今日は最愛の漫画『銀魂』のアニメ初放送日でした。
最近アニメというとエンジェルハート(「シティーハンター」の続編、しかしコレといいカウボーイビバップといい、なんという渋好み)くらいしか観てませんでしたが、なんたって唯一といっていいほど愛読している漫画ですから、待ちに待った放映だったのです。
というわけでレッスン出られなくてごめんなさいJAかみつがの皆様...

さて、アニメを堪能し一日のレッスンが終わったところで、またまた立ち位置づくりの続きです。
そうそう、昨日立ち位置の作り方をご紹介しようと思っていたのに結局時間がなくなって書けなかったので、今日こそは書こうと思います。
立ち位置づくりは人数に応じてスタート時の隊形を考えるところから始まります。
ステージの形や大きさはもちろん、一列あたりの人数(偶数なのか奇数なのか)、列の数などさまざまな要素から考えます。
このときは、誰をどこに並べるかはいっさい考えないで、○をノート上に並べていきます。
いうまでもなく、この時点で今後の移動のことも考えなければなりません。
たとえば「いったん一列に合体してから前後を交代する」なんてありふれた移動をしようと思った場合でも、ステージの幅を考え、一列になった時に何人まで並べるか計算する必要があります。
この場合のスタート時の隊形は、人数的には三列で並ぶのが丁度良くても、たしょうきつめの二列にするか、それとも空いた状態で四列にするかを選ばなければなりません。
ともかくこのようにして、二シーン目、三シーン目と考えていくのです。
そういうわけで、この時点ですでに
「出演者は何人か」ということが最重要問題になってきます。
そのため、グループ向けに移動を考えるときはしつこくドタキャンの人がいないか尋ねますし、「何人でも対応できるようにしといてよ」というリクエストにお応えするのは難しいのですね

。
なんて偉そうに書いてますが、私の仕事はほとんどマミちゃんのアイディアを検討すること。
つまり、マミちゃんの提案をノート上に書いたり、どこで移動するか実際に踊って検証したりなんてことを傍らでやってます。
移動が出来上がると、いよいよここに人を当てはめていきます。
複雑な移動がある場合は、最初から○に番号を振っておき、1番にはAさん、2番にBさんと入れていくことになります。
ここのステップに入ると最早私のやることはありません。
私はただ神妙にし(※この母は私の受験勉強は平気で邪魔したくせに、マミちゃんの仕事中に私だけ遊び呆けていると不機嫌になって手がつけられなくなる)、書記や給仕(※マミちゃんは慣れない頭脳労働にあたって大量の糖分を必要とする)に徹します。
なお、人選までマミちゃんが関わるのはウチや読売など、個人単位で参加していてキャリアやレッスンに来られる頻度にばらつきがある生徒さんたちのクラスのみ。シルバー大のようなグループでは、たいていキャリアに違いがありませんので、皆さんに決めていただいてます。
そうそう、グループで踊る際の人選に当たってマミちゃんが常にアドバイスしていることは、
必ずフェアに決めるということです。
背の順、名前の順などなるたけ平等な決め方をして、よほど前に出たくない人以外は一度は前列に並ぶように移動した方が良いと思われます。(特に「この人はうまいから前」なんて決め方はおすすめしません。)
私などが観ていると、たとえもともと順番を覚えるのが苦手な人でも、本番に向けて練習しているうちに慣れてきて、本番になる頃には十分うまく踊れているようです。
そもそも、群舞は全体として揃っていることが一番重要。「安室奈美恵とスーパーモンキーズ」じゃないですものね(っていうか、ふ、古......)。
さて、人選が終わったらマミちゃんは製図に入ります。
つまり立ち位置をミリ単位で計測し、ステージ前面に貼るスタジオMオリジナル目盛(笑)にあわせて並べばバランス良く立てるよう正確な位置に○を書いていくのです。
ちなみに、オリジナル目盛りの間隔はステージや人数の規模によって違いますが、この図どおりに並べば必ず綺麗にいくようになってます。
だからこれを製図中のマミちゃんもかなり
要注意人物。まちがっても私だけ本を読んでるなんてことはまかりならぬのです。
緊張の製図が終わったら、ようやく私の独壇場です。
つまり、○に名前を書いて、移動を示す矢印や言葉を書き込んでいくのですね。
私は字がへたくそなのですが、いちおうマミちゃんよりは漢字を知ってるので、ここは私が請け負います。
なんたってひとの名前、漢字に間違いがあったら大変です。マミちゃんみたいにてきとうに字を書く人に任せちゃいられません。
そう思ってへたくそながら一生懸命書いていたら、先日ある方が「私の漢字は難しいからみんな間違えるけど、ラナちゃんはよく正しく書けたわね」とお褒め下さいました

うう、頑張ってた甲斐があったよう

でも間違いも多々あるかと思いますので(おいおい)、そういう時は遠慮なくお叱り下さいね。
なまじ言語文化学科とか出ちゃって言葉に詳しいと思い込んでる分、ひどい勘違いをしたまま生きていることがあります(「さげすまれる」を「さけずまれる」だと思い込んでいたり、「一抹の不安」と言おうとしてなんと
いち...はッいかん、こればっかりは自主規制!!)。
人数が多かったり場面がたくさんだったりすると、埋めねばならない○が
100を超えることもありますが、ともかく無事入れ終わると画竜点睛、すなわち
衣装イラストを描くというなかば趣味の仕事が残ってます

こないだ載せたグリーンのドレスのようなイラストを片隅に載せるのです。
立ち位置だけで紙が埋まってしまった時は、衣装専用のプリントを用意してすべての曲についてのイラストを掲載。ここに髪型指南もあります。
ついベールのひだや髪のツヤなど不必要なディテールにこだわってしまうあまり、分かりにくいイラストと化してしまうのが心配です。
ちなみに、高校生の頃すなわち
授業中に落書きのチャンスがあった頃にベリーダンスイラストに凝ったので、ベリーダンサーであればどんな動きのシーンもリアルに描けるようになりましたが、フラに関してはまだまだ研究不足のようです。
どうやら、ヒロ・クメ氏(某フラ雑誌の表紙のイラストレーター)の作品などを見ても、フラを絵であらわすのは難しい様子。
今後、さらなる練習を積んで私こそは動きのあるフラダンサーを描けるようになりますねッ!!!
(↑ってますます本末転倒)