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ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

平易に語ろう 『戦後レジュームからの脱却』 (3)

2007年05月21日 23時13分33秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 安倍首相 構造改革(小泉改革)

<21世紀新農政2007>
先月(4月)始め、 小規模(零細)農家を切り捨て、大規模農家を優遇する 『農業改革』 を記事にした(皮肉った)。

山間部が多い日本で 米国並みの大規模農業を進めようとしても 地理的障害が発生するというものである。 政府の鳴り物入りで 小規模農家を組織して大規模農家もどきを作ったとて 到底 米国の農家 には及ぶまい。

<米国農家>
10年近く前のこと、夜便で到着し一週間ほど滞在した土地では、 「コーン(Corn:トウモロコシ)栽培が主産業。 トウモロコシからアルコールを作る」 と聞いて、 「米国では『トウモロコシ焼酎』でも作っているのか? アル中が多くなるね」 と笑ったものだった。

その土地を離れ、空港からジェット機で飛び立った時だった。
飛行機の窓の外いっぱいに コーン畑画像:21.5 KB) が広がり 思わずシャッターを切った。
ジェット機から見える地上の全てがコーン畑として延々と続いていたのだ。

画像 の中で 白く小さな点状に見えるのは 市街地の一区画以上もありそうな 住居用敷地に建てられた 各農家の住宅や小屋等らしい。 農家各戸が所有する畑の広大さにも度肝を抜かれた感じだった。

<国内農家>
米国農家と比較して 日本の農家は (祖父母らもそうであったように)小さな耕地で生計を立てている。 過去記事 同様、もともとが 戦後の農地改革で 大地主から分け与えられたものだ。

戦後、分けられたものが 再び一つになれば 戦前・戦中 と同じになるだけだ。

(続)

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平易に語ろう 『戦後レジュームからの脱却』 (2)

2007年05月21日 18時31分32秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 安倍首相 構造改革(小泉改革)

日本のバブルがはじけた頃の 1990年代初頭、 米系等の外国銀行は早々に 日本国内の銀行統合 を予測していた。
そしてそれは確かに体力の弱そうな銀行同士から 合併 が繰り返えされ始めた。

<財閥系金融企業>
多くを同列の 財閥系企業・社員 に依存する 財閥系銀行・保険会社等はみるみる体力を落として行き、代わりに 非財閥系金融企業(銀行・保険)の健闘が目立った。

(門外漢ながら..) これでようやく 戦前・戦中 と日本を支配していた 財閥 も整理(消滅)できる。 と、 踏んでいたのもつかの間。 一旦、 非財閥系と組んだ(合併した)金融企業が、 小泉改革 とともに 旧財閥名を冠して 復活し始めたのだ。

非財閥時代の 企業社員は いつの間にか (辞めて)いなくなり、 合併後の新たな企業風土( Corporate Culture ) は、 旧財閥体質へと変貌していくのであった。
その様子はまるで、 健闘努力し発展してきた 非財閥系企業を 国策として乗っ取り、 旧財閥を復活させたかのように 感じている。 そしていま、 日本に誕生したメガバンクは 空前の利益を上げておきながら (国策で) 法人税免除 状態が延々と続く。

(続)

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平易に語ろう 『戦後レジュームからの脱却』 (1)

2007年05月21日 14時56分55秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 安倍首相 構造改革(小泉改革)

最近の記事は 安倍首相ばかりが やり玉 に上がっているようで ちょっと可哀相だ。 安倍首相がかつて支えていた 小泉(純一郎)氏 も 仲間に入れてあげないと 皆から 忘れられてしまう ...。

<格差社会の出現と拡大>
小泉改革とも呼ばれた 大胆な構造改革が 日本国内で始まって以来 一気に格差社会が 広く・深く 拡大し、浸透した。

<組合つぶし>
財界の代表格とも云える 大手企業を中心に 社員を切り捨て、 低賃金労働者(派遣・契約社員)を増やしたことで 労働組合 は弱体化するばかりだ。 この企業構造の変化は 労働問題 を増やしたわけであるが 企業側弁護士 や 企業寄りの官僚・役所などは 妙な言葉 を口にし出した。

<共産党が作ったみたいな『労働基準法』?>
小泉政権時代、 労基法を盾に 労働者の権利 を確認すると、 企業や中央の役所は 「共産党が云うような事が法律に書かれている」 と (投げ捨てるように) 反論してくる。
戦後日本の 自由主義政権の下、(常に共産党を否定し続けながら) 日本の政治が進められ、 労基法も定められたはずなのに、 『改革』 を叫ぶ現代日本では 労基法は あまりにも 労働者を護る(労働者側の)法律になっているとでも云いたいようだった。

(続)

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<犯行時18歳と30日>無期懲役ではなく死刑見直し

2007年05月21日 03時52分56秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 青少年犯罪、 国民投票法

山口・母子殺害 死刑の適用焦点 24日に差し戻し審初公判 (産経新聞) 5月20日8時0分配信
【記事抜粋】 山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が無期懲役の2審・広島高裁判決を破棄した元会社員の男性被告(26)=犯行当時(18)=に対する差し戻し控訴審の初公判が24日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれる。・・・ 最高裁は昨年6月の判決で、1、2審と同様、被告が本村弥生さん=当時(23)=の首を絞めて殺害した後、性的暴行を加え、さらに長女の夕夏ちゃん=同11カ月=を絞殺した、と認定。 その上で、1、2審が被告に有利な情状とした、殺害の計画性と更生の可能性について「死刑を選択しない理由として十分なものとは認められない」と判断。「(無期懲役の)量刑は甚だしく不当で、破棄しなければ著しく正義に反する」と結論づけた。
[記事全文]

日本における 青少年犯罪の凶悪化 は、 もはや 未成年者事件 として裁くには 余りある状況になってきた。
だからといって、 政府・与党(自民党・公明党) が進めた 18歳も成人として 国民投票 に参加させる理由にはならない。

とはいえ、
子ども達の手本となるべき 政治屋や財界の思想・行動自体が その親たちの家庭教育の失敗 を示しているのだから 彼らが築くニッポンの将来に 光が見えようはずもない。

頭の痛い話である。

記録する。

<青少年凶悪犯罪>18歳少女に包丁で小指切断・暴行

2007年05月21日 01時40分22秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 青少年犯罪

少女に暴行、包丁で小指を切断…三重の少年少女4人を逮捕 (読売新聞) 5月20日22時42分配信
【記事抜粋】 三重県警松阪署は20日、同県鈴鹿市、無職少年(15)と同県松阪市の県立高校3年の少年(17)、同市、派遣社員少女(18)、同県桑名市の無職少女(17)の計4人を傷害容疑で逮捕した。 ◆ 調べでは、4人は18日昼から20日にかけて、同県伊勢市、無職少女(18)を派遣社員少女のアパートに呼び出し、「悪口を言っただろう」などと殴るけるの暴行を加え、左目の眼窩(がんか)を骨折させたうえ、無職少年が包丁で右手小指を切断し、少女に全治4週間の重傷を負わせた疑い。 ◆ 4人はさらに少女を松阪市の大口港まで連れ出し、再度暴行を加えようとしたが、少女は「死んでやる」と海に飛び込んで逃げた。少女は4人が立ち去った後、自力で岸壁に戻った。
[記事全文]

未成年者の凶悪犯罪に 親 が出て来ない(記事にならない)のは、 とうの昔に(とっくに) 親 として子ども達に感化できなくなっているからだろう。

凶悪事件に発展する以前に 「犯罪に制動をかける事の出来る ”こころ”」 を持つ 『人間』 に子ども達を育てられなかったツケが 今後益々日本社会を 震撼させる。

記録する。

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