みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話62

2018-01-25 13:16:34 | 日記

 

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている、「たぶん8×9=72が正解かもゆうこ」。今回は、三人で楽しい会食です。

ふぅ~、すこし早く来すぎちゃったかしら。

 

店員A:いらっしゃいませ。ご注文は?

 

ゆうこ:早春のざわめきイチゴパフェ2つと、力もちうどんと、おいなりさんと、ポークソティと、紅茶2つ下さい。

 

店員A:かしこまりました。

 

(「とうげのなきぼくろ」店内 PM2:40)

 

カラン コロン カラン コロン(チャイムの音)

 

???:ゆうこ、お待たせ。え!?どしたの、顔面蒼白のスケキヨになってるよ!!

 

ゆうこ:タコスちゃん、おひさ!!元気そうだね。

 

タコス:んー、まぁまぁってとこかなぁ。もーう半年ぶりだし、スケキヨ二人だし。

 

ゆうこ:ピラピラ(顔のパックはがす音)。だって、イケメンのタコスちゃんに張り合おうと思って、家からパックしてきたんだけど、なんかはがすのもったいなくて。

 

???:それにそれに。

 

タコス:となりで、パックから保湿液下にボドボド落としてもお構いなしの、泰然自若でマッシュルーム髪の大人物は、もしかして…。ねこじたちゃん!?

 

ねこじた:グ・モーニング、エブリバティ!!午後3時だけど、朝飯前のねこじたでーす。タコスちゃん、10日前から、ずーと君の夢ばっかり見て、寝汗かいてたよおぅ~。会いたかった!!

 

タコス:本当に?ほんとかなぁ。それはそうと、朝から全然ご飯食べてなかったの、ねこじたちゃん。

 

ねこじた:そうなんだよね。何かと忙しくて。道路工事のバイトでは。あと、タコヤキのたこに気合を入れたり、あんこうの吊るし切りを眺めたり。

 

ゆうこ:ふっふっふ。相変わらずね、ねこじたちゃん。面白過ぎるぅ。それに、鼻からミントの風が吹きまくって、すがすがしいし。

 

タコス:それは、ゆうこが両方の鼻の穴に、チョーク式のミントホワイトチョコを、好きでぐいぐい入れてるからでしょ。

 

ゆうこ:んー、だって、最近もう一つ体がシャキとしないし、疲れやすいから。

 

ねこじた:モグモグ、モグモグ(一気に来たお料理を、片っ端から食べまくっている)。

 

タコス:ねこじたちゃんも、相変わらずだね。目の前に食べ物が並ぶと、そっちに集中して、一言もしゃべらなくなるし。

 

ねこじた:モグモグ。モグモグ。

 

ゆうこ:それはそうと、タコスちゃん、何か悩みがあって、ここに来たんじゃないの。

 

タコス:はい。そうなんですけど、せっかくこの楽しい雰囲気を壊したくないってゆうか…。

 

ゆうこ:あー、けっこう重めの話?いいわよ。私とタコスちゃんの仲じゃない。ねこじたちゃんだって、世界で1・2を争う口の堅さだし。ハードボイルド系の話、どんどんしゃべっちゃって。ちなみにゆうこは、半熟が好きだけど。

 

ねこじた:ぼくも。

 

タコス:ぼくは生が好きだな。たまごは…。

 

ゆうこ:たまごって言えば、かもめね。自由に空高く飛んでいくの、気持ちいいだろうね。結婚とか、子供とか、年金とか、小ジワとか、シミとか、そんなどうでもいいことにこだわらず、あっでも、おなかの…。

 

ねこじた:たるみとか。着ぐるみとか。

 

タコス:さすがのゆうこも、着ぐるみは着てないでしょ。

 

チャー。キュキュ(背中のチャックを下におろす音)

 

タコス:着てたんだぁ~。どうりでおかしいと思ってたんだよねぇ。

 

ゆうこ:色々食べて、暑くなってきちゃった。(くの一の格好の、ピンクの着ぐるみを脱ぎ捨てる)だって誰もツッコんでくれないから。暑いのガマンしてたんだよぉ~!!たまごって言えばさぁ~、ずーと疑問に思ってたんだけど。

 

タコス:うんうん。

 

ゆうこ:たまごの体積って、どうやって出すの?

 

タコス:えーと、どうだっけ?習ったような気がするけど…。

 

ゆうこ:このちっちゃい黒板とチョークで計算してみょ。キュキュキュ(ちびたチョークを使って、計算式を書いている)、キュキュ…ボキッ!!

 

タコス:あっ!?折れた。ゆうこ、このスマホで計算してみて。

 

ゆうこ:だめだめ。スマホとゆうこって、相性最悪だから。

 

タコス:そもそも、鼻の穴に入れてたミントホワイトチョコの呪いなんじゃないの。あんなの両方の鼻の穴に躊躇なく入れたりするから。

 

ゆうこ:(タコスの声聞こえず、下の床に油性マジックでしつこく計算式を書いている)

 

タコス:ゆうこ、何やってんの!!だめだよ、そんなとこに書いて。

 

ゆうこ:だって、上の白いテーブルはご飯食べるとこだし、ゆかもダメなら、どこに書いたらいいのぉ~!!(涙目)

 

(ねこじた、一人でイチゴパフェのガラスの器を洗っている)

 

タコス:こういうときは、一番賢いねこじたちゃんに訊いてみ。

 

ゆうこ:助けて!!ねこじたちゃん。

 

ねこじた:このガラスの器に水をなみなみ入れて、ここに。(ポトン)たまご入れるでしょ。

 

ゆうこ:わっわっ!水があふれてきたよ。

 

ねこじた:このあふれ出た水の量が、たまごの体積だよ。

 

(床に水が流れ落ちる。)

 

ザワ ザワ。 ザワ ザワ。

 

ゆうこ:そっか、わかったぁ~。さすがねこじたちゃん、何でも知ってるねぇ~。タコスちゃん、ごめんね。ゆうこと一緒に、床拭くの手伝って。

 

タコス:うっうっうっ…。(こらえ切れず泣き出す)

 

(ゆうことタコスちゃん二人で、保湿液たっぷしのスケキヨのパックで、床をキレイにする)

 

ゆうこ:タコスちゃん、ありがと。お礼に、夜食用のたまご焼きとたまご丼、マスターに作ってもらったから、たべてね。あっ、それから…。

 

タコス:悩みの方も、もう解決しました。ゆうこと一緒にいると、自分のまっとうな悩みがどうでもよくなったし、お夜食ももらったので、帰ります。ゆうこ、ばいばーい、またね!!

 

ゆうこ:タコスちゃん、すっきりした顔で帰っちゃったわ。一大事解決ね。もちろんねこじたちゃんも、得意の抜き足差し足で、みんなの分のお会計、先に払って帰ったみたい。

さぁてと、ゆうこもパックでつるピカの顔を見せびらかしに、かえろーと。帰ったら、「おしえて邪馬台国先生・第96話 恋の土木工事、人手不足を解消するのだ!!の巻」観なくちゃ。いそげ~!!

 

3×8=24、6×8=48.この場合、「たぶん8×9=72が正解かもゆうこ」でした。


前回は髙木雄也くん編でしたが、今回は、ゆうことタコスちゃんとねこじたちゃんのメンバーミックス編です。

びっくりするかもしれませんが、人生で一度もパックをしたことのない、ほうほうほでした

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