舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

『スーパーマン・リターンズ』先行上映

2006-08-13 23:44:38 | 徒然話
先ほど見てまいりました、「クラークケント・リターンズ」!!!(違)
当ブログの「徒然話」記念すべき100回めにあたる今回は、この先行上映の顛末について語りたくおもいます。


ほんとは19日から公開だし、子供連れとかで混んでる映画館が大の苦手な私にとってお盆なんて行っちゃいけないワーストデーだなんてこと百も承知だし、なにより昨夜徹夜で準備を仕上げたレッスンが終わったばかりで緊張の糸切れまくりの状態でわざわざ行くなんて愚の骨頂なのですが、それらの条件にクラーク・ケント様への愛が見事に打ち勝った(※いや全然見事じゃないからソレ)わけですよ

子供連れをおそれる必要もなく、レイトショーだということも手伝ってか我々の回の年齢層はかなり高め。
しかしさすがに人数が多く、開演前に私の列が満席になったのを見て一瞬パニックを起こしかけましたが(しかしこんな人間がよくもまあ中央線や山手線のラッシュをサヴァイヴできたもんだ)、クラーク様のメガネ顔を心に描き、何とか危機を脱出。

そうこうしているうちに本編が始まりました。
いやぁ、十数年来のファンとしては、あのオープニングからしてやられてしまいましたよ。
そう、宇宙空間をキャスト&スタッフロールが飛んでくる有名なオープニングです。
CG技術の進化によってたしょう精巧になりましたが、お馴染みのオープニングは踏襲されているのです。
心躍らせながらこのオープニングを見守った若かりし頃を思い出し、いたく胸が詰まりました。


さて、ここでもう一度執拗に繰り返しますと、私が愛しているのはクラーク・ケント様ただお一人でして、スーパーマンにはカエルの水かきほどの興味もありません。
それなのに、今回のブランドン君が演じるとスーパーマンでもめっさカッコいいぢゃないですか
端正な顔立ち(私が愛するにはちと端正すぎて色気が足りないという説もありますが)に、均整のとれたプロポーション。
冷静に考えるとチョッチ恥ずかしいあのコスチュームも、なんだか赤色に工夫が施されたとみえ(←マミちゃん談)、前のより心なしかオシャレです。

そんな彼ですから、クラーク・ケント様となったときのメガネ萌え度がいかばかりか、想像に難くないでしょう。
相変わらず頭の回転がずれているのも可愛くてたまりません。
まあ、ひとえにスーパーマンと同一人物なのがバレないための演技なんですけどね。そうとわかっていても、あの頼りないサマ(しかもメガネ)にどきゅーんずきゅーんと萌えてしまうSな私です
なんかもう、メガネ落としちゃって前髪をフレームで払いながらかけ直す姿なんて、そんなに私を萌えさせてどうするつもりアルかとのたうち回りたくなるほどツボです。そんなんだからおもわず語尾だって怪しくなるアルよ。

そしてまた、クラーク様のクラシカルな新聞記者ファッションもたまらないんですよね。中にVネックのベスト着てるのもたまりません。
クラーク様に限らず、登場人物の服装はおしなべてクラシカルです。
昔のスーパーマン映画とだいたい同じような時代の衣装ですね。おそらく当時はその頃の実際の服装だったのでしょうけど、今見るとすごく時代がかった雰囲気です。
だって今時、蝶ネクタイのカメラマンなんていますか。女性も、今のキャリアウーマンよりずっと女性らしい装いで働いてます。
私はゴリゴリのフェミニストな割に服装に関してはものすごく「女は女らしい」のが好きなので、フレアスカートなんか纏った女性がばりばり働いてるのを見ると素敵だなあとおもいますね。
よく見ると、登場する宇宙飛行士の少なくとも一人は女性です。
このあたり、20世紀に作られたスーパーマンでは見られなかった光景ではないかしら。

あと、建物もかなりクラシカルです。
メトロポリスはニューヨークのロックフェラーとかエンパイアステートビルみたいな古式ゆかしいビルが建ち並ぶ大都市で、クラーク様の勤める新聞社デイリープラネット社もそういうコンセプトの外観をしています。
館内のエレベーターやライトもそういうイメージなのに、PCや天井の大型モニターは先進的で、そのギャップが「メトロポリス」という都市のオリジナリティーを強調してますね。


ただひたすらクラーク様だけ拝みたくて観に行ったようなものでしたが、ストーリーも娯楽大作としてかなりレベル高く仕上がっています。
分かりやすい展開に、アクションシーンも満載で、最後はハッピーエンド。私の大好きな痛快に楽しめる映画です。
もっとも、マミちゃんはあの女とスーパーマンのロマンスシーンだけは2度ほど寝たらしいですが。

このように99%楽しめる娯楽映画でしたが、私にとってはどうしてもどうしてもサラリと流せない深刻な疑問が....。

それは、あの女の息子の父親は誰!?!?ということ

(↑反転文字になってます。以降ネタバレ注意箇所は同じ)

「あの女」とは新聞記者のロイス・レインのことです。
スーパーマンに夢中なくせしてクラーク様の正体に気付かないのですよ。酷いじゃないですか。あんたはスーパーマンの外見と活躍にしか興味がないのかい!?

そんな彼女も、スーパーマンが失踪していた5年の間に婚約者ができ、彼と息子と3人で暮らしていたというお話です。
相変わらずクラーク様には素っ気ないし(これまた相変わらずスーパーマンにはめろめろなのにですぜ)、デスクには気持ちの悪い家族写真が飾ってあるしで、そりゃまあスーパーマンの女の趣味が悪いといってしまえばそれまでですが、思わず気持ちの悪い写真をバキィッとブチ割ってしまったスーパーマンにも同情します。

しかし同情している場合ではありません。
物語後半から、なんとロイスの息子の父親がスーパーマンであることが随所でほのめかされているのですよ
宿敵でスーパーマンに歪んだ愛情を抱いてる(と私が決めつけている)レックスさんまでそれを仄めかす始末。
そして駄目押しが、最後のシーンでのスーパーマン本人の言動です。
これを観ちゃうと....ううう、そうなのかあああ、と暗澹たる思いで認めざるを得ません。

でもねえ、もしそうだとしても、私がというよりラナが(※ドラマ「ヤングスーパーマン」参照)愛しているのはクラーク・ケント様なのです。スーパーマンの方が何してたって、クラーク様とは関係ない。ないんだもんねッッ

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