( 個人史記録を頑張る )
私の 居候(いそうろう)期 のこと、同じ時期にもう一匹が家にやってきた。
引っ越して無人となった家にクサリにつながれたまま取り残されていた若いビーグル犬である。
私の居候先の主人が車で移動中(仕事中)に見つけて、可哀相だと連れ帰って来た。
当時の住まいは旧家造りの一軒家を社宅にしていたので、大きな玄関に続く広い廊下の窓側に浅めのプラスチックの箱を置きタオルを敷いてイヌの家(部屋)とした。名前は”コロ”と名付けられた。
コロが捨てられた理由はすぐに確認できた。
地域の行事がある時など、近所の学校から打ち上げられる花火の音にひどく怯えるのである。
このビーグル犬は爆発音/破裂音が怖いのだ。箱の隅に顔を押しつけ、身体をブルブル震わせて止まらない。
その上コロは、私にはなつく様子が全く無い。
私が顔を近づけると(ほんとに)イヤそうに顔をひきつらせながら自分の顔を反対の方へ遠ざけてしまう。(震えているから怖いのだろう)
1ヶ月以上過ぎても私にだけはなつかないのである。
ある夜のこと、イヌの箱の横に座り、ノドを震わせながら 「ぉお~~ぁ~~」 だの 「ぅう~~ぉ~」 だのと発声して見せた。イヌ風の歌い方だ。
するとコロは、だんだんとそわそわし始め、我慢ができなくなってきた。そしてとうとう 「ヲンォ~~ン、ウォーーン」 と遠吠えを始めた。私とコロとの合唱である。
私が音を出すのをやめると、コロも遠吠えをやめ私の顔を見つめる(尻尾を振り、前足で私をさすり催促する)。また私が音を出すとコロも遠吠えを始めるのだ。
しばらくの時間そんな事を繰り返しながら一緒に遊んだ。
それ以来すっかり心を許してくれた様子だった。
近所の学校から花火が上がりコロが怖がり始めても、私がそばに行くと自分から身体を私に押しつけてきて震えを止めようとするようになった。
私の 居候(いそうろう)期 のこと、同じ時期にもう一匹が家にやってきた。
引っ越して無人となった家にクサリにつながれたまま取り残されていた若いビーグル犬である。
私の居候先の主人が車で移動中(仕事中)に見つけて、可哀相だと連れ帰って来た。
当時の住まいは旧家造りの一軒家を社宅にしていたので、大きな玄関に続く広い廊下の窓側に浅めのプラスチックの箱を置きタオルを敷いてイヌの家(部屋)とした。名前は”コロ”と名付けられた。
コロが捨てられた理由はすぐに確認できた。
地域の行事がある時など、近所の学校から打ち上げられる花火の音にひどく怯えるのである。
このビーグル犬は爆発音/破裂音が怖いのだ。箱の隅に顔を押しつけ、身体をブルブル震わせて止まらない。
その上コロは、私にはなつく様子が全く無い。
私が顔を近づけると(ほんとに)イヤそうに顔をひきつらせながら自分の顔を反対の方へ遠ざけてしまう。(震えているから怖いのだろう)
1ヶ月以上過ぎても私にだけはなつかないのである。
ある夜のこと、イヌの箱の横に座り、ノドを震わせながら 「ぉお~~ぁ~~」 だの 「ぅう~~ぉ~」 だのと発声して見せた。イヌ風の歌い方だ。
するとコロは、だんだんとそわそわし始め、我慢ができなくなってきた。そしてとうとう 「ヲンォ~~ン、ウォーーン」 と遠吠えを始めた。私とコロとの合唱である。
私が音を出すのをやめると、コロも遠吠えをやめ私の顔を見つめる(尻尾を振り、前足で私をさすり催促する)。また私が音を出すとコロも遠吠えを始めるのだ。
しばらくの時間そんな事を繰り返しながら一緒に遊んだ。
それ以来すっかり心を許してくれた様子だった。
近所の学校から花火が上がりコロが怖がり始めても、私がそばに行くと自分から身体を私に押しつけてきて震えを止めようとするようになった。