万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0134 柿本人麻呂

2006-05-14 | 巻二 相聞
或本反歌曰

石見尓有 高角山乃 木間従文 吾袂振乎 妹見監鴨

石見なる 高角山(たかまつのやま)の 木の間ゆも 我が袖振るを 妹見けむかも


ある本の反歌にいわく

「石見の高角山(たかつのやま)の樹木の間から、わしが袖を振ったのを、妻は見ただろうか?」

●この詩歌は 0132 の詩歌の異歌ともいわれている