笛吹きひゃらりのひゃらひゃら日記

器用貧乏系OLひゃらりが平穏な日常の中でフルート吹いたり歴史に夢中になったりしている日記です。

ピッコロに10ウン年ぶりに触れてみた件

2010-12-01 22:19:13 | ピッコロ???
さて、運命のフルートに出逢って婚約を取り交わした土曜日。
ヒト仕事(?)終えて白く燃え尽きた矢吹ジョーのようにふうぅ~っと椅子にへたりこんでいたら、
スタッフのおねえさんに「他の楽器も試してみませんか?」と促していただきました。
この日、もうフルートに関してはあのプリスティーン銀マエスタ以外に触れる体力が残ってなかったので(この感覚、笛吹きのみなさんなら判っていただけると思います)、
ピッコロやバスフルートがディスプレイしてある特殊管コーナーへにょろにょろと流れるひゃらり。
この間ピッコロの楽譜をもらって以来、ちょっとだけピッコロが気になる今日この頃でございます。
けど私、ピッコロって高校の時以来まったく触れていなかったんです。
フルートは自分で所有していたから部活を引退した後とか大学で別のサークル入ったときとかも気まぐれに吹くことはあったけれど、
ピッコロはガッコの備品でしたからねー。
フルート以上にブランクがあると、そーゆーわけ。
てなわけで
「ピッコロ、試させていただいていいですか?」
と10数年ぶりにピッコロにくちびるをつけてみました。

ご存知の方も多いかと思いますが、
パールのピッコロはグラナディラに代表されるような木製ではありません。
(あ、この秋頭部管のみ木製ってモデルが発売になりましたケド)
じゃあ何でできてるのさ!という話なんですが、
グラナディッテというカーボンやグラスファイバーをまぜまぜした樹脂を使っているとのことでした。
「樹脂ってことはぷにぷにしてるの?」と思って触れてみるとコツンと硬質。
グラナディラに近い響きを生み出せる新素材として開発したもので、
優れた耐久性と安定した吹奏感がウリなんだとか。
息を入れてみるとすんなりと音が出ます。脅威のレスポンス。
これだけブランクがあってイッパツで音が出るとは思わなかったので、正直びっくり。
キィタッチも動かしやすく、メカニズム的にも優れているんだろうなって実感しました。
音量も音程もいいなと思いました。
ただ、やっぱり薄い音色なのは事実かなぁ。
木製ピッコロに比べたらきつい響きと言わざるを得ないかも。
けど、けどですよ?
メンテもメタメタでコンディションが悪い木製を吹くくらいなら、こちらのほうがはるかによろしいです!
何を隠そうひゃらりの母校のピッコロはそういう状態で、経費の関係で新調もかなわず、
ピッコロの買い替えはフルートパート全体の悲願だったのです。
そーいうわけで、パールのピッコロは学校の備品や学生さんのエントリーモデルとして好ましいなと思いました。
お外で吹いてもよさそうだし。


さて、これを皮切りに、こんどはピッコロ試奏の旅に出るのか、ひゃらり?

あ、だけど、マエスタがお嫁入りするまでは買わないぞっと(≧ω≦)