1年

一年前の今日母が倒れた。
あの日から私の生活が一変した。

何の前触れもなく突然の出来事で、
これから母はどうなるのか、
何が変わっていくのかわからないまま。
病院のベッドの上で苦しそうにしている母の脇にいることしかできなかった一週間。
痛みが治まり脳の手術をすることに決まって心配をした日々。
リハビリの病院に転院できて少しずつ歩けるようになってほっとしたり。
もうすぐ退院ねって言ってた矢先に薬害で肝臓を悪くし転院して。
原因が最初わからずだんだんやつれていく母をみて苦しかったり。
再びリハビリの病院へ戻りリハビリを始めて、良かったねって喜んで。
順調にリハビリも進んでいたのだけど、
突然の十二指腸潰瘍穿孔。そして緊急手術。
何でここまで次から次へとやってくるのってくらいの出来事が起きた。

家族が病気になるってほんとしんどいなぁって身を持って体験した。
それまで当たり前だったことが当たり前でなくなってくる。
そういうことが何度もあった。
母の病気を替わってあげることはできないけど、
もう少し気にかけてあげれることはなかったのかって自分を責めたり。
何もできないことが苦しかったりした。

そしてこの1年を通して私が学んだことは
自分の人生を自分で創っていくってこと。
それまでは母に依存し、家族に依存し、友人に依存してて、
自分ってものがなかった気がする。
あったのかもしれないけど、そこのベースには依存があった。
だからいつもどこかで不安を感じてて、
ここじゃないどこかをいつも探していた。
今ここに生きていなかった。

そんな大切なことに気付かさせてくれたのは大事な友人たち。
元気のない私を励ましてくれたり、話を聞いてくれたり。
見守ってくれている人がいるってことがすごく嬉しかった。
勇気をもらった。

そしてそんな大きな心に触れたときに今までのつながりに感謝できた。
両親に心から感謝できた。
ありがたいなぁって気持ちがうまれてきた。
きっと意味があって今の両親を私は選んで生まれてきたのだろうし、
私の周りにいてくれる友人・知人もお互いの学びのために出会ったのだと思う。
大きな愛で包んでくれてありがとう。

この1年で私が感じたこと、
受け取ったもの、
行動し始めたこと、
様々な人とのご縁。
大事に大事にしていきたいなって思った。

そして一番母に感謝です。
ありがとう

ayuko♪