一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

単純かつ確実な方法

2018-05-31 05:44:35 | カトリック
聖母月もいよいよ最終日となりました。5月は主要な祝日が多かったのですが、実は365日全てが重要です。なぜならばマリア様は私たちに毎日ロザリオをおすすめされてるからです。私たちの究極の目的は天国に帰ることです。非常に残念なことに人祖アダムの罪によって私たちは生まれながらして堕落しています。天国のパスポートは失われています。しかし読者の多くはカトリック信者だと思うのですが、恩寵によって洗礼を受けて原罪は赦されています。赦されるだけであればマリア様は涙を流す必要はありません。自由意志がある以上善人にも悪人にもなれてしまう私たちには、教会を通して信仰を深め維持しなくてはなりません。そしてイエズス様の花嫁である聖なるカトリック教会を通して救われるのです。聖母マリア様に従順なカトリック教会も私たちにロザリオをすすめています。救いのためにロザリオは最も単純かつ確実な方法です。以前
『ロザリオの月 』←クリック
という記事で取り上げましたが、ロザリオにはマリア様の約束があります。母親を愛する子供は母親に従順なはずです。そして母親の良い勧めに耳を傾けるはずです。ですからマリア様を愛するならばロザリオを祈りましょう。続けましょう。祈れる限り時間の許す限り祈り続けましょう。
あわせて胎児のために!

2018年7月16日(産みの日)の聖母行列

2018-05-22 07:56:16 | 生命問題
以前『最も小さな者』という記事で取り上げたことがありますが、生命を守る運動で特に最も小さな命を守る運動に「マーチフォーライフ」という運動があります。これは世界中で行われており、特に人工中絶が多く行われている国々の大都市で盛んな運動です。
アメリカではこの運動のために大統領が演説やメッセージを送る大きなイベントです。アメリカでは主要閣僚含めて数十万人規模で最も小さな生命のための行進をしています。
本来このような運動は生命倫理を守るカトリック教会が中心にならなくてはなりません。何故ならば生命の源は神様から来られるからです。
そして嬉しいことに今年のマーチフォーライフには公式に東京と大阪の大司教様からメッセージを頂いております。大阪の大司教は次期枢機卿になられる方です。あわせてお祈りを致しましょう。今年も私は可能な限り参加したいと思います。そして読者の皆様にも参加を呼びかけると同時にお知り合いの方々にも参加を呼びかけて頂きたいと思うのです。このマーチフォーライフ運動は聖母マリア様の祝福が特別にあります。行進には聖母マリア様もついておられます。何故ならばファティマのマリア様の御像と行列が公に出来るからです。日本の教会でもほんの一部で聖母行列はありますが、このような長い道のりを大都市の中で警察の方々に護られて出来ることは滅多にあることではあります。聖母行列のお恵みは本当に本当に大きなお恵みがあります。日本の回心に大きな力があります。参加して分かって頂けると思いますが御母は私たちをこの行進に参加するように呼びかけておられます。
来る7月16日は東京のカトリック築地教会に午後4時前には集合して下さい。祈られる方はそれよりも前に来て歴史的建造物である聖堂に巡礼しても良いと思います。



教会誕生

2018-05-21 07:48:58 | カトリック
聖霊降臨の大祝日おめでとうございます。

かつてある司教様の説教を思い出しました。

『神様からのお恵みは現実的かつ超自然的なのです。超自然的なものとは神様のみから来るものです。恩寵は私たちよりもさらに上から与えられなくてはなりません。私たちは恩寵が無い状態で死ねば地獄に行くことになります。私たち人間は天国に行くに値するような特性や性質を持っていません。
新しい教えによって私たちは支配されています。この新しい教えは僅か数十年の間によって私たちを支配しています。その教えでは、私たちの本質というものは天国に行くのが当たり前とされています。人間であれば天国に行くのに値する存在なのだそうです。しかしこれは排斥されている教えです。私たちは原罪によって堕落していることを忘れてはいけないのです。もし人間が洗礼によって原罪が赦されなければ地獄に行きます。私たちの主は十字架の上で死にました。それは恐ろしい死でした。私たち人類の罪を贖うためでした。真の教えと真の教会を得るためです。
真のカトリック教会は何かのジョーク的なものでもオプションや何かしらの他の物ではありません。それは天国に行くための必須なものです。しかし今日多くの人々はカトリック教会が天国へ行くのに必ずしも必要なものではないと考えています。
カトリック教会は天国に行くのに欠かせないものです。決してカトリック教会の教え無しに天国に行くことは出来ません。神様は教会の周りで働きかけることは出来ますが教会を通して天国に行くことが基本であり最良なのです。もちろん教会の外から天国へ行く人は居ますがそれはかなり少数です。全世界がカトリック教会を忘れさられているのは驚愕的なことです。現在のカトリック教会の破壊は神様のお許しによるものです。もちろん神様はその破壊を望んではおられませんが、しかしそれを許されたのです。私たち人間には自由意志があります。もし私たちが地獄へ行くのでしたら神様はお止めになりません。もし私たちが教会を破壊するならばそれと同じくお止めにならないのです。しかし神様は世の終わりまでご自分の教会をお救いになります。私たちは世の終わりに近づいています。ですから教会は非常に小さいのです。余りに多くの霊魂はこの世の快楽を求めています。イエズス様は仰いました。あなたがたはこの世または天国の両方を求めることは出来ません。殉教者は天国を選びました。そしてこの世で命を失いました。彼らは正しかったのです。彼らは天国にいます。彼らはこの世で生きなかったのですが天国で生きています。カトリック教会は常に天国のことを考えなくてはなりません。それが私たちがカトリックである所以なのです。天国へ行くために、他の理由はありません。神様の栄光のために。霊魂の救いのために。人の霊魂を救うためにはまず自分の霊魂を救わなくてはなりません。』
つづく

ファティマの聖母

2018-05-14 07:43:27 | カトリック
昨日は5月13日はファティマの聖母の祝日でした。
マリア様がポルトガルのファティマで御出現されてから101年目に当たります。丁度今から101年前の大きな奇跡で世界中で大回心がありました。この1917年は教皇聖ピオ10世の近代主義を排斥した「パッシェンディ」から10年目でもありました。この時代の背景から推察すると二百年前から始まった新しい教えと教会が戦っている真っ只でもありました。ですから聖母マリア様のメッセージは、罪人の回心のための祈りと犠牲を私たちに訴えておられるというわけです。
とりわけ聖母マリア様のメッセージは教会の教えと全く同じであり特に注目されたのは予言でした。特に第三の秘密と言われたものは、1960年までに公開する約束でしたが、この年まで何もありませんでした。これがおそらく現代のカトリック教会に暗い陰を落としているのかもしれません。なぜならばカトリック教会の聖職者は聖母マリア様の約束を守らなかったからです。
そしてさらにこの10年以上後にマリア様は秋田で、次のように仰います。
『ロザリオの祈りをもって、司教、司祭のために祈ってください。 
悪魔の働きが、教会の中まで入り込み、枢機卿は枢機卿、司教は司教に対立するでしょう。私を敬う司祭は同僚から軽蔑され、攻撃されるでしょう。祭壇、教会が荒らされて、教会は妥協する者で一杯になり、悪魔によって、多くの司祭、修道者がやめるでしょう。特に、悪魔は、御子に捧げられた霊魂に働きかけております。たくさんの霊魂が失われることが私の悲しみです。これ以上罪が続くなら、罪のゆるしはなくなるでしょう。』
ですからファティマのマリア様と秋田は繋がっている御出現と言われる所以なのだそうです。日本に御出現されたことも本来注目したいところです。多くの人がこのマリア様の発言を実感されていることと思います。
そしてファティマのマリア様は沢山のカトリック教会の信者の霊魂が地獄に落とされていくのを見せてくださいました。実に沢山の霊魂でした。
これは非常に恐ろしい事です。マリア様は私たちを愛してるからこそ警告を与えておられることを忘れてはいけません。私たちが愛する子供を育てるのと同じです。気をつけなさい!と言うのと同じです。愛してるからです。どうでも良い人のことにそこまで言いません。
祈りましょう。

主の昇天

2018-05-10 07:48:51 | カトリック
復活ののち40日後に主は御昇天された、と聖福音書にある通り今日は主の昇天の祝日に当たります。
ロザリオで言えば栄えの玄義の第二の黙想です。主が天に昇られたとき弟子達はいつまでも空を見上げて天の国を羨望したことでしょうか。
私たちの最終的な目標かつ目的はもちろん天国に行くことです。天国で聖人に会えるのはもちろんですが、まず何よりも主イエズスに会えるという大きなお恵みがあります。
もちろんこの世にイエズス様は聖体としてとどまってはおりますが、私を含めて多くの人は五感で捉えきれていません。もし五感全て御聖体を捉えていたら不遜などは出来ません。以前ある人が私に言ったことは、司教や神父、神学生が数十人が集うミサで聖堂に出入りする聖職者を観察してると聖櫃にましますイエズス様に頭を下げたのはたったの数人だった、と私に嘆きながら教えてくれました。むしろ多くの聖職者は知り合いの信者の方に会釈をしていたとも付け加えていました。
このように私たちは口では「聖体」と申しましても多くの人は、聖人に倣って、ミサの時はもちろん普段の礼拝の時でも、最高位の礼拝を示せてはいません。これが現実なのです。ですから天国にもし行けるとしたらそこで初めて全身全霊で主を感じることが出来たとき、この世において私たちの主に対する忘恩は計り知れないほど知ることになるとは思います。
これがファチマと秋田のマリア様の仰る罪人の回心の必要性と聖職者の信仰の「悪魔的方向感覚の喪失」ということなのでしょう。
天国の福楽を願いましょう。

素直さ

2018-05-08 07:48:28 | カトリック
ある教会の御聖堂の入り口にある、右手にはホスチアをお持ちのイエズス様の像がありました。そして御心臓から左手にあるカリスの中に血が流れ出る姿の美しい御像でした。
両手両足には赤い御傷があります。
御像の前で三歳になるばかりの娘に
「この傷はね、悪いことするとイエズス様が痛いんだよ」と言うと真顔で
「○○ちゃん(自分のこと)は悪いことしないね。イエズス様が痛くならないようにお祈りする」と2人でめでたしを唱えました。
イエズス様は幼子の心が無ければ天国に入れないと仰いました。
子供からは学ぶことが多々あります。私たちの多くは様々な経験からか大切なことを忘れているような気がします。例えばその多くは『素直さ』です。素直にならなければ私たちは謙遜も学ぶことも出来ないように思います。とくに主の言葉も心に染み通らないでしょう。
主に対して信じる心、希望する心、愛する心、礼拝する心を聖母マリア様を通して頂くお恵みを願いましょう。

聖母月

2018-05-01 07:57:15 | カトリック
聖ヨゼフの祝日と共に聖母月が始まりました。
今月は私たちの真の母である聖母マリア様に一切のことを奉献致しましょう。
そしてそれに応えるようにロザリオを唱えましょう。


ついでに私の大好きな祈り

『生ける人と死せる人とのために祈らん』

主願わくはわが親族、恩人、友人、またわれに害を加えんとする者にも御恵みを垂れ給え。なおわれらの霊魂を司どる人々と、肉身を司どる人々とを助け給え。貧しき者、禍いに遭う者、身寄りなき者、病める者、および死に臨める者をあわれみ給え。主を知らざる者に救霊の御恵みを下し、また煉獄に苦しむ霊魂に御あわれみを垂れ、ことにわれらに縁あるものの霊魂に終りなき幸いを与え給え。アーメン