長皇子与皇弟御歌一首
丹生乃河 瀬者不渡而 由久遊久登 戀痛吾弟 乞通来祢
丹生(にふ)の川 瀬は渡らずて ゆくゆくと 恋痛し我が背 いで通ひ来ね
長皇子が、皇弟(同母弟・弓削皇子)に与える御歌一首
「丹生川の瀬は渡らずに、こちらに(帰って)きなさい。愛しい弟よ、私は心配なのです」
丹生乃河 瀬者不渡而 由久遊久登 戀痛吾弟 乞通来祢
丹生(にふ)の川 瀬は渡らずて ゆくゆくと 恋痛し我が背 いで通ひ来ね
長皇子が、皇弟(同母弟・弓削皇子)に与える御歌一首
「丹生川の瀬は渡らずに、こちらに(帰って)きなさい。愛しい弟よ、私は心配なのです」