や殺人はテレビで報道されて私達はその凶悪な事件を目にし耳にしますが、人工中絶で殺された赤ん坊の報道は耳にしません。なぜでしょうか?受精された瞬間から彼らに生きる権利が認められていないからです。そして人として認められていないからです。実際届け出の人工中絶数は現在では約20万人なのだそうです。これは厚生省に届け出された数であって実際は人口学者によると実際は数倍なのだそうです。そうすると日本国において死因一位と言われているガンで亡くなる方は年間約30万人ですので、それを大きく上回ると言えます。この様な大虐殺が毎日毎日過去から行われているのです。
これに終止符を打つためには、私たちに出来ることは無いかと、7月15日に私はマーチ・フォー・ライフに参加しました。発表によると当日集まった人は300人を超えているということです。声を上げられない胎児のために祈りの声を上げるため、そしてイエズス様のために命のために、多くのカトリック信者が命のための行進に加わりました。今年はまだ梅雨の真っ只中で午前中は雨でしたが、マーチの時間には天のお恵みでしょうか、曇って暑くもなく涼しい空気の中歩くことが出来たのです。昨年は暑かったです!

 築地教会に16時少し前に行くと丁度ミサが終わり多くの人が外に出てこられました。関西の方から来られた顔見知りの神父様にも数年ぶりに会えました。今年は今まで以上に沢山のカトリック司祭が集まりました。これはとても喜ばしいことです。特に今回は初めて司教様が来られました。鹿児島と大阪の司教様です。お二人の司教様の指輪に接吻するお恵みも頂きました(右片足を付いて跪いて接吻しましょう!全贖宥が与えられるそうです。)。

 今年も外国人の参加者が多く、祈りや聖歌を歌いながら、守られるべき胎児のための行進に参加されていました。フランスからもスータン姿の司祭も来られて豪華な行進です。
日本では数回目ですが、欧米では既に数十年の歴史がありこれにはカトリック教会が大きく関わっています。特にアメリカでは行進の前には、起点とする教会で多くの教区や団体のミサが行われ、トリエントミサも行われるのだそうです。そして今年五月には台湾で初めてのマーチフォーライフが開かれ多くの司教様や司祭、シスターが集まって500名を越える参加者があったそうです。教会は生命の源は神様から来られることをよく知っています。そして「産めよ増えよ」という神様の命を私たちは理解しています。受精した魂を人間ではないということがいかに間違っていて、その生命を人間が産むか産まないのかを決める権利が無いことを理解しています。伝統の教えによると堕胎された命は残念ながら天国に入ることは出来ません。彼らは罪が無いのですが、リンボに入ることになります。このような罪なき最も小さき者の大虐殺が行われていることを知ること、そしていずれ無くしていくことが大切です。隣人愛とはこのような命にも向けられなくてはいけないという思いで、聖母マリア様の近くでロザリオを唱えて日比谷公園まで歩きました。

 そしてゴールの日比谷公園では行進を終えてたくさんの人とのコミュニケーションが取れる時間になります。再び司教様を探して家族で写真を撮りました。
後日談ですが参加者に聞くと司教様が二名も来られたことを後から知った方も多かったのだそうです。なぜならば司教様が一般の服を着ていて、司教様の格好をされていなかったからです。一般市民としてではなくカトリックの司祭としてスータンを着て欲しかったという意見も耳にしました。
来年もまた参加することを心に決めて祈りつつ帰りました。読者の皆様も是非生命のための行進を致しましょう。そして天に宝を積みましょう!


マーチフォーライフ2018に参加して

2018-07-17 13:37:42 | 生命問題
昨日は毎年恒例の生命(胎児)のための行進をしました。その報告を少し。マーチフォーライフは日本では五回目に当たるそうで、年々参加者も増えております。今回は外国人の参加者が非常に多かったです。昨年よりも多くの人の参加で嬉しく思いました。私たちの聖主もお喜びになったに違いありません。
まず16時に築地教会に集まりました。

15時から築地教会ではミサがあって司祭団の退場で外国人の司祭達が教会の扉から出てこられました。
その後ファティマのマリア様が到着されました。


ここで集まった人のテンションは上がります。聖母行列です。それも大都会の中マリア様が祝福して行かれるのですから、大きなお恵みを確信する瞬間です。
この日イエズス会の最高齢(90を越えておられます)の神父様も来られていました!少しお話しましたがすごく元気な方です。高齢なのに皆さんの暑さの心配をされてました!
主催者の挨拶そして司祭の挨拶と祝福を受けマリア様といざ行進です。

皆様の心配通り確かに暑いです。しかしです、闇に葬られ、子宮内で殺された赤ちゃんはゴミ箱に捨てられていることを考えるとこの暑さは、本当に大したことの無いように思いました。
そして築地教会から日比谷公園まで、途中銀座など人通りの多いところを歩いていきます。

行列は基本五列になって歩きますが、昨年よりも長い列でした。
後方は聖母マリア様が私たちの長い列をご覧頂き、私たちは各グループでロザリオを唱えて歩きました。ファティマのマリア様の歌も歌いながら。

完全にこれは証人(あかしびと)ですね。最後の方はラテン語でイエズス様とマリア様の連祷を歌い、あっという間の3kmでした。


胎児が助かるのならもっと歩きたいくらいでした。日比谷公園に着きました。
まずある神父様が英語で祝福されると、聖ピオ十世会の小野田神父様が呼ばれてラテン語で聖水で行進された方を祝福されたのが印象的でした。

今回改めて参加して気がついたことは小野田神父様以外で行進に参加された司祭に邦人司祭がいなかったことが少し残念というか悲しく思いました(すみません。いたのなら教えて下さい)
参加者も半数は外国人の方。前田枢機卿様、菊池大司教様の呼びかけに応じて、日本人の信者さんはもっと集まるべきです。日本人の胎児のために外国人司祭や沢山の外国人の方々がこの暑さのために行進して下さっていることに感謝しなければなりません。大きなお腹の妊婦の方も行進していました。マリア様も外国人の方が担いで下さいました。
この世いおいて最も小さき人のために行ったことは主のために行っていることを思い起こしましょう。
イエズス様も胎児でした。もちろん聖人も私たちも胎児だったのです。その最も小さな生命ですが、魂は等しく同じであります。
ワシントンのように100万人規模のマーチフォーライフでなくとも、東京は数千人がまず集まるようにして、マスメディアにもっと取り上げられたらと思います。胎児が一人の人間として私たちの来た道を歩めるように、死因の一位が常に人工中絶というこの異常な死の文化に終止符を打ちたいと思いました。
聖母マリア様私たちのために祈り給え!


マーチフォーライフに参加しよう!

2018-07-16 13:20:21 | 生命問題
マーチフォーライフの行進に参加しましょう。
妊娠中絶によって沢山の赤ちゃんが殺されています。この大虐殺に少しでも待ったをかけることにしましょう。
聖母マリア様と祈りの行進です。
カトリック信者のみならず、生命を守り大切にすることは当たり前のことです。生命を大切にする方なら誰でも参加してください。
16時に東京のカトリック築地教会に集まりましょう。そこから日比谷公園まで胎児のために行進します。
私もこれから向かいます!




分け隔てなく守ろう

2018-07-13 07:46:03 | 生命問題
カトリックの教えでは着床ではなく受精した瞬間に魂が宿ると教えています。
従って妊娠の最も最初期でも障害の可能性があろうとそれは人間であるので中絶することは殺人なのです。
この事をはっきりとさせない限り簡単に中絶を考える人が多く出てしまいます。
人工中絶は殺人だと言うと、多くの人は胎児側にたつことはありません。必ず出てくる返事が、暴漢されて妊娠した場合はどうなるのかとか、生まれても不幸になるなら、という類の話です。これとはまったくベクトルの違う話です。胎児には罪はまったくありません。胎児側にたって考えるという理論が出てきません。そしてもちろん生命の源であり生命を司る神様の話は出ません。確かに暴漢された人は不幸です。しかし世の中には暴漢されて試練を乗り越えて産まれた子供もその母親と幸せになる話もたくさんあるのも事実なのです。必ずしも全てが当てはまるものではありません。日本では数十万人の胎児が殺されていますが、99%が暴漢されて宿った胎児では無いのです。この事実をないがしろにして、少数の事例を持ち出して殺人を正当化することは馬鹿げた話です。
そして最近では障害児を見つけて中絶することも許されることではありません。聖トマスによると天国に行くと障害のある人は障害が取り除かれ、聡明になると仰っています。
最近教皇様も障害児を中絶する事に関してはっきりと
「私はそのことに苦痛を感じる。前世紀には、ナチスが民族浄化のために行った行為に関して全世界が憤った。現代の我々はそれと同じことをしている。だが今回は白い手袋を使って」
と仰っています。
生命を大切にしない世の中は子供の犯罪も増えますし、お互いを尊重したりできません。もっとも小さな命を大切にしないで命の大切さを語ることはできません。胎児も大人も人間だという認識を改めて私たちは考えましょう。
今年のマーチフォーライフは教皇大使、枢機卿様と東京の大司教様の呼びかけがあります。そして無原罪の御母と共に行進をすることによって、「正義と真理との太陽なるイエズス御出現近きを示し給ひし者なれば、願わくは、汝の温和なる光を以て、日本國民を照し、彼等をして、速かにその心の闇を開き、永遠の光明なる御子、我等の主イエズスキリストを、正しく認むるに至らしめ」るのです。

16日午後4時にカトリック築地教会に集合しましょう!お会いしましょう!

喜びの第2玄義

2018-07-03 18:48:41 | 生命問題
昨日7月2日は聖母の御訪問の祝日でした。聖母マリア様はエリザベトを御訪問なさいました。ロザリオの喜びの玄義の第二の玄義をたびたび私たちは黙想していますが、マリア様の御胎内にはイエズス様が、エリザベトの御胎内には洗者聖ヨハネがいらっしゃいました。マリア様が御訪問されたとき、聖ヨハネは胎内で踊ります。この時に聖ヨハネは原罪が赦されたということです。
さてイエズス様も聖ヨハネも胎児でした。もちろん私も読者の皆様も胎児でした。無事に生まれたからここにいるわけです。しかし生まれてくるはずの胎児が人工中絶されてしまってこの世に生を受けずにいるのです。
イエズス様は最も小さきものにすることはイエズス様にされることだと仰いました。この世で最も小さき者は、字の如く胎児です。
一人でも多くの(中絶されるかもしれない)胎児を神様の栄光のために生まれてきますように、出きることをしましょう。
マリア様が聖エリザベトに愛徳を示されたように私たちも小さな生命に愛徳を行いましょう。
今月7月16日の午後4時にカトリック築地教会に集合致しましょう。そしてマリア様と共に生命のための行進をしましょう。
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