舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

徒然なるままに昨日の記事について

2016-08-14 04:32:38 | ダンス話&スタジオM
皆様こんばんは。


昨日投稿した良い指導者の見分け方についての記事や、それに関連したツイートに、何人もの方から「いいね」を頂きまして本当にありがとうございます


それを拝見して感じたのは、やはり「アヤシイ自称先生」について思うところのある方は多いんだろうな〜という事です。
自分がフラの事を真剣に考えていればいるほど、そうじゃないのにちゃっかり先生をやっちゃってる人に対して「オイィィィィィ‼︎」な気持が高まるものですよね。


私は今まで随分な数のアヤシイ先生にお目にかかって参りましたが、アヤシイ先生には先生なりに色々言い分がありまして、そんな言い分というか逃げ場を作ってまで先生やりたいもんなのかなあ…と首を傾げざるを得ない珍主張・迷主張をさんざん耳にして来ましたので、そちらの方も今度取り上げたいと思います。


一つ言える事は、どんなに理由をつけて逃げ場を作ろうが、虎の威を借りようが、「先生」を名乗る以上はプロであるという事です。
プロであるとはどういう意味か?
先生ぶって威張れるという意味じゃありません。バックダンサーを従えて自分だけ上等な衣装でお姫様役をやれるという意味でもありません。

プロに求められるのは実力です。それもダンサーとしてと指導者としての両方で。泥棒捕まえてから縄をなってるようじゃダメですよ。
プロに求められるのは重い責任です。本物のフラを正しく伝えなければなりません。教えた相手に対してだけでなく、教えたフラを人前で披露する事で、お客様のフラに対する印象を決定づけてしまう場合さえあるのです。
プロに求められるのは創造力です。振付くらい自分で作れないと先生とはいえません(別にそれを人前で披露したり教えたりする為じゃなく、振付は踊りのプロとして必要最低限のスキルの一つです)。
プロに求められるのは飽くなき向上心です。仕入れてきた振付を自転車操業状態で教えているだけでは、およそ自分の向上は望めません。最も優れた学び手が最も優れた指導者になるのです。



余談として自分の事も書いときましょう。
私はフラ歴30年、まあ教えていると言えるようになってからは10年ってところでしょうか、つまりフラを始めてから教えるまでに20年かかりましたが、これは決して年数として十分だとは思っていません。今後ももっと勉強せねば。

これまでの人生でダンサーとして絶望にばかり直面して来ました。いつも己の才能の無さを痛感しています。それは自分の母親が踊る為に生まれて来たような人間で、師事した先生方(フラ以外も含め)もそんな天性のダンサーばかりだったからです。
母がお手本を見ただけでカメレオン化しているのを横目で見ながら、私は彼女よりだいぶ理詰めでダンスを習得して参りました。
ただ、そういう経験を経たからこそ、踊る為に生まれて来た母とはまた違う方向からのレッスンが出来ると信じて精進しています。

天性のダンサーでない私には辛い事も多いですが、それでも続けているのは、もちろんウチの生徒さん達が楽しんでくれて上達してくれるのが嬉しい事に加え、日本でもっとフラに対する理解が深まり、本物を見分けられる人が増えて欲しいという夢があるからです。

本来フラはとても美しい踊りである事。その中でも「ハワイらしいフラ」が存在している事。
美しいだけでなく、ハワイらしい事も非常に重要です。
その辺りの認識が広まり、一人でも多くの日本人フラ・ダンサーが美しくてハワイらしいフラを目指すようになったら、どんなに素晴らしいだろうと思います。





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8月13日(土)のつぶやき

2016-08-14 02:53:48 | 徒然話

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