みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話123

2019-09-11 13:03:49 | 日記

よかったら、読んでみてね

 

昔々あるところに、優しくて、勇敢でな男の子が住んでいました。

いつも濃いめの桃色のベレー帽をかぶっていたので、「こもベレちゃん」と呼ばれていました。

 

今日は、大好きなママに頼まれて、おばあちゃん家に行く途中です。

「この前、おばあちゃんに会った時、自分はジェームス・ディーンの生まれ変わりだって息巻いてたけど、今度は、誰の生まれ変わりになっているんだろう?」そんなことを考えつつ、トコトコ歩いていたら、目の前に大きなお屋敷があり、その隣にブルドーザーが半分つっこんだままのおばあちゃん家がありました。

 

こもベレ:おばあちゃん、こんにちわ。

 

おばあ:良く来なすったねぇ。早く中におはいり。

 

部屋の中は、おでんのおいしいにおいと、大量の豆麩と、1つのドラゴンフルーツが置いてありました。

 

こもベレ:きゃ!おばあちゃんと同じ位かわいいピンク色のなにかがある。

 

おばあ:未知の生物に興味津々じゃね。こもベレちゃんは、本当にかわいくて、かしこい子じゃよ。

 

こもベレ:おばあちゃん、これなーに!?

 

おばあ:三角サボテンの果実で、ドラゴンフルーツさ。

 

こもベレ:へぇ。これ食べられるの?

 

おばあ:もちのろんじゃよ。さぁさ、手を洗ってきて、おばあにかわいい反抗を2・3してから食べようね。

 

こもベレ:どおゆうこと!?反抗って・・・。

 

おばあ:物心ついた時には、戦時中でアレだったし。筋肉量がとんと減った70代に突入すれば、周りから、ごはんはよく噛んで食べろとか、あんまりでっかい薬を飲むな。もーう自動車も自転車も脂身もあぶないからひかえろとか・・・。四六時中、周りからやいのやいの言われて・・・。

 

こもベレ:世間なんて自分勝手なものだもんね。

 

おばあ:THO(そう)さすが利発なこもベレちゃん。唯一のおばあの理解者じゃよ。おばあだって冥土の土産に反抗してみたいんじゃよ。

 

こもベレ:ぽっ(赤らむ)で、ぼくの好きな反抗でいいんだよね。

 

おばあ:おねがいします。

 

こもベレ:いやだ、いやだ。このドラゴンフルーツのピンクの皮がスルーと取れるのやだぁ~。もっと悪戦苦闘したのちに食べたい!!大変で難敵な皮とたたかって、5-6で負けてたのに、最後サヨナラホームランかっ飛ばして、ホームを踏んで、さわやかな汗をたらしながら食べるぅ~!!

 

おばあ:東京ドームっぽい景色が見えてきたけど、それにしても、こもベレちゃんの前に、誰か1人ランナーがいたってことかい?

 

こもベレ:うん。

 

おばあ:その人はだれだい!?

 

こもベレ:ジョージ・レーゼンビーさん。

 

おばあ:えっ!?あのジェームズ・ボンド役の2代目の人かい。あー、あのお人もかっこ良かったねぇ。うんうん。

 

こもベレ:あの人がサードから、華麗にホームへ走って、その後ぼくもそのベースを踏んだら、相当・・・。

 

おばあ:はぁ~そりゃあ、世の女の子たちは、メロメロさぁ。おばあだってポォーとして、4日前に家に突き刺さったブルドーザーに乗って、どっかの土木工事に行くにきまってる。

 

こもベレ:ね(ウィンクぷらす投げキッスをする)じゃあ、そろそろぼくはおいとまするね。遅くなるとママが心配するから。

 

おばあ:そうかい。じゃあタッパに入ったドラゴンフルーツ持っておかえり。食べやすいようにカットしたから。

 

20分後、ヌンチャクを振り回しつつ、美容体操していたママの元へ、こもベレちゃんはかえりました。


今回は、岩橋玄樹くん編です。ほうほうほでした

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