一カトリック信者(ジュゼッペ)の日々想い

聖ヨゼフを愛する一カトリック信者の日々を綴ったブログです。

分け隔てなく守ろう

2018-07-13 07:46:03 | 生命問題
カトリックの教えでは着床ではなく受精した瞬間に魂が宿ると教えています。
従って妊娠の最も最初期でも障害の可能性があろうとそれは人間であるので中絶することは殺人なのです。
この事をはっきりとさせない限り簡単に中絶を考える人が多く出てしまいます。
人工中絶は殺人だと言うと、多くの人は胎児側にたつことはありません。必ず出てくる返事が、暴漢されて妊娠した場合はどうなるのかとか、生まれても不幸になるなら、という類の話です。これとはまったくベクトルの違う話です。胎児には罪はまったくありません。胎児側にたって考えるという理論が出てきません。そしてもちろん生命の源であり生命を司る神様の話は出ません。確かに暴漢された人は不幸です。しかし世の中には暴漢されて試練を乗り越えて産まれた子供もその母親と幸せになる話もたくさんあるのも事実なのです。必ずしも全てが当てはまるものではありません。日本では数十万人の胎児が殺されていますが、99%が暴漢されて宿った胎児では無いのです。この事実をないがしろにして、少数の事例を持ち出して殺人を正当化することは馬鹿げた話です。
そして最近では障害児を見つけて中絶することも許されることではありません。聖トマスによると天国に行くと障害のある人は障害が取り除かれ、聡明になると仰っています。
最近教皇様も障害児を中絶する事に関してはっきりと
「私はそのことに苦痛を感じる。前世紀には、ナチスが民族浄化のために行った行為に関して全世界が憤った。現代の我々はそれと同じことをしている。だが今回は白い手袋を使って」
と仰っています。
生命を大切にしない世の中は子供の犯罪も増えますし、お互いを尊重したりできません。もっとも小さな命を大切にしないで命の大切さを語ることはできません。胎児も大人も人間だという認識を改めて私たちは考えましょう。
今年のマーチフォーライフは教皇大使、枢機卿様と東京の大司教様の呼びかけがあります。そして無原罪の御母と共に行進をすることによって、「正義と真理との太陽なるイエズス御出現近きを示し給ひし者なれば、願わくは、汝の温和なる光を以て、日本國民を照し、彼等をして、速かにその心の闇を開き、永遠の光明なる御子、我等の主イエズスキリストを、正しく認むるに至らしめ」るのです。

16日午後4時にカトリック築地教会に集合しましょう!お会いしましょう!

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