舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ハリー・ポッターまもなく発売

2008-07-23 02:52:42 | ぼくはこんな本を読んできた
暦かわって本日ついにハリー・ポッター最終章『死の秘宝』が発売されます。
もちろん私も早速買いにいきますよ~

って、去年の英語版発売日に買ったんですけどね。
いかんせん英語であの長大な作品はきつく、なんとか飛ばし読みした次第。
だからものすごく乱暴なあらすじとか最後のオチとかは知ってるんですが、「すべての謎が最終巻で明かされる」といわれているところをみると、明らかに膨大な読み落としがありそうです(笑)。

激しく読み落とした人間が言うのもなんですが、ネタバレにならない程度にひっそり記すこの最終巻の個人的ポイントは:
スネイプ様にマジ萌え。
はい、以前から「スネイプをどうしても憎めない」と申していた私は、最終的に7巻で完全なるスネイプ様信奉者になりました(笑)。もう「様」とか付けてるもんね。

「過去の話を聞く限り、スネイプとジェームズ・ポッター(ハリーの父)じゃ、どう考えたってスネイプに肩入れするだろう」と考える人は少なくないと思います。
だってジェームズ以下「忍びの地図」とかいうアイテムを作った連中は、よってたかってスネイプ少年をいじめていたんですよ。

リリー(ハリーの母)も、連中のイジメ行為に嫌悪感を覚えていながらジェームズなぞと結婚すな...って、そしたらハリーが生まれなくなるからまずいな(笑)。
ここはひとつ、ジェームズが改心したのでリリーが心を許したとか、リリーのおかげでジェームズが態度を改めたというのであってほしいものです。

シリウスだけは個人的にタイプなので許すが(オイ)、あとのジェームズ一派はどうもね。いくら主人公側についてる人たち(そりゃそうだハリーの父だもの)だって、徒党を組んで一人の人間をいじめるのはいただけないよ。私ゃそういうの許せないんです。
もしスネイプ側にいじめられる要因があったとしても、そしてその結果スネイプがハリーをねちねちいたぶる悪徳教師になったのであっても、「複数対一人」の構図では100%いじめる側が悪いのですぞ。

しかしさんざん多勢に無勢でいじめられ、いい加減ひねくれたスネイプ少年ですが、彼がしてきた行いは立派でした。
立派ってもちろん敵の息子にねちねち復讐した件じゃないよ(笑)。どんな内容かは最終巻に載ってます。
スネイプは孤立無援で、敵からも味方からも疑われながら、それでもたった一人で自分の信念を貫く行いをしていたのです。
私はスネイプ様のように自分独りになっても歩むべき道を見失わないで闘える人を尊敬します。そのへんにダンブルドア校長も全幅の信頼を置いていたんだねえ。

そしてもうひとつ、結末はあんがい面白くないです(笑)。
これだけ世界全体を巻き込んだ壮絶な戦いを繰り広げといて最後はそれかよおと私あたりは脱力しました。公開中の『インディ・ジョーンズ』最後のオチ(SFネタのさらに後)に脱力した私と近い感性をお持ちの方なら、おそらくハリポタでも同様の虚脱感を味わうことでしょう。
まあ、言い換えれば結末は決して最悪のそれではないということですので、安心して読めますね。ローリングさんとしては、愛着ある登場人物たちに安寧を与えてあげたかったのでしょう。

ただしメインキャラの全員が無事で済むわけではありません
私としてもたいへん好きだったキャラなので、これは悲しかったです。
最終巻では個人的に別れが辛かったキャラクターが2人いました(※帰らぬ人となったのが2人だけだという意味ではありません)。

ひとまず今回をもって完結ということになりましょうが、ローリングさんが世界に数冊だけの外伝とかを作ったところをみても、今後続編なり外伝なりが出る可能性も期待できます。
できればそういうものも発表していただきたいですね。そしてどうかマイホームパパ以外の(笑)大人になったハリーの姿を見たいものです。

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