ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<安倍首相>党首討論に見る 社会事件の背景 (後)

2007年05月16日 23時08分35秒 | 格差社会と政治
<少年犯罪> 仕組まれた格差社会が産む 社会事件(会津若松)

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05/16 <安倍首相>党首討論に見る 社会事件の背景 (前)

開戦の為の 9条改正目的 「国民投票法」 が成立した夜、 母親を殺害し、遺体切断 の事件が起きた。 少年は 切断した 母親の頭部を持参しての自首であるが、 実は猟奇 とも呼ぶ事ができない。 このような事件は容易に起こりうる社会世相になっている。

<会津若松・母殺害事件>
警察に出頭した少年が 「誰でも良かった」 と云ったように、 少年たちの 「将来に対する閉塞感」 から来る ストレス が原因だ。

昨年(2006年) 学校や生徒たちを巻き込んだ 「教育再生会議」 騒動 や 学校が大学入試に注力した結果の 「未履修問題」。 「教育改革」 と称して 教師や生徒たちをも利用する 政権与党(自民党・公明党)の政治手法は 教師にも 生徒本人や保護者にも 過度のストレスを与え続けてきた。

<押しつける.. 押しつける..押しつける..
学校を終えて就職のためには 意味もなく 大卒学歴が必要な社会構造 になっている日本では、 学校では 大学進学に主眼を置き、 家庭でも親は子どもたちに 大学進学 の期待を押しつける。 そこに加えて 政府・与党 は 経済界を後ろ盾にして 教育改革! 競争原理! と 政治的意図で 国家の望む 将来像 を 子どもたちに 押しつける。

ズル賢い大人たちの敷いた(強いた)レールの上を走らせ続けられて、 フト子ども達が立ち止まった時、 自分自身を見つめる余裕すら与えられていない事に気づく。

なぜに猛勉強して 大学まで行かなければ 社会の負け組になってしまうのか? 大学で自分はいったい何をやれば良いのか?

<目的を失う>
フト考えてしまったとき、
国のリーダーとその取り巻きたちは、 曖昧な言葉でしか将来像を示さず、 とにかく政府が決めたレールの上を走れ! としか云わない。 子ども達だって そのレールの先に何があるか位は理解できる。 そしてすっかり 目標を失ってしまう..。

そのような子どもの姿を見て 将来を心配する親は とにかく学校へ行け! と 哀願する。
「いったいどうするの!?」 と聞かれても 子どもには答えようがない。 母親は心配の為にヒステリー気味になり、 子どもだって 母親を安心させたいのだが どうして良いのか判らない。 互いに 互いの存在が大きなストレスになる。

やがて立場の弱いほうが 自分自身の否定 を考える。 それが自殺につながる場合もあり、 犯罪者となって社会から抹殺される事を望む場合もある。

ニュースで耳にしていたように 遺体全部を切断しようと思ったが 遺体の切断は 意外にも大変なので 途中で諦めて 警察へと向かった。

(完)

<安倍首相>党首討論に見る 社会事件の背景 (前)

2007年05月16日 21時03分53秒 | 格差社会と政治
<少年犯罪> 仕組まれた格差社会が産む 社会事件(会津若松)

本日(16日) 午後、 安倍首相(自民党)と 民主党代表 小沢一郎氏 の 党首討論 (国家基本政策委員会合同審査会) が行われた。

白熱した討論でも行われるかと (少しは) 期待したが、 小沢代表の質問に対して 安倍首相は的はずれな答弁(曖昧な回答) に終始した。 政治( Political ) なのだから 自分の持つ信念を 熱く語って貰えるかと思ったが 始まって早々の 『天皇』、 『防衛大学校 卒業訓辞』 についての答弁では、 苦し紛れの 安倍首相に すっかりはぐらかされてしまった感じだ。

討論開始早々 首相自体がこのような状態だから 残りの時間を聞いていても さっぱり心に染みて来ない。

現在の日本は、 国家(政権与党(自民党・公明党))による意図的な政治的操作で 勝ち組 となった一部の者達にだけ 良い社会 であるが、 下層国民に仕立て上げられた多くの人々や 中央(首都圏)から離れた地方都市・集落などでは とうてい 好景気の実感 はほど遠い。

小泉政権から脈々と続く 政権与党(自民党・公明党) の政治姿勢は、
国民全体の幸せ を踏み台にしながらの ”財界を含む自分と身内の為だけの政治” であるが、 本日の 党首討論 同様に、いつも 曖昧に国民をごまかし続ける 実に不愉快な 態度 なのである。

(続)

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