現代はストレス社会と言われ、多くの人が心の病気を抱えています。
もともと心の病を抱えていて、心の拠り所としてエホバの証人になったのか、エホバの証人になってから心の病を抱えてしまったのか分かりませんが、エホバの証人の「一世」にもそうした問題を抱えている人がいます。
では幼いときから聖書の原則を教えられ、「霊的パラダイス」で生活している「二世」はそのような問題がないかというと、そうでもありません。
二世には二世なりの問題があり、それぞれ難しい状況に直面している人も多いようです。
心の病を抱えていて、それを相談しても、「集会や野外宣教に定期的に参加しなさい」とか、「神に祈れば必ず助けてくれます」などと杓子定規なアドバイスしかなかったりするわけです。
間違っても、「しばらく集会を休んだ方がいいかもしれませんね」なんて言いません。
そもそも、鬱病などの心の病気を理解していない長老もいます。
そんな長老は、実際それがどのような病気で、どんな治療をされているか、薬の副作用など全く知らないんですね。
しばらく人に会いたくなくて「不活発」になった人に、何度も訪問して「励ましそう」としたり、抗うつ剤を飲んで眠そうな人に「疲れているようですね」なんてデリカシーに欠けることを言っているのを見たことがあります。
心の病は「霊的弱さ」ではありません。
もしそうした問題を抱えていて、親や長老に相談しても解決しないときは、精神科に相談してカウンセリングを受けて見るのも手だと思います。
[脚注] 「一世(いっせい)」とは「家から家の伝道活動」や「非公式の証言」でエホバの証人になった人、「二世(にせい)」とは親から教えられてエホバの証人になった人のことを指します。
このブログにはエホバの証人が使う「神権用語」が多く使われています。
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もし意味が分からなかったら、エホバの証人にお尋ねになるか、
ググってください。