<少年犯罪> 仕組まれた格差社会が産む 社会事件(会津若松)
関連記事
05/16 <安倍首相>党首討論に見る 社会事件の背景 (前)
開戦の為の 9条改正目的 「国民投票法」 が成立した夜、 母親を殺害し、遺体切断 の事件が起きた。 少年は 切断した 母親の頭部を持参しての自首であるが、 実は猟奇 とも呼ぶ事ができない。 このような事件は容易に起こりうる社会世相になっている。
<会津若松・母殺害事件>
警察に出頭した少年が 「誰でも良かった」 と云ったように、 少年たちの 「将来に対する閉塞感」 から来る ストレス が原因だ。
昨年(2006年) 学校や生徒たちを巻き込んだ 「教育再生会議」 騒動 や 学校が大学入試に注力した結果の 「未履修問題」。 「教育改革」 と称して 教師や生徒たちをも利用する 政権与党(自民党・公明党)の政治手法は 教師にも 生徒本人や保護者にも 過度のストレスを与え続けてきた。
<押しつける.. 押しつける..押しつける..>
学校を終えて就職のためには 意味もなく 大卒学歴が必要な社会構造 になっている日本では、 学校では 大学進学に主眼を置き、 家庭でも親は子どもたちに 大学進学 の期待を押しつける。 そこに加えて 政府・与党 は 経済界を後ろ盾にして 教育改革! 競争原理! と 政治的意図で 国家の望む 将来像 を 子どもたちに 押しつける。
ズル賢い大人たちの敷いた(強いた)レールの上を走らせ続けられて、 フト子ども達が立ち止まった時、 自分自身を見つめる余裕すら与えられていない事に気づく。
なぜに猛勉強して 大学まで行かなければ 社会の負け組になってしまうのか? 大学で自分はいったい何をやれば良いのか?
<目的を失う>
フト考えてしまったとき、
国のリーダーとその取り巻きたちは、 曖昧な言葉でしか将来像を示さず、 とにかく政府が決めたレールの上を走れ! としか云わない。 子ども達だって そのレールの先に何があるか位は理解できる。 そしてすっかり 目標を失ってしまう..。
そのような子どもの姿を見て 将来を心配する親は とにかく学校へ行け! と 哀願する。
「いったいどうするの!?」 と聞かれても 子どもには答えようがない。 母親は心配の為にヒステリー気味になり、 子どもだって 母親を安心させたいのだが どうして良いのか判らない。 互いに 互いの存在が大きなストレスになる。
やがて立場の弱いほうが 自分自身の否定 を考える。 それが自殺につながる場合もあり、 犯罪者となって社会から抹殺される事を望む場合もある。
ニュースで耳にしていたように 遺体全部を切断しようと思ったが 遺体の切断は 意外にも大変なので 途中で諦めて 警察へと向かった。
(完)
関連記事
05/16 <安倍首相>党首討論に見る 社会事件の背景 (前)
開戦の為の 9条改正目的 「国民投票法」 が成立した夜、 母親を殺害し、遺体切断 の事件が起きた。 少年は 切断した 母親の頭部を持参しての自首であるが、 実は猟奇 とも呼ぶ事ができない。 このような事件は容易に起こりうる社会世相になっている。
<会津若松・母殺害事件>
警察に出頭した少年が 「誰でも良かった」 と云ったように、 少年たちの 「将来に対する閉塞感」 から来る ストレス が原因だ。
昨年(2006年) 学校や生徒たちを巻き込んだ 「教育再生会議」 騒動 や 学校が大学入試に注力した結果の 「未履修問題」。 「教育改革」 と称して 教師や生徒たちをも利用する 政権与党(自民党・公明党)の政治手法は 教師にも 生徒本人や保護者にも 過度のストレスを与え続けてきた。
<押しつける.. 押しつける..押しつける..>
学校を終えて就職のためには 意味もなく 大卒学歴が必要な社会構造 になっている日本では、 学校では 大学進学に主眼を置き、 家庭でも親は子どもたちに 大学進学 の期待を押しつける。 そこに加えて 政府・与党 は 経済界を後ろ盾にして 教育改革! 競争原理! と 政治的意図で 国家の望む 将来像 を 子どもたちに 押しつける。
ズル賢い大人たちの敷いた(強いた)レールの上を走らせ続けられて、 フト子ども達が立ち止まった時、 自分自身を見つめる余裕すら与えられていない事に気づく。
なぜに猛勉強して 大学まで行かなければ 社会の負け組になってしまうのか? 大学で自分はいったい何をやれば良いのか?
<目的を失う>
フト考えてしまったとき、
国のリーダーとその取り巻きたちは、 曖昧な言葉でしか将来像を示さず、 とにかく政府が決めたレールの上を走れ! としか云わない。 子ども達だって そのレールの先に何があるか位は理解できる。 そしてすっかり 目標を失ってしまう..。
そのような子どもの姿を見て 将来を心配する親は とにかく学校へ行け! と 哀願する。
「いったいどうするの!?」 と聞かれても 子どもには答えようがない。 母親は心配の為にヒステリー気味になり、 子どもだって 母親を安心させたいのだが どうして良いのか判らない。 互いに 互いの存在が大きなストレスになる。
やがて立場の弱いほうが 自分自身の否定 を考える。 それが自殺につながる場合もあり、 犯罪者となって社会から抹殺される事を望む場合もある。
ニュースで耳にしていたように 遺体全部を切断しようと思ったが 遺体の切断は 意外にも大変なので 途中で諦めて 警察へと向かった。
(完)