![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/ec/ee5d7fb9a52d84a67fd631824d104455.jpg?1699199152)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/d7/d7d93c90bb385aae1ec261a97a4ed2bb.jpg?1699199151)
生徒さんがフィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックを購入されました !(※写真は私の楽譜です)
フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックをご存知ですか?イギリスのルネサンス終わりからバロック初期の鍵盤楽器のための曲を集めた楽譜です。総数298曲 !そりゃこんな分厚さにもなりますね🤣エリザベス一世に好かれた作曲家なんかも多いですね。チェンバロやオルガン、クラヴィコードでも演奏可能です(3段の楽譜はありません)。
珍しいところで言えばフィリップスが編曲したカッチーニのアマリリ、ファーナビーが編曲したダウランドの涙のパヴァーヌetc..とにかく宝庫なのです。
バード、ブル、ファーナビー、ギボンズ(バードとギボンズはグールドの素晴らしい録音がありますね)を中心に、スウェーリンクやフィリップス、ピッキなどが収められており、作曲者不詳の曲も多くあります。
生徒さんは雑談の多い私のレッスンからこの楽譜のことを知り、思いのほか安かったらしくすぐ購入されましたの届くまでには時間がかかりましたが、図鑑を観ているような感じだと話されてました(笑)いやぁ..沼にハマりつつありますね(*´艸`)
この中から小さな曲を1つやることになりました。4段ほどの小品ですが、テクニック的にも難しい曲です。しかも、現代の和声学のようなものが通じない部分が多々あります。そのようなことを紐解きながら一緒に勉強していきましょう。しかもモダンピアノで演奏するのですからとても楽しみです!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます