みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話50

2017-10-20 13:09:58 | 日記

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている。「じゃあ、明日は洋服でもあらおうかな、ゆうこ」。今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方430分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ:ふー、めっきり寒くなってきたわぁ~。帰りに、大きめのさつまいも2個買って、イモ版作らなきゃ。

 

???:こんにちわ。今いいですか?

 

ゆうこ:キャハ!ヨーロッパ風イケメンさんね。どうぞどうぞ。あなたのお名前は?

 

???:歌番組の途中で、ウインクを必ずするので、「ウイぐみちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ:へぇー、そうなんだぁ~。じゃあ、ウイぐみちゃんの悩みはなーに?

 

ウイぐみ:冬になると、家族だんらんがすごく窮屈になるんです。それで…。

 

ゆうこ:えっ!?ちょっと待って、ウイぐみちゃん。なんかわかりづらいから、優しく教えて。

 

ウイぐみ:あー、はい。うちは9人兄弟と、父と母で、11人家族なんです。

 

ゆうこ:うんうん。子だくさんねぇ~。おとうさんとおかあさん、ちょー仲良しなのね。

 

ウイぐみ:そこんとこは、不思議なんですけど。今も、母親は、長期の家出中で。まぁ、どこに住んでるかは、みんなわかってるんですけど。

 

ゆうこ:それってもしかして、ただ別居してるんじゃあ…。

 

ウイぐみ:そう。そうですよね。さすがゆうこ、何でもお見通しですね。

 

ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を。そんなに褒めないで。サメ肌脱いじゃうから。

 

ウイぐみ:「一肌脱ぐ」だと思うんだけど。えーと、なんだっけ?

 

ゆうこ:あれでしょ。11人もいて、茶の間にこたつがあったら、

「えっへん。かあさんや。ピューマ屋のようかんでも切りなさい。子供たちもおこたに入って、すごろくでもしようじゃないか。」

 

子供たち「わぁーい、やったあ!!みんなでやろうやろう」

 

ズボッ、ズボッ、ギャー、いたいいたい。せますぎるよー!?

 

…ってことでしょ。(ゼーゼー)

 

ウイぐみ:そうなんです。長目の説明、恐れ入ります。

 

ゆうこ:う~ん!?こたつの4つの入り口に対してはどう考えたって…。

 

ウイぐみ:せますぎます。それに兄弟全員男なので、体は大きいし、最年少でも、23歳位だし。

 

ゆうこ:ふっふっふ。もしかして、ウイぐみちゃんも含めて、家族みんな、イケメンなんじゃない?

 

ウイぐみ:そうなんです。さすがゆうこ。鋭いですね。とくに父親と母親が、無駄に美人で美男子なんです。

父親は、その顔で説教するのが好きで、いつも「三びきのこぶた」を引用して、ぼくたちにお説を…うっうっう…(泣)。

 

ゆうこ:わっ、なかないで。ウイぐみちゃん。ホットゆず茶のみましょ。

 

2人:ゴクリ。ふぅー、おいしい。

 

ウイぐみ:味変で、ちょっとこの七味をぱっぱっ。いただきマンチェスター。ゴクッゴクッ。

 

ゆうこ:あっ(少し困惑)

 

ウイぐみ:あの三びきのこぶたを見てみろ!1人はわらの家、1人は木の枝の家、1人はレンガの家で。ラーメンや、焼肉や、フレンチレストランまで、それぞれ経営して、立派なもんだ。それに比べてお前たちはー!!(けっこう大きめの声)

 

ゆうこ:ちょっ、ウイぐみちゃん、ストーップ!!

どしたの、急に大きな声出して、暴走機関車みたいなっちゃって。ケホッ、ゴホッ、ゴホッ…。

 

ウイぐみ:ゴボッゴホッ…。あー、ごめんなさい。なぜだか急に取り乱しちゃって…。

 

2人:暴走機関車の煙が目にしみて、涙が止まらず。顔は真っ黒、すすだらけ。

 

ゆうこ:キャハッハッ、キャハキャハ。ヒィーヒィー。

 

ウイぐみ:ゆうこだって。アッハッハッ、ヒィー。苦しい。(大爆笑)

 

ゆうこ:まさか興奮して、自家発電って、電気じゃないけど、充電300%で、煙モウモウ出すなんて、なんかすごすぎるね。ウイぐみちゃん。

 

ウイぐみ:本当なんかすいません。自分でもこんなこと初めてなんで。

 

ゆうこ:いいよいいよ。たぶんさっきの味変の七味のしわざだから。この前、うちで鍋やってた時、お父さんがふざけて、一味の中に、高麗人参とか、オットセイの鳴き声とか、孫の手とか入れてたから。

 

ウイぐみ:え!?七味じゃなくて、一味だったんですか。

 

ゆうこ:大丈夫。ノープログラム、150gあいびき肉。美味しかったから大丈夫!!

 

ウイぐみ:はぁー。(少し気落ちする)

 

ゆうこ:とにかくね、三びきのこぶたは立身出世したし、兄弟全員、みんな立派に大きく育ったし、そんな、こたつ1つのことで悩まなくて、大丈夫だから。

 

ウイぐみ:はい。なんか大きな声で笑ってたので、身も心もすっきりしました。これで家に帰ります。じゃあね、ゆうこ。ばいばーい。

 

ゆうこ:ばいばーい、ウイぐみちゃん。ふー、これで一大事解決。ゆうこも久々に大笑いしたから、おなかすいちゃった。家に帰って、カレーライスでも作って、山盛り食べちゃお。

 

ピッピッピー。けむモーモーで、ストレス解消。心の洗濯完了。「じゃあ、明日は洋服でもあらおうかな、ゆうこ」でした。


前回は岡本圭人くん編でしたが、今回は薮宏太くん編です。

気がつけば、外は雨。買い物、どうしようかな?ほうほうほでした

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