舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2014 Hula on ASUKA II (5)

2014-12-04 04:34:55 | おでかけ
11月23日(日)、飛鳥フラ三昧クルーズは四日市港で3日目の朝を迎えました。




もちろん3日目も朝からガッツリ行きます。
魚が食べられなくても十分に美味しい
四代目が完全に寝ており15kgの米俵化していたので我々は断念しましたが、ウチの皆さんは上階の洋食バイキングにも行ってコーヒーを堪能してらっしゃいました


しかしそれにしてもガッツリ寝まくってるな四代目。
昨日も深夜までトバしてたからそれなりに疲れてるんですかね。




昼食の時間になってもこんな有様でした(笑)。
ちなみにこの日もランチは和食にしました。ちらし寿司美味しかった~




船は夕方まで四日市にいました。
ウチの皆さんはちょっとばかし外に行って来たんですって。いいなぁ。




昼食の時点でまだ夢うつつだった四代目も、午後のベーシックレッスンの時間になり「ほら踊るよ!」と言ったらキラーンと覚醒しました。

この日は一回だけキナさんとカラニさんによるフラの基礎講座が開催されたのです。
本当は昨日のナニ先生のレッスンよりも前にこの講座があった方が初心者のお客さんのためには良かったと思いますが、スケジュールの関係で難しかったのでしょうな。
それでも寄港中にもかかわらず多くの方が参加していらっしゃいました。


実は私、幾つになってもベーシッククラスを受けるのが大好きだったりします。
新たに学ぶ事が必ずありますからね。
今回も「ほ~~なるほど」と思った事がいっぱいありました。
例えば「ハワイ島のスタイルは比較的ステップの歩幅が大きい」とかね。

何よりもいちばん印象に残ったのは、正しい「ハワイのフラ」を説明している過程でキナさんがおっしゃった「『フラダンスってこういうの(※マンナンライフの蒟蒻畑のCMでクネクネしてるねーちゃんをご想像下さい)でしょ?』とか言われるとちょっと傷つくんだよね…」というコメント、これには私も深く深くうなずきました。
やっぱりハワイの人に対して恥じるところの無いフラを踊りたいものです。


そんなわけで、「正しいフラ」とは何か自分なりに考えながらこのレッスンを受けていたわけですが、とにかく思ったのは、スタイルの違いこそあれ、いちばん大切なのは「バランス」だなと思いました。

たとえば先程言ったように、キナさん曰くハワイ島のフラのスタイルは歩幅が大きめだそうです。
しかし、クムの歩幅が60cmだったとして、じゃあ自分の歩幅も60cmにしたらそれだけでクムと同じスタイルになれていると思ったらとんでもないです。
歩幅が60cmなら、ヒップのスウェイも上半身の使い方もそれに相応しいもの=バランスの取れた状態でなければなりません。
脚ばっかり60cm開いても、上半身が反対側に逃げてしまったり、ヒップの揺れが自然とステップについて来ずわざとらしいモノになってしまったりしたら、それはそのクムのスタイルとは全く異なる代物です。
もし誰かの踊りを観て「このダンサーは歩幅が大きすぎて変だなあ」と思ったら(歩幅の小さいスタイルのダンサーはえてしてそのように感じがちです)、それはその人の歩幅が大きすぎる事自体のせいではなく、大きな歩幅に対して他の部分のバランスが取れていないのが原因だと思います。

あるスタイルが正しく「身についている」と言えるのは、歩幅など分りやすい指標に留まらず、全身の動作すべてがそのスタイルにおける「正しいバランス」を保っている状態なのではないでしょうか。
分りやすい「カタチ」だけがそのフラのスタイルを形成しているわけではない。コレとっても重要です。

キナさんやカラニさんはもちろん、同じハワイ島であるナニ先生とお弟子さん達も、ウチ辺りのスタイルと比べるとかなり歩幅が大きいですし「やっぱりオアフ島とは違うなあ」という印象ですが、それでも全身の動きのバランスが取れていれば美しいと感じるものです。


カホロの3ステップ/4ステップの違いも同様です。
ものすご~く乱暴に言っちゃうと、カホロの4拍目でタップするのが4ステップ、しないのが3ステップですね。
3ステップか4ステップかは見りゃ誰でも分るものなので、ついコレだけをつかまえてスタイルの違いについて語りたがる人が多いけれど、実際の「スタイルの違い」ってのはそんな単純なモノじゃないんですよ。

で、3ステップのスタイルのところって近年結構見かけるんですが(ちなみにウチは違います)、残念ながら必ずしもすべての3ステップのスタイルの(と標榜している)お教室が正しく使いこなせているかと言ったらそうではありません。
悪い例を挙げるとイロイロ差し障りがありますので(笑)、良い例を挙げるなら、ジョニ御大のアラカイでありナターシャ・オダさんのお母様であるディーディーさんのカホロは理想的な3ステップの在り方だと思います。
長年4ステップで踊って来た母マミちゃんは前々から3ステップのカホロについて、ある問題点を指摘していたのですが、ディーディーさんのやり方だとその問題が起きない(あるいはごく自然にやり過ごせる)事を発見しました。
ですから、ディーディーさんのフラこそ3ステップのカホロに相応しいバランスが取れた踊り方、すなわち「スタイルが正しく身についている状態」といえます。
「4拍目でタップしなきゃディーディーさんと同じに踊れている」なんて、安易な問題じゃないのですね。


いかん、話題が思いっきり飛鳥から遠のいてしまった(笑)。
レッスンを受けてもショーを観ても、ついついフラについて四方八方に思考の触手を伸ばしてしまう触手フェチの筆者であった(変態か)。


その他にキナさんがおっしゃった事としては、「手首を使って柔らかくモーションをつけること」でしょうか。
これまたバランスが重要でして、キナさんのお手本をよく見ていると、「柔らかく」とは言っていてもあくまでも自然に見える範疇な訳で、闇雲に柔らかくすれば良いのではないのですね。
「柔らかく」と言われると極端に手首をカマキリのごとく持ち上げたくなったり、アップダウンをつける振付だと膝カックンされたかのように激しく沈みたくなったりしがちですが、コロッケさんのモノマネじゃあるまいし、先生のお手本を良く見て誇張しすぎないように注意することが必要です。


やっぱりベーシッククラスは為になるなぁ
というかベーシッククラス(及びそこで考えたこと)の記述に時間をかけ過ぎてもうすぐ5時だ(笑)。
すみません、続きはまた明日という事で





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