ステージの映像から抜き出した画像をご紹介した前回の記事に引き続き、当日の顛末をご報告したいと思います
今回の出番はお昼ですので、みんな頑張って早起きして朝9時に集合しました。
っていうか私はやっぱり徹夜だった。髪を巻いてるうちに朝になっちゃってマミちゃんが起きて来たときは目の前が真っ暗になったぜ。
しかし中途半端に寝て寝坊するよりは良かったんだと己に言い聞かせて会場へ
スタッフの方に楽屋の場所などを案内してもらい、生徒さん達が無事身支度にとりかかったのを見届けて、駐車場に戻って車内でまだ寝ている四代目と荷物を引き取りにいきました。
ベビーカーに乗せ替えても、道路をわたっていくつもの扉やエレベーターをくぐっても、相変わらず寝こけている四代目。
これほどガサツな人間(私)に運搬されても我関せずなのですから筋金入りです。
けっきょくリハーサルの時間になっても起きないので、ベビーカーのまま音合わせの場所へ移動しました。
スタッフの方に手伝って頂いて階段を上り、サブホール2階のホワイエへ。
このホワイエはけっこう広い上に、人通りもなくほとんど個室のような空間になっていて、確かに音合わせにピッタリの場所です。
リハーサルは一教室ずつ行われますので、まずはトップバッターである我々だけがホワイエに集まりました。
ほぼ同時にナタリーさん達もご到着。
寝こける四代目を見て爆笑するイオラニさん(笑)。
ウチの皆さんもナタリーさん達の姿に歓声を上げたり、思い思いに喋ったりしていますが、もちろんそんな音で起きる四代目ではありません。
そのままホワイエの片隅に放置しておく事にしました。
ナタリーさん達の生演奏によるリハーサルが始まりました。
まずはハナレイムーンから。
ホワイエに響きわたるナタリーさんとイオラニさんの生声にみんなウットリ
何度聴いても素晴らしいわ~。
というか、こうして聴くと英語の歌、しかも王道中の王道ソングもやっぱりいいもんだねぇ。
そして2曲目、初披露のhappy-go-lucky song(この名称気に入っちゃったわ)を踊ったところ、「ある箇所」でナタリーさん達が大ウケ!!
ナタリーさんは"I love it! I love it!!!"を連発するし、イオラニさんなんて演奏しながら爆笑してました。
そうなんです、この曲にはこういう反応が欲しかったんです!!
もっともここまでウケて頂けるとは思いませんでしたが。まぁ悪い意味で可笑しかった場合は逆に笑いを堪えると思うので(笑)、大変光栄な手応えです。
3曲目はイオラニさんの美しいギターの調べ&静かな歌い出しで始まる大作で、先程のポップな曲調とは打って変わって、美しい中にも切なさを感じる曲です。
踊った12人はみんなすっかりナタリーさんとイオラニさんのゴージャスな歌に感動してしまい、前回記事にも書いたけど「このリハーサルだけで満足!もう帰ってもいい」という問題発言まで飛び出しました(笑)。
4曲目は我々二人で踊るミーネイです。
いやはや、ナタリーさんは歌いながら我々の踊りにヒューヒュー言って下さってたけど、イオラニさんからもシャレイさんからもチョ~~~視線を感じて居たたまれなかったッス(笑)。
お嬢さんも一緒にリハーサル現場へお越しになっていて、しかも思いがけず熱心にご覧になってるのね。緊張したのなんの。
さて最後の5、6曲目だ。
って四代目まだ起きないよ。
私が「フラベイビーだよ~」と言ったらウザそうに一度目を開けたけれど、私や生徒さん達の声掛けも空しく、また寝てしまいました。ダメだこりゃ。
仕方ないのでそのままケアロハを踊り、フラベイビーから合流する生徒さん達が立ち位置につきました。
ここでダメ元でもう一度四代目を起こしに行ってみました。
そしたら起きたよあの女児。しかもふらつきながら立ち上がったよ。
どうやら四代目の「ぼくはふらべいびーをおどる」という信念はとにかくすべてに優先されるようで、あれほど嫌がっているドレスや髪飾りもフラベイビーの為なら受け入れるし、ものすごく朝が苦手でヘタすりゃ午後まで寝ているのに、午前中のレッスンで曲が流れると跳ね起きて稽古場に駆け込んで来るのです。
しかも、もう少しで踊りそびれるところだったのを後悔したのか、それからはずっとフラベイビーを踊るレッスンの時間帯には意図的に寝ないようにしているフシさえありました。
そういやイベント前夜だって、遅くまで寝ないのを「そうやっていつまでも起きてると明日フラベイビーが踊れないよ!」と脅したら大人しく引き下がったんだっけ。
寝床に引っ込んでからもしばらくフラベイビーを歌ってたけど(笑)。
そんなわけでこの時も彼女はフラフラしつつも自分の立ち位置へ。
寝起き直後のわりにはまともに踊っていました。
リハーサルという事でフルコーラスではなく中略がありましたが、彼女は踊りを歌詞で覚えているので、特に動じる事無く最後まで踊りました。
一体この女児の踊りに対するモチベーションの高さはどこから来ているのでしょうか。6~7歳くらいまでダンス屋の娘に生まれた事を嘆いていた私とはえらい違いです。これが隔世遺伝というヤツか…。
と言っても踊り終わったらただの寝ぼけた3歳児ですので、階段を降りなくちゃならないってのに「べびーかーでかえる」とかズレたことを抜かしてました(笑)。
そうそう。
こういうリハーサルの時なんかに関係のない人間がカメラや携帯を持って周囲をうろつく行為はドロボウと見なされて当然なので気をつけましょう。
まして、今回音合わせしたホワイエみたいに「他人が居る必要のない空間」だった場合、その空間に無意味に存在しているだけで疑いのまなざしを向けられても文句は言えません。
しかもカメラとかを某ミニにタコ芸人みたいな角度で構えていたらもう、完全に「私を怪しんで下さい」と言っているようなモノです(笑)。
もし一兆歩譲ってカメラの調子かなんかを確かめなきゃならないとしても、盗撮を疑われるようなタイミングや場所は厳に慎むべきでしょう。だからこそ、痴漢冤罪を恐れる男性は満員電車で両手を高々と上に挙げて乗っているわけで。
リハーサルだけでなく、本番中ならなおさらです。
自分達の作品を勝手にパクられたり、YouTubeにアップされたりするのを懸念する教室は決して少なくありません。
私も知らない人から「あなた達の発表会・イベント映像を見た」と言われると恐怖しか感じませんし、他の(ウチよりずっと大手の)お教室の主宰の先生やアラカイの方々も同じ事をおっしゃってました。
とりわけ今回のように自分の教室の演目さえも撮影に(有料の)許可が要る場合や、主催者側で公式映像を撮影するような場合、これを部外者が無許可で撮影するのはモラル以前に犯罪です。
したがって,リハーサルであれ本番であれ、関係者以外の団体が踊っている場合、それこそ満員電車で両手を上げている男性と同じく、カメラを明後日の方向に向けたり電源が切れているのがハッキリ分るようにしたりして、「決して盗撮を疑われない状態」にしておくのが最低限の常識ですね。
もちろん、スタッフや周囲の人から盗撮の疑いをかけられた場合は、女々しくシカトしたりせずに「撮ってない事」を言葉と態度でアピールしましょう(まあ「疑い」ではなく「事実」だったんならシカトする他ないでしょうが、それでは愚かにも自らクロだと言っているのと同じです)。
私なんかこないだ色んな団体が出たイベントで、ウチ以外の団体の出演時はわざわざカメラを上空に向けたり三脚だけ残してカメラ本体を撤去したりして、誰も見てなかろうが全力で「撮ってませんアピール」に励みましたぜ(笑)。
だいたいそんな、人目を憚りながら盗撮したような代物じゃ、劣化コピーの役にすら立ちませんよ。
そもそも盗撮に走らなきゃならない時点でセンス的にそうとう残………いや、流石にこれ以上の猛毒はやめておこう。オモテ記事では(笑)。
…すいません、話題が説教案件に及ぶとついウザイ教師のように長々と説教してしまいます。
でもホント、「身内や仲の良い相手を本人公認のもとで撮影する」のと「よからぬ目的を持って無許可で撮る」のでは大いに意味が違ってきますから、この件は撮る側も撮られる側もおざなりには出来ないと最近とみに思うのであります。
もちろん、イベントを主催する方々もこの件は決して面倒くさがらず徹底的に取り組んで頂きたいものです。そういう所がしっかりしている会社や団体なら、私達出演者も安心して全幅の信頼を置けるのですから。
う~む、説教してたらどこまで話したか分らなくなってしまったぞ(笑)。
そうだ、リハーサルが終わったとこまでだから、次は場当たりですね。
場当たりは設営が終わり本番同様の状態になったサブホールのステージで行われました。
持ち時間は1曲3分、つまり我々は18分頂きましたが、練習を重ねた甲斐あって、全曲やってなおかつ我々二人のミーネイの立ち位置をこの場で初めて決めても時間がメチャクチャ余りました。
そこで残りの数分は平等に全員で舞台に上り、それぞれが自分の立ち位置を確かめる作業をしました。
四代目はこの頃にはすでにバリバリ起きていて、無駄にピョンピョンしています。踊りを覚えるときの驚異的な集中力や本番での度胸などどこへやら、こういうアホっぽい動作は完全にただの3歳児です。
本人もそれを自覚しているらしく、私に「まったくバカだねあんたは」と言われると、「ぼくばかじゃないもん!ふらべいびーおどれるもん」と言い返してきます。
自称バカじゃない四代目が楽屋で手近な紙(あああそれはイベント関連書類!!!)に謎の暗黒物質を書きなぐっているうちに、ドサクサに紛れて彼女の着替えをすませました。
ついに出来上がったぜフラベイビー衣装・完全版
ちなみに彼女のククイレイは私がブレスレットをばらして手作りしたものです。
将来の伸びしろを考慮して、リボンを長めにとりました。
っつーか前夜にこういう事してるから寝る時間なくなるんだよ。
お花はみんなの分と一緒に頼んでおいたもので、数年越しに使う事が出来て本当に良かったよ~~
彼女はありとあらゆる髪飾りをいやがった時期があまりにも、あまりにも長くて、この花の出番は一生無いものと諦めていました。
まさか「これを付けて踊るんだよ!」の一言が魔法の呪文だとは夢にも思わなかったぜ。
女の子らしいドレスや髪飾りをいやがるお嬢さんをお持ちのお母さん方は、ダンスをエサに説得するとイケるかもしれませんよ
但しウチのボクっ娘の場合、ドレスや髪飾りを許容するのは本当に踊る為だけに特化されているので、踊る時には喜んで着てい(るように見え)ても、ダンスが絡まない時には相変わらず嫌がります(例:ディズニープリンセス仮装)。
このドレスを着ている四代目、嬉しそうに見えるでしょう?
私もウッカリ「おお、いよいよ女装に目覚めたか!」と期待しましたわよ。自分でも鏡を見て満足そうにしてましたからね。
でも…でもねえ、本番が終わって楽屋に戻ったらやっぱり自らソッコー脱ぎ始めたのです
あまつさえ、花も引きちぎらんばかりの勢いで引っ張って……。
彼女が満足そうにしてたのは「ドレスを着た自分」ではなく、あくまでも「ドレスを着て踊ること」に対してなんですねえ。
まあしかし、本人がそんなにもやる気を出しているだけあって、舞台上の彼女は「バカ親に同じコスプレをさせられている3歳児」に留まらないパフォーマンスをしています。
しかも踊り自体、1ヶ月弱前のオリオンスクエアで踊ったときよりも確実にレベルアップしていました。
練習では出来ていなかったのに、本番で初めて出来た箇所さえあります。
また、彼女はどういう動きをすると客席が沸くかを自分なりに学習しているようです。
しかし、客席を沸かせる方向性を見誤ってしまうとそれは「媚」になり、見苦しいケイキチャンになってしまいます。
そうならないよう、正しい方向に導くのは私の役目だな。うむ、頑張ろう。
彼女が自己満にとどまらず、はたまた大人に媚びるケイキチャンでもなく、「根拠あるプライド」を持った誇り高きダンサーになれるように、私の30年分の経験を存分に活かして行きたいと思っておりまする。
終わった後の記念撮影がこちらです。
背景が何ともバックステージっぽくてイイ感じ!
というか結構良いですねサブホール。ちょっと小さいのでウチの主宰の発表会などには不向きだけれど、小さいからこその客席との近さは小さなハコを好む私には嬉しかったですし、なかなかセンスの良い内装も良かったです。
イポレイマヌの出演メンバー。急ピッチで仕上げた曲を頑張って踊りました
そしてケアロハ&フラベイビー組。イベント最後を締めくくるに相応しくゴージャスに踊れました
残念だったのは、最初の曲の出演者であったティアレの皆さんと撮れなかった事です
せめて踊ってるときの写真を楽しみに待つと致しましょう
ちなみに終了後、一部のメンバーは某和食ファミレスにて打ち上げを行いました。
打ち上げっつっても酒は無いんだけどね(爆)。
酒の代わりにドリンクバーで喉を潤しました。うむ、アルコールが入ってなくても、乾いた喉には十分な癒しです
そんなわけで長い長い一日が終わりました……と思って時計を見たらまだ夜の6時7時だったので驚きました。
しかし身体はすっかり夜だと思い込んだらしく、帰宅したら15時間くらい寝こけてしまいましたとさ
次の記事では四代目のステージ画像特集をお送りしますね
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今回の出番はお昼ですので、みんな頑張って早起きして朝9時に集合しました。
っていうか私はやっぱり徹夜だった。髪を巻いてるうちに朝になっちゃってマミちゃんが起きて来たときは目の前が真っ暗になったぜ。
しかし中途半端に寝て寝坊するよりは良かったんだと己に言い聞かせて会場へ
スタッフの方に楽屋の場所などを案内してもらい、生徒さん達が無事身支度にとりかかったのを見届けて、駐車場に戻って車内でまだ寝ている四代目と荷物を引き取りにいきました。
ベビーカーに乗せ替えても、道路をわたっていくつもの扉やエレベーターをくぐっても、相変わらず寝こけている四代目。
これほどガサツな人間(私)に運搬されても我関せずなのですから筋金入りです。
けっきょくリハーサルの時間になっても起きないので、ベビーカーのまま音合わせの場所へ移動しました。
スタッフの方に手伝って頂いて階段を上り、サブホール2階のホワイエへ。
このホワイエはけっこう広い上に、人通りもなくほとんど個室のような空間になっていて、確かに音合わせにピッタリの場所です。
リハーサルは一教室ずつ行われますので、まずはトップバッターである我々だけがホワイエに集まりました。
ほぼ同時にナタリーさん達もご到着。
寝こける四代目を見て爆笑するイオラニさん(笑)。
ウチの皆さんもナタリーさん達の姿に歓声を上げたり、思い思いに喋ったりしていますが、もちろんそんな音で起きる四代目ではありません。
そのままホワイエの片隅に放置しておく事にしました。
ナタリーさん達の生演奏によるリハーサルが始まりました。
まずはハナレイムーンから。
ホワイエに響きわたるナタリーさんとイオラニさんの生声にみんなウットリ
何度聴いても素晴らしいわ~。
というか、こうして聴くと英語の歌、しかも王道中の王道ソングもやっぱりいいもんだねぇ。
そして2曲目、初披露のhappy-go-lucky song(この名称気に入っちゃったわ)を踊ったところ、「ある箇所」でナタリーさん達が大ウケ!!
ナタリーさんは"I love it! I love it!!!"を連発するし、イオラニさんなんて演奏しながら爆笑してました。
そうなんです、この曲にはこういう反応が欲しかったんです!!
もっともここまでウケて頂けるとは思いませんでしたが。まぁ悪い意味で可笑しかった場合は逆に笑いを堪えると思うので(笑)、大変光栄な手応えです。
3曲目はイオラニさんの美しいギターの調べ&静かな歌い出しで始まる大作で、先程のポップな曲調とは打って変わって、美しい中にも切なさを感じる曲です。
踊った12人はみんなすっかりナタリーさんとイオラニさんのゴージャスな歌に感動してしまい、前回記事にも書いたけど「このリハーサルだけで満足!もう帰ってもいい」という問題発言まで飛び出しました(笑)。
4曲目は我々二人で踊るミーネイです。
いやはや、ナタリーさんは歌いながら我々の踊りにヒューヒュー言って下さってたけど、イオラニさんからもシャレイさんからもチョ~~~視線を感じて居たたまれなかったッス(笑)。
お嬢さんも一緒にリハーサル現場へお越しになっていて、しかも思いがけず熱心にご覧になってるのね。緊張したのなんの。
さて最後の5、6曲目だ。
って四代目まだ起きないよ。
私が「フラベイビーだよ~」と言ったらウザそうに一度目を開けたけれど、私や生徒さん達の声掛けも空しく、また寝てしまいました。ダメだこりゃ。
仕方ないのでそのままケアロハを踊り、フラベイビーから合流する生徒さん達が立ち位置につきました。
ここでダメ元でもう一度四代目を起こしに行ってみました。
そしたら起きたよあの女児。しかもふらつきながら立ち上がったよ。
どうやら四代目の「ぼくはふらべいびーをおどる」という信念はとにかくすべてに優先されるようで、あれほど嫌がっているドレスや髪飾りもフラベイビーの為なら受け入れるし、ものすごく朝が苦手でヘタすりゃ午後まで寝ているのに、午前中のレッスンで曲が流れると跳ね起きて稽古場に駆け込んで来るのです。
しかも、もう少しで踊りそびれるところだったのを後悔したのか、それからはずっとフラベイビーを踊るレッスンの時間帯には意図的に寝ないようにしているフシさえありました。
そういやイベント前夜だって、遅くまで寝ないのを「そうやっていつまでも起きてると明日フラベイビーが踊れないよ!」と脅したら大人しく引き下がったんだっけ。
寝床に引っ込んでからもしばらくフラベイビーを歌ってたけど(笑)。
そんなわけでこの時も彼女はフラフラしつつも自分の立ち位置へ。
寝起き直後のわりにはまともに踊っていました。
リハーサルという事でフルコーラスではなく中略がありましたが、彼女は踊りを歌詞で覚えているので、特に動じる事無く最後まで踊りました。
一体この女児の踊りに対するモチベーションの高さはどこから来ているのでしょうか。6~7歳くらいまでダンス屋の娘に生まれた事を嘆いていた私とはえらい違いです。これが隔世遺伝というヤツか…。
と言っても踊り終わったらただの寝ぼけた3歳児ですので、階段を降りなくちゃならないってのに「べびーかーでかえる」とかズレたことを抜かしてました(笑)。
そうそう。
こういうリハーサルの時なんかに関係のない人間がカメラや携帯を持って周囲をうろつく行為はドロボウと見なされて当然なので気をつけましょう。
まして、今回音合わせしたホワイエみたいに「他人が居る必要のない空間」だった場合、その空間に無意味に存在しているだけで疑いのまなざしを向けられても文句は言えません。
しかもカメラとかを某ミニにタコ芸人みたいな角度で構えていたらもう、完全に「私を怪しんで下さい」と言っているようなモノです(笑)。
もし一兆歩譲ってカメラの調子かなんかを確かめなきゃならないとしても、盗撮を疑われるようなタイミングや場所は厳に慎むべきでしょう。だからこそ、痴漢冤罪を恐れる男性は満員電車で両手を高々と上に挙げて乗っているわけで。
リハーサルだけでなく、本番中ならなおさらです。
自分達の作品を勝手にパクられたり、YouTubeにアップされたりするのを懸念する教室は決して少なくありません。
私も知らない人から「あなた達の発表会・イベント映像を見た」と言われると恐怖しか感じませんし、他の(ウチよりずっと大手の)お教室の主宰の先生やアラカイの方々も同じ事をおっしゃってました。
とりわけ今回のように自分の教室の演目さえも撮影に(有料の)許可が要る場合や、主催者側で公式映像を撮影するような場合、これを部外者が無許可で撮影するのはモラル以前に犯罪です。
したがって,リハーサルであれ本番であれ、関係者以外の団体が踊っている場合、それこそ満員電車で両手を上げている男性と同じく、カメラを明後日の方向に向けたり電源が切れているのがハッキリ分るようにしたりして、「決して盗撮を疑われない状態」にしておくのが最低限の常識ですね。
もちろん、スタッフや周囲の人から盗撮の疑いをかけられた場合は、女々しくシカトしたりせずに「撮ってない事」を言葉と態度でアピールしましょう(まあ「疑い」ではなく「事実」だったんならシカトする他ないでしょうが、それでは愚かにも自らクロだと言っているのと同じです)。
私なんかこないだ色んな団体が出たイベントで、ウチ以外の団体の出演時はわざわざカメラを上空に向けたり三脚だけ残してカメラ本体を撤去したりして、誰も見てなかろうが全力で「撮ってませんアピール」に励みましたぜ(笑)。
だいたいそんな、人目を憚りながら盗撮したような代物じゃ、劣化コピーの役にすら立ちませんよ。
そもそも盗撮に走らなきゃならない時点でセンス的にそうとう残………いや、流石にこれ以上の猛毒はやめておこう。オモテ記事では(笑)。
…すいません、話題が説教案件に及ぶとついウザイ教師のように長々と説教してしまいます。
でもホント、「身内や仲の良い相手を本人公認のもとで撮影する」のと「よからぬ目的を持って無許可で撮る」のでは大いに意味が違ってきますから、この件は撮る側も撮られる側もおざなりには出来ないと最近とみに思うのであります。
もちろん、イベントを主催する方々もこの件は決して面倒くさがらず徹底的に取り組んで頂きたいものです。そういう所がしっかりしている会社や団体なら、私達出演者も安心して全幅の信頼を置けるのですから。
う~む、説教してたらどこまで話したか分らなくなってしまったぞ(笑)。
そうだ、リハーサルが終わったとこまでだから、次は場当たりですね。
場当たりは設営が終わり本番同様の状態になったサブホールのステージで行われました。
持ち時間は1曲3分、つまり我々は18分頂きましたが、練習を重ねた甲斐あって、全曲やってなおかつ我々二人のミーネイの立ち位置をこの場で初めて決めても時間がメチャクチャ余りました。
そこで残りの数分は平等に全員で舞台に上り、それぞれが自分の立ち位置を確かめる作業をしました。
四代目はこの頃にはすでにバリバリ起きていて、無駄にピョンピョンしています。踊りを覚えるときの驚異的な集中力や本番での度胸などどこへやら、こういうアホっぽい動作は完全にただの3歳児です。
本人もそれを自覚しているらしく、私に「まったくバカだねあんたは」と言われると、「ぼくばかじゃないもん!ふらべいびーおどれるもん」と言い返してきます。
自称バカじゃない四代目が楽屋で手近な紙(あああそれはイベント関連書類!!!)に謎の暗黒物質を書きなぐっているうちに、ドサクサに紛れて彼女の着替えをすませました。
ついに出来上がったぜフラベイビー衣装・完全版
ちなみに彼女のククイレイは私がブレスレットをばらして手作りしたものです。
将来の伸びしろを考慮して、リボンを長めにとりました。
っつーか前夜にこういう事してるから寝る時間なくなるんだよ。
お花はみんなの分と一緒に頼んでおいたもので、数年越しに使う事が出来て本当に良かったよ~~
彼女はありとあらゆる髪飾りをいやがった時期があまりにも、あまりにも長くて、この花の出番は一生無いものと諦めていました。
まさか「これを付けて踊るんだよ!」の一言が魔法の呪文だとは夢にも思わなかったぜ。
女の子らしいドレスや髪飾りをいやがるお嬢さんをお持ちのお母さん方は、ダンスをエサに説得するとイケるかもしれませんよ
但しウチのボクっ娘の場合、ドレスや髪飾りを許容するのは本当に踊る為だけに特化されているので、踊る時には喜んで着てい(るように見え)ても、ダンスが絡まない時には相変わらず嫌がります(例:ディズニープリンセス仮装)。
このドレスを着ている四代目、嬉しそうに見えるでしょう?
私もウッカリ「おお、いよいよ女装に目覚めたか!」と期待しましたわよ。自分でも鏡を見て満足そうにしてましたからね。
でも…でもねえ、本番が終わって楽屋に戻ったらやっぱり自らソッコー脱ぎ始めたのです
あまつさえ、花も引きちぎらんばかりの勢いで引っ張って……。
彼女が満足そうにしてたのは「ドレスを着た自分」ではなく、あくまでも「ドレスを着て踊ること」に対してなんですねえ。
まあしかし、本人がそんなにもやる気を出しているだけあって、舞台上の彼女は「バカ親に同じコスプレをさせられている3歳児」に留まらないパフォーマンスをしています。
しかも踊り自体、1ヶ月弱前のオリオンスクエアで踊ったときよりも確実にレベルアップしていました。
練習では出来ていなかったのに、本番で初めて出来た箇所さえあります。
また、彼女はどういう動きをすると客席が沸くかを自分なりに学習しているようです。
しかし、客席を沸かせる方向性を見誤ってしまうとそれは「媚」になり、見苦しいケイキチャンになってしまいます。
そうならないよう、正しい方向に導くのは私の役目だな。うむ、頑張ろう。
彼女が自己満にとどまらず、はたまた大人に媚びるケイキチャンでもなく、「根拠あるプライド」を持った誇り高きダンサーになれるように、私の30年分の経験を存分に活かして行きたいと思っておりまする。
終わった後の記念撮影がこちらです。
背景が何ともバックステージっぽくてイイ感じ!
というか結構良いですねサブホール。ちょっと小さいのでウチの主宰の発表会などには不向きだけれど、小さいからこその客席との近さは小さなハコを好む私には嬉しかったですし、なかなかセンスの良い内装も良かったです。
イポレイマヌの出演メンバー。急ピッチで仕上げた曲を頑張って踊りました
そしてケアロハ&フラベイビー組。イベント最後を締めくくるに相応しくゴージャスに踊れました
残念だったのは、最初の曲の出演者であったティアレの皆さんと撮れなかった事です
せめて踊ってるときの写真を楽しみに待つと致しましょう
ちなみに終了後、一部のメンバーは某和食ファミレスにて打ち上げを行いました。
打ち上げっつっても酒は無いんだけどね(爆)。
酒の代わりにドリンクバーで喉を潤しました。うむ、アルコールが入ってなくても、乾いた喉には十分な癒しです
そんなわけで長い長い一日が終わりました……と思って時計を見たらまだ夜の6時7時だったので驚きました。
しかし身体はすっかり夜だと思い込んだらしく、帰宅したら15時間くらい寝こけてしまいましたとさ
次の記事では四代目のステージ画像特集をお送りしますね
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