みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話21

2017-05-06 15:36:05 | 日記

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「キシリトール強めゆうこ」。 今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方4時30分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ありお:こんにちわ。今いいですか?

 

ゆうこ:あーはい、どうぞ。あなたのお名前は?

 

ありお:どら焼きをまじまじと見ると、真ん中に穴を空けたくなるので、友達からは、「ドーナツちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ:そうなんだあ。じゃあ、ドーナツちゃんの悩みは何かな?

 

ありお:えーとですね。もじもじ。少し言いづらいんですが…。

 

ゆうこ:いいのよ。どーんと言ってみて。

 

ありお:ゆうこにお願いなんですが、僕のお姉ちゃんになって下さい。

 

ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を。お姉ちゃんにねぇ~。んー?いいわよ。私で良ければ。

 

ありお:うわっ、本当にいいんですか?やったぁ、嬉しすぎる。ぼく、実は9人兄弟の長男なんです。それで…。

 

ゆうこ:9人!?まぁ多いわねぇ~。じゃあ巷では、ウルトラご兄弟って呼ばれてるの?

 

ありお:そうじゃないんですけど、ふぅー、今日来てよかった。(しみじみ)

 

ゆうこ:ドーナツちゃんもたまには甘やかされたいってわけね。わかるわぁ~。

 

ありお:そうなんです。

 

ゆうこ:うんうん。思い起こせば、私だって上にお姉ちゃん、下には双子の弟、真ん中で、上にはどつかれ、下には甘えられて、頼りにされて…うんうん。特に長男って言ったら、しっかりしなさいってまわりにポキールを押されて…。

 

ありお:ポキールは押さないと思うけど…。何時代の話ですか!!

 

ゆうこ:まぁ、小船に乗ったつもりで、その上でセパタクローしつつ、孫の手の指、かぞえるつもりで、今日一日気楽に過ごして。

 

ありお:ありがとうございます。でも、いっている意味がほとんどわからなかったけど。

 

ゆうこ:あっほら、そういう所がだめなの。ドーナツちゃん。

 

ありお:えっ、えっ…。

 

ゆうこ:一年に一日くらい、生きてる意味考えなくていいの。今日は私がお姉ちゃんなんだから、もっと自由にワガママ言って…。

 

ありお:あっそっか、そうですよね。じゃあゆうこ、みかん持ってきて。それからトイレ掃除して、それから、「お酢の力」ってどんな力か言ってみて。それから…

 

ゆうこ:ちょっちょ、ストーップ!!相当ストレスたまってるわね、ドーナツちゃん。

 

ありお:そうなんです。家で寝る時も、みんなで川の字になって、仲睦まじく寝るなんてことは、全然なくて。

 

ゆうこ:うんうん。

 

ありお:兄弟プラス両親の11人なんで、川とゆうより、えのきだけみたいで。

 

ゆうこ:へっ!?えのきだけ。

 

ありお:それにお肉と春菊入れて、甘辛く煮て、仕上げに…。

 

ゆうこ:仕上げに玉子でとじて、ご飯にかければ、まあまあ美味しいえのき丼の出来上がりってわけね。

 

ありお:ごくり…。おいしそう。ゆうこ、もしかして料理上手なのかな。

 

ゆうこ:(ぐーぐー)ねえねえドーナツちゃん。

 

ありお:あーはい。

 

ゆうこ:「ミミズばれ商店街」の「水玉ワンピース屋」の親子丼、食べに行かない?ゆうこ、もうお腹すいて、ヘロヘロ。

 

ありお:あっ行きます。行きます。

 

ゆうこ:あっ、そうだ。食べながら、あれ見ようよ。「ふなばし えいさぶろう」、「ふじ川 なお美」、夢の競演。時代劇、手裏剣の先に見える虹。立て板に水しぶきの推理屋なおみと、それをのらりくらりとかわす大悪党、えいざぶろうの対決。「『いればみがき屋』の女主人が、事件のカギを握ったり離したりするの巻」。じゃあ、水玉ワンピース屋へレッツラゴー!!!

 

そんなにまじめに生きてどうする。はみがきを1日さぼったっていいじゃない、「キシリトール強めゆうこ」でした。


前回は中島裕翔くん編でしたが、今回は薮宏太くん編です。

オイチ・ニィ・サン・シー。海を見つめながら、ロマンチック気分になりたい、ほうほうほでした

コメント
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