かなたんの更年期を楽しむブログ♪

ただいま 更年期真っ最中のアラフィフ女デス
自分のこだわり・思うコトなど
独断と偏見で言いたい放題綴ってマス 

お正月のお供え餅

2017年12月29日 19時32分39秒 | 思い出話

今年も残すところ あと3日

29日も もう終わるので2日ですね

29日というと 学生の頃のバイトを思い出します

短大2年の冬は 卒業試験の勉強と資格試験の勉強を

しなくてはならず バイトをしていなかったのですが

駅前の和菓子屋でバイト募集の張り紙をたまたま目にして

28日~31日までという4日間の短期くらいなら出来るなぁ・・と思い

バイトをお願いしたいと申し出てみました

そしたら そこの和菓子屋の ものすごいケチそうなおばあさんが

最初は ちょっと渋ってたものの ちょっと話すうちに

「あんた いい人そうだから 頼むわ」といった後で

「時給はこれだから。 交通費は出せないからね」

と紙にサラサラっと書いた額 500円

いくら30年近く前といっても時給500円の時代では断じてありません!!

しかも この和菓子から家まではバスの始点から終点の距離・・

「げ・・」と思いましたが 時給聞いて「やめます」とも言えず

それでも10時から7時まで休憩1時間の8時間で

日給4000円の4日間 1万6千円(-_-メ)とはいえ

何もしなければ0円ですから 

頑張ろう!と決めました

しかし この仕事・・ ワタシがやった数々のバイトの中で

過酷さベスト3に入りました・・

和菓子屋の前の道路で鏡餅を売るというお仕事だったのですが

(これも当日知りました 中でお菓子を売るのかと思ってました)

吹きっ晒しの道路に暖房器具1つもなく8時間立ちっぱなしで

ろくに売れもしない鏡餅を売り続ける・・

もーホントに寒いったらないんですよ!!

だって動かないんですから!

とにかく ひたすら

「鏡餅いかがですか~!」叫ぶのみ!!

ちょっとでも 声が途切れると 

中のほうから

「声がきこえないわよ~」

生の餅なので28日は

「今日買うのは早いわ~カビちゃうもの」

という方多数でほとんど売れず 

29日は29日で・・

なんと!29日は苦餅(くもち)といって

誰も買ってくれないんです!

今だったら こんなの気にする人いないかもしれませんけど

ちょっと前の日本人は意外と こういうジンクスに従順でした

「今日は29日じゃないか ダメダメ」

みんな こう言って去っていきます・・

誰も買ってくれないのに

「鏡餅いかがですか~」 8時間・・・ もー辛すぎる・・

唯一売れたのが30日でした。

といっても 鏡餅ですから

そんなに飛ぶようには売れません・・

真空パックのカビない鏡餅が出始めてた頃でしたし

高いのにカビる鏡餅なんて・・・

1個3000円とかしましたからね (小さくても1600円)

それでも ちょっとでも売れれば 

まだ 少しはやりがいがあります

30日は 声のかけがいもあったし

さすがに3日目になると 防寒対策もバッチリになって

カイロ貼りまくり 靴下3枚重ね とにかく割烹着の下に

着れるだけ着こんで行ったので 

寒さもなんとか しのぐことが出来たので

あと1日 何とかやれそう!と思って

迎えた最終日の31日

1日飾りは縁起が悪いというジンクスご存知ですか?

鏡餅は全く売れませんでした

もー イヤ

二度と鏡餅売りのバイトはしないっ!!

ワタシは心に強く強く誓ったのでした

この4日間 ホントに寒くて辛くて

声は限界だし 足はパンパンだし

最終日まで 差し入れひとつ

温かいお茶の1杯ももらえず

ツラくてツラくて仕方なかったのですが

何よりもキツかったことが 

実は他にあります

それは・・ この和菓子屋の隣りの写真屋から

エンドレスでずーーーーーーーっっとかかり続けた

徳永英明の曲

「輝きながら」

気が狂うかと思いました 

あの独特な ねちょ~っとした声で

「か~がやきぃ~な~がらぁ~♬」

8時間×4=32時間 ワタシは 

ひたすら聴き続けたのです

とにかく 曲が終わって

「か~がやきぃ~な~がらぁ~」が再び始まるたびに

お願い(>_<) もうやめて( ゚Д゚)

誰か助けて!!(/ω\)

どれだけ 心の中で叫んだかしれません

 

このときの体験で

ワタシは 未だに 徳永英明の「輝きながら」を聴くと

わけのわからない怒りがこみあげて気分が悪くなります

そして 

結婚して25年以上経ちますが

ワタシは一度も鏡餅を飾ったことがありません・・・

鏡餅・・・見るのもイヤ

日本人として どうかと思いますが・・

ワタシのことはさておき

鏡餅、飾るなら明日です

31日に飾ってはいけません

(もちろん今日もダメよ)