よかったら、読んでみてね
昔々あるところに、「びみょうこ」という名前のお姫さまが、小さな国を牛耳っていました。顔のかわいさも性格もペットへの愛情も、整理整頓も頭の回転も・・・と言い出せば、キリがないほどに微妙なのですが。
チャッピィ:キャンキャン♪
その妻:まぁ、チャッピィったら、久々に西島秀俊さんが、パンプキンパイを持って訪問してくれたから、はしゃいじゃって・・・。
西島秀俊さん:お久しぶりです。奥さまもますます・・・。
その妻:ますますナニ!?次の言葉の方向性によって、ティラノザウルスの産毛をただでレンタルできるか、料金を支払うか、ちがってくるわよ。
ひとうみさお:こんにちわ。覚えていますか?ほらっ、3年前に一緒に、学習塾開いて、サラーと半年で、その塾つぶしたみさおです。
秀俊さん:えーと、えーと、ごめんなさい。最近ティラノの産毛量がめっきり減ってしまって、物忘れがすごくて・・・。(ガサゴソ)
フルト:も~う!みさちゃん。こんなにまじめで人格者のひでっちにごんぼほおったら、世の中の女性達に荒縄でしばられたり、チャーシューのたれ一生かけられたりするよっ!!
チャッピィ:キャンギャン。(ごんぼほるってナニ?)
ひでっち:アレですよね。奥サマの美しさは、全世界の時を止めてしまうほどです。
その妻:おっほっほっほっ。テンション上げ上げねぇ~!!もっと言ってちょーだい。
おしな坂・大先生:この前言ってた、若いツバメ達のことは、どーでもいいのかい。
フルト:ありゃ!?大先生、まだこっちの世界にいたの?
大先生:帰り方がわからない(暗いカオ)
みさお:めずらしく、シェイクスピアの四大悲劇の主人公みたくなっちゃってる。
チャッピィ:キャン!!(大先生、ファイト!!)
その妻:たしかにね、ゆうやんと岸君も魅力的だけどね。あの天保十二年のシェイクスピアに出てた、高橋一生さんもぐっときたわぁ~
フルト・ひでっち:あの舞台、たしか何年かおきにやってる。(ガサゴソ)
チャッピィ:ギャンギャン!!(『天保十二年のシェイクスピア2002』の沢口靖子さんっ!!)
ひでっち:美しくて、お茶目な女優さん。そして、こちらの豪華絢爛でクレーバーな奥様とどっこいどっこいです。
その妻:ふっふっふっ。ティラノの産毛、ただでレンタルするか、迷いに迷うわぁ~!!
みさお:わぁ、そのティラノの産毛、ぼくも欲しいなぁ。そしたら、もうちぃっと、物事がうまくいっちゃったりしてぇ~。
フルト:その妻のオクサマが、そんな副業してたなんて、ぜんっぜんわかんなかった。
チャッピィ:キャン♪(初耳)
みさお:正直であろうとするのは、言ってみりゃぁ~一万人に一人の人間になることなんだって。
おしな坂・大先生:わしは、365日、いつも正直に生きておるぞ。どうだ、まいったか!!
秀俊さん:じゃあ、大先生は、ずーと、こちらの世界にいつづけますか?
フルト:そうだ。ずーといればいいじゃん。そしたら、さえきや若先生に小言いわれなくて、すむし。大酒のめるし。
おしな坂・大先生:でもなぁ、わしがいないと、さえき達も困るんではないか。なぁチャッピィ。
チャッピィ:キャン♪(全然大丈夫。むしろせいせい)
おしな坂・大先生:う~ん。でもなぁ・・・。どっちの世界にも、ひっぱりダコの運命が憎い。
みさお:なんかエライ人が言ってたよね。運命とは、最もふさわしい場所へと、あなたのタコ焼きをすべてはこぶんだって!!
フルト:じゃあ、そのあつあつのタコ焼きには、ソースかけるの?それともソースちょいでマヨネーズたっぷしかけるの?
みさお:あとね、神様って、ぼく達に成功してほしいなんつうことは思ってなくて、ただ唯一、挑戦することを希望してるんだって!!
その妻:へぇ~。
フルト:じゃあ、安心して、ソースもマヨネもじゃんじゃんかけるね。
チャッピィ:キャン♪(紅ショーガもたくさんいれて!!)
フルト:あとさぁ、さっきからひでっち、コートのポッケの中、ガサゴソ探ってるけど、ぼく達に何かくれるの?
チャッピィ:キャン♪(商品券とかだったら、えんりょなく)
ひでっち:さすが千里眼のフルト君。なんでもお見通しだね。実は、さっきここに来る前に、ストーンズの松村北斗君にアメもらってたの思い出して、みんなにあげようーと、ガサゴソさがしてるんだけど。
みさお:誰かに食べられちゃった・・・。てゆーか、そのグレーのコート、ここにきた時とちがうタイプのっす。
ひでっち:えっ!?あー、そう言われれば、そもそもあるはずのポッケがない。
フルト:時をかけるコート。どこにいっちゃったんだろう。
ほうほうほでした