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コンビニ

2009年06月24日 12時03分08秒 | Weblog
当店はコンビニではありませんし、またする気もありませんが少し気になるので。

セブンイレブンが、各店舗で売れ残りになりそうな弁当等を値引き販売するのを禁止しているそうです。
たぶんどこのコンビニチェーンでも同じようなものだと思います。

それで最近独占禁止法に基づく排除措置命令を受け、本部が廃棄した分の原価の15%を負担することになり、なおかつ値引き販売を認めるようになるそうです。

なんだかおかしな話しだと思うのは私だけでしょうか。

廃棄される弁当等がもったいないと言いたい訳ではありません(もちろんもったいないですが、今回は置いておきます。)

以前コンビニにプリン等をおろす食品会社に勤務していたことがあります。
製造卸です。
そのときにも思っていたのですが、コンビニチェーンにはとにかく利益優先的なところが有ります。
会社なので利益を追求するのはあたりまえですが、とにかく厳しかったように思います。

品質よりも利益優先です。
要するに1円でも安く卸さなければなりません。
そのためにはとにかく安い材料を仕入れなければならないわけです。
なおかつ売り上げが悪い商品はすぐカットになるので、常に新製品を出さなければ行けません。(私は開発ではありませんでしたが)

まあこれは卸している側からですが。


たしかセブンイレブンは小売業でトップの利益を上げていたと思います。

加盟店は仕入れた商品を廃棄しようが全額負担、なおかつ利益の43%を本部に納めなければいけないそうです。
もちろん店舗自体は土地も含めて加盟店側が出資して建てなければいけない。
しかも24時間営業なので、かってに休む事は出来ません。
さらに廃棄分を恐れて仕入れを少なくすると、つねに商品をいっぱいにしておくように指導されるそうです。
もちろん他から仕入れる事は出来ない。
なおかつ値引きは許されない。

こういう条件なら本部に多額の利益が出るのも分かります。

もちろんそれを承知で加盟店は契約するのでしょうが。

とはいえコンビニはたしかに便利です。
ATMも有りますし。

ただ同じチェーン店でも、個性があってもいいかなという気はします。
今はコンビニもたくさん有るので店舗間での競争もあるはずですし。

なにより売れ残りそうなら値引きしてでも売り尽くすのはあたりまえですし、それに制限をかけるのはどうかと思います。