昨日のろまんちっく村イベントが終わった記念に、デルフィニア戦記を第2部から再開しようとしたところ、第1巻が売り切れていました
そんな時に手に取ったのが、デルフィニアシリーズのお隣にあった角田光代さんの『愛してるなんていうわけないだろ』というエッセイでした。
デルフィニアの作者は茅田砂胡さん。作者名五十音順なのでたまたまお隣になっていたのですね。
でも、きっとお隣だったのも運命だと思います。
なぜなら、思いつきで買ったこの本に、私の求めていたひと言があったからです。
「私は今この人の隣で心地よいと感じている。だったら、相手もそう感じているはずだ。心地よくない人と自分が一緒に過ごそうと思わないように、この人だって心地よくない相手と過ごそうとは思わないだろう。では私が心地よいと感じているかぎり、この人の隣にいましょう。」(38ページ)
自分でそう考えたいと思っていても、本当にそう考えてしまっていいのか分らない時に、他の誰かからまさにその言葉を言ってもらえるときほど、心安らぐときはありません。
言いようの無い安堵が私を包み、開始38ページ目で不覚にも目頭が熱くなりました。
この本はページ数が少ないにも関わらず、珠玉の言葉が詰まっています。
もう一つのお気に入りは、こちら。
「自分を傷つけるのも人で、こんなに落ち込む原因も人だったくせに、自分を救ってくれるのもやっぱり人なんでした」(32ページ)
どんな人だって、今は誰かに傷つけられていても、他のどこかでは救われたことがあったはず。
人間関係に行き詰まった時に、是非とも思い出したいひと言ですね。
以上の言葉は個人的には恋愛とはほとんど無関係な意味で受け止めたものでしたが、じれじれな恋愛に美を見出す私がニッコリするような記述も49ページあたりにあります。
どうも作者の角田さんという方は、恋愛の好き嫌い(もちろん当事者としてではなく傍観者としての)が、私とかなり近いようです。
ページ数のごく少ない本なので、私のように自由時間が細切れな人間でなければ、例えば待ち時間や通勤中などにさくっと完読できるような本です。
その短い中に、素敵な言葉がたくさん詰まっている『愛してるなんていうわけないだろ』、なかなかおすすめでございますよ
そんな時に手に取ったのが、デルフィニアシリーズのお隣にあった角田光代さんの『愛してるなんていうわけないだろ』というエッセイでした。
デルフィニアの作者は茅田砂胡さん。作者名五十音順なのでたまたまお隣になっていたのですね。
でも、きっとお隣だったのも運命だと思います。
なぜなら、思いつきで買ったこの本に、私の求めていたひと言があったからです。
「私は今この人の隣で心地よいと感じている。だったら、相手もそう感じているはずだ。心地よくない人と自分が一緒に過ごそうと思わないように、この人だって心地よくない相手と過ごそうとは思わないだろう。では私が心地よいと感じているかぎり、この人の隣にいましょう。」(38ページ)
自分でそう考えたいと思っていても、本当にそう考えてしまっていいのか分らない時に、他の誰かからまさにその言葉を言ってもらえるときほど、心安らぐときはありません。
言いようの無い安堵が私を包み、開始38ページ目で不覚にも目頭が熱くなりました。
この本はページ数が少ないにも関わらず、珠玉の言葉が詰まっています。
もう一つのお気に入りは、こちら。
「自分を傷つけるのも人で、こんなに落ち込む原因も人だったくせに、自分を救ってくれるのもやっぱり人なんでした」(32ページ)
どんな人だって、今は誰かに傷つけられていても、他のどこかでは救われたことがあったはず。
人間関係に行き詰まった時に、是非とも思い出したいひと言ですね。
以上の言葉は個人的には恋愛とはほとんど無関係な意味で受け止めたものでしたが、じれじれな恋愛に美を見出す私がニッコリするような記述も49ページあたりにあります。
どうも作者の角田さんという方は、恋愛の好き嫌い(もちろん当事者としてではなく傍観者としての)が、私とかなり近いようです。
ページ数のごく少ない本なので、私のように自由時間が細切れな人間でなければ、例えば待ち時間や通勤中などにさくっと完読できるような本です。
その短い中に、素敵な言葉がたくさん詰まっている『愛してるなんていうわけないだろ』、なかなかおすすめでございますよ