よかったら、読んでみてね
かっこいいHey!Say!JUMPのみんなが、夜な夜な「兼高かおるさんを語る」会議をしたらシミュレーション(創作話)
11月吉日(晴れ)PM7:00~ あとくされ公民館(梅の間)
議事進行係(薮くん)
薮くん:それでは、時間となりましたので、兼高かおるさんの「兼」の字について、話し合いを始めたいと思います。
選手宣誓:岡本くん
私たちは今夜、美しく、聡明で、洗練されていて、心がキレイで優しい、兼高かおるさんについて、まじめに話すことを、ここに誓います。(一同拍手)
薮くん:2週間前に、ハガキで通知を出して、3日前に、全員の字についての集計が出ましたので、発表します。
「兼」のまま(現状維持派):4名(山田・有岡・岡本・薮)
「宝」(カネとも読める)に変更(革新派):1名(知念)
「鐘」に変更(ベル派):3名(伊野尾・髙木・中島)
「光」に変更(そうとも読めるんだ派):1名(八乙女)
山田くん:私たちは、このままでいいと思います。
名字・名前は、とても個人的なものです。
家の表札を、他人が勝手に書き換えるみたいなものなので…。
そのことについて、どうのこうの言うこと自体、おかしい話だと思います。
薮くん:そうですよねぇ~。私もまったく同意見です。
(議事進行係は、私欲を挟むなぁ~!)どこからかの声。
知念くん:私は、絶対に、「宝」に変更するべきだと思います。
非の打ち所がない、全人類の憧れの人だからこそ、「宝」という字がふさわしいと思うので。
兼高かおるさんみたいな人、世の中にいますか?会ったことありますか?
あんなにキレイで、気品があって、お優しくて、そしておちゃめで、歩く宝石のような人ですよ。
全世界の人々を、幸せにしますよ。(ゼーゼー)
伊野尾くん:知念ちゃん、珍しいね。興奮して。冷茶のみなよ。
知念くん:ありがとう、イノちゃん。ゴクッゴクッ。
伊野尾くん:ぼくたちは、「鐘」の字に変更することを希望します。
「鐘」という字の左は「金」で、右は「童」です。
ゴールドで、ゴージャス。絶対的に美しいものです。
そして「童」。子供のような、純粋で清らかな心。
もう、この字しか考えられません。
八乙女くん:ゴクッゴク。(冷茶を飲み干す)
有岡くん:まだ何にも話をしてないのに、一気に飲んだよ、光くん。緊張してるの?
八乙女くん:両方です。緊張もしてるし、のどもめっちゃ渇いてます。
ここに来る前に、ビン詰めのイカの塩辛、半分食べてきちゃったので。
髙木くん:まじ!?塩分摂りすぎだよ~!!
八乙女くん:私は、「光」がいいと思います。奇遇にも、自分の名前も「光」なんですが。
美しく、光り輝く。すべての人々を明るく照らし出す。
もう、これ以上の字はありえません。(ゼーゼー)
イノちゃん:ヒカル、もう一回冷茶飲んで飲んで…。
八乙女くん:ゴクッゴクッゴクッ。
中島:あーもう、あんなに飲んだら、おなかチャポチャポになっちゃうよ。
八乙女:(やり尽くした感じで、額から一筋の汗が流れる)
山田:みなさん!もう一度、瞳を閉じて思い出してください。あの「兼」の字を。
兼高かおるさんは、『兼高かおる世界の旅」の時は、
ナレーター、レポーター、プロデューサー、ディレクターと、一人で何役も兼ねていたんですよ。すごいんですよ。
その名の通り、一人で重責を…。うっうっうっ…。(泣)
もう最初から、この字のとおりの、才能あふるる、すてきな女性なんです。うっうっうっ…。
岡本くん:(ハンカチを山田にそっと渡す)
薮くん:みなさんの熱い気持ち、伝わりました。この梅の間も、かなりのかおるさん愛で、みっちり、ぎっしりになって、息苦しいほどなので、30分間休憩しまーす。
となりの部屋にフリードリンクコーナーがありますから、そこでお好きなものをお飲みください。
(各自移動する。隣の杉の間には、小さいテレビあり。
テレビからは、尾形大作の『無錫旅情』が流れている。
知念くんだけ、1人離れて、外をみている。)
PM7:57 会議再開。
薮くん:それでは、みなさんの考えも固まったようなので、ここで決をとりたいと思います。
無記名で、「兼」、「宝」、「鐘」、「光」の中から、どれか1つを選んでください。
あと、ここの梅の間は、8時30分まで借りているので、時間が来ましたら、速やかにお帰り下さい。
全員(薮くんも含めて)白い箱に紙を入れる。
有岡くん:しっかし、途中からみんなの言うことに、いちいちヒザを打っちゃって、足がガクガクするよぉ~。
9時から毎週観てる、『おしえて邪馬台国先生』始まるから、チャッチャと終わらせようよ。
中島くん:大ちゃん。しぃ~!!みんな真剣なんだからぁ~。
薮くん:それでは、発表します。
「兼」2票。「宝」1票。「鐘」3票。「光」2票。無効、1票。
この結果、兼高かおるさんの「兼」の字は、「鐘」の字に変更となりました。
知念くん:いやだぁ~!!絶対に、宝じゃなきゃダメなんだって~!!(怒)
有岡くん:えっ!?兼だと思ったのに…。
山田くん:なんだよ、「無効」って!!(激しく怒)だれなの、そんなことしたの。
伊野尾くん:そういう犯人捜し、やめなよ。
中島くん:うん。うん。
山田くん:だって、無効がなかったら、絶対勝ったのに…。
髙木くん:そもそも、勝ち負けじゃないし。みんなで決めたんだから、これでいいじゃん。
おれたち、仲良しグループなんだから、キレイに納得して帰ろうぜ!!
岡本くん:(無言でうなずく)
山田くん:あ~、かおるさんに申し訳ない。バラ好きのぼくがこんなにがんばったのに…。
中島くん:山ちゃん。なんでバラ好きを、ムリ目に強調するの?
山田くん:だって、かおるさんの名前は、もともとは「ローズ」さんなんだよ。
八乙女くん:え!?そうなの…。ふーん、そうなんだ。(なぜか沈痛な面持ち)
伊野尾くん:どしたの?ヒカル…。顔色悪いよ。
八乙女くん:イノちゃん。どうしよ…(涙目)
薮くん:じゃあ、もう8時30分なので、かえるよ~!!本日はおつかれさまでしたー。
知念くん:(一人、足早に帰る。)
後日。有岡くんから、八乙女くんにLINEが来る。
有岡くん:この前は、おつかれさま。もしかしたら、自分のせいで、「兼」にならなかったかもって思ってたみたいだけど、それ、ぜんぜん違うから。
実は、「兼」の字の縦線を3本にして書いてしまったのは、ぼくです。
ぼくがあと1票を、無効にしちゃってたみたいです。
あの時、どーしても早く帰って、「おしえて邪馬台国先生」をリアルタイムで観たかったので…。
LINEで、かあちゃんが、「帰ってこい」ってせっつくもんだから。
あせっちゃって、重ね重ねごめんね!!
光くんの心の恋人、有岡大貴より。
P.S.「おしえて邪馬台国先生」は、台風の大風で、テレビのアンテナが折れちゃって、観れませんでした。てへ
大好きです。尊敬しています。兼高かおる様、本当にごめんなさい。2リットルのペットボトルほど、冷や汗をかいて謝っている、ほうほうほでした