僕の会衆や近隣の会衆では、エホバの証人になったゆえに反対者の夫と離婚した姉妹が何人かいます。
エホバの証人の間では「夫が理解してくれなかった」だけで済まされることが多いようですが、外部の立場に立って夫の気持ちを考えると、どうもそれだけでは済まない問題だと今さらながら考えるようになりました。
見ず知らずの他人と自宅で研究するようになり、家にはものみの塔の本が増え、そして平日の夜遅くや週末に子供を連れて集会に行くようになり、布教活動に参加するようになる…
いつも家族でやっていた行事をしなくなり、子供にはエホバの証人の教えを吹き込み、物事の判断基準がエホバの証人の教理がどうかで決まる…
組織の教えに盲従しながら「自分の意志で良心的に決定している」の一点張り…
そんな、エホバの証人に染まっていく妻を見ているといたたまれない気持ちになるんでしょうね。
以前、顕正会の主婦と会話する機会がありましたが、盲信している信者と関心のない立場との会話がこんなにも悲しいもんだと実感しました。
以前、元エホバの証人の兄弟に会ったのですが、辞めたきっかけは、幸せそうな主婦が雑誌を受け取ったことだそうです。
「この人の人生を変えてしまう。」それを考えるといてもたっていられず、長老に伝えてきっぱりと辞めたそうです。
多くの人はそんなことは考えず雑誌の配布に精を出していますが、それが人の人生にどう影響するか、考えて欲しいと思います。
(幸いなことに多くの雑誌はそのままゴミ箱逝きのようですが)