白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

wing

2008-06-29 | こころについて、思うこと
心拍が刻む時間を標準時が追い越していった。 ************************** 高原にあって、薄明、霧を身にからめ取りながら 歩いていた。 濡れ草の匂い、深く、 斑点状に乾きはじめた土の道の端に残っている 青銅色をした水盤の面を翅虫が漂った。 ぼくはどうにも生まれ間違えたような気がした。 このあとを躓かずに歩くことがどうにも出来る 気がしなかった。 . . . 本文を読む